えねい建設・社長ブログ

社長専用ブログです。家づくりや日常あれこれについて語ります。

人間として

2009-01-29 08:43:05 | Weblog
この二日間でいい勉強をした。
U家の悲しい出来事。
通夜、そしてお別れの式。
こんなにも悲しく、辛い葬儀は今までにも無かったような気がする。
今までに私にしてくれた、数々の優しさを思い出すだけでも、涙が出てくる。
血が繋がっていないのになぜだろう。
真剣に考えた。
通夜式にも遠方から、若い方々が駆けつけてきた。
サッカーの仲間、野球部の仲間。
付き合いで手を合わせるのではなく、本当に心を込めた、合掌。
奥さんを偲ぶために集まった。
マスターの泣き崩れた、顔を見ただけでも、涙がこぼれる。
覚悟はしていたが、これほど辛いとは想像を絶した。
笑顔でほほ笑む、遺影写真を見ただけでもダメでした。
安らかに眠った顔。
目を閉じて、笑顔の無い奥さんの顔は初めて見た。
「別人」と思いたかった。
笑顔の無いこの人は、奥さんでは無い、とも思った。
しかし、現実を見つめ直した。受け止めなければならない。
この二日間、人間としてどの様に生きていくのかを改めて学んだ。
決して、人の悪口を言わなかった、奥さん。
地味で人前でしゃべるのが苦手、前に出る事は無く、後方で皆を支えていた。
我慢強く、決して弱音を吐かない。
何よりも、お店が大切、駆けつけてくれるお客様の事を考えていた。
弔辞の中で、娘さんが語った言葉。
「人に何をしてあげたなんてことは、考えない。人に何をしてもらったのか、
感謝の気持ちを忘れないように」と教育された。
この言葉が全てでした。
奥さんの人間としての生き方。
だからこそ、皆お別れの時に、集まるのだ。
付き合いの葬式では無く、本当に心がこもった気持ちで臨んでいた。
あんなにも、皆、涙を流す葬儀は見たことが無い。
それだけ、奥さんとの別れを悲しみ、体中にしみついた腫瘍を憎んだ。
人間の生き方、その評価は最後の時を迎えた時に現れるものだと感じた。
どのような人生を送ったのか、人間は決して一人では生きていけない。
誰かに支えられているものだ。
人にどれだけの事をしたのではなく、どれだけの方に支えられたのかを、振り返らなければならない。
そのことを、奥さんから改めて学んだ。
今の自分を振り返ってみよう。
支えられているのに感謝の気持ちが薄いのでは。
当たり前と思っているのではないか。
到底、奥さんの「感謝の気持ち」を大切にしていない。
それが現実化もしれない。
奥さん、ありがとう、生きていくのに本当に大切な事を最後の最後で改めて教えてくれた。
残された、マスターをはじめ遺族の方々心配は尽きないでしょうが、ゆっくり休んでください。
そして、いつか私もそばに行った時又、おいしい料理をマスターと一緒に作ってくださいね。
その時まで、待っていて下さい。
人間として、生きていく事を改めて考えさせられました。

Sさん、ありがとうございます。

2009-01-27 11:41:07 | Weblog
先日、Sさんから、ご紹介を受けたお客様から、「頼む」の返事が来た。
話を頂いたのは先週末。
限られた時間の中、設計、積算を進め、お陰さまで制約の運びとなりました。
競合他社もある中、とても嬉しい事です。
作業は2月2日より、2週間にわたる工事です。
新たにチャレンジをしていく、お客様のお手伝いが出来、このゆえない幸せです。
早々、Sさんにお礼の電話「いつもお世話になっていますから、恩返しですよ」
この台詞はたまらなく、そしてありがたい。
紹介を受けるほど、改めて責任感を感じる。
工事中、ミスのないよう作業を進めていきます。

悲しい知らせ

2009-01-25 15:19:03 | Weblog
昨日、辛い一報が入った。
昨年より、療養していた私にとって大切な方が他界された。
覚悟は出来ていたがやはり辛い。
乳癌と戦い続け、2年の月日。
術後経過は良好と聞いた時もあったが、憎い腫瘍は全身にまで広がってしまった。
入院中、見舞いに訪ねたとき「えねいさん、覚悟しておいてよ」なんて冗談交じりの話もしたが、今はもう話すら出来ない。
葬儀は今週、執り行う。
今まで携わってきた、人たちには出来るだけ連絡を取りたい。
そして、「ありがとう」を告げたい。
随分、励まされ、助けられてきた存在。
救いは、最後の瞬間、家族が皆、集まった状態の時に息を引き取った事です。
誰にも分からず、居ない状態ではなかったのではない事が、唯一の喜び。
今週、葬儀の際、ご家族の方々と顔を合わせたとき、平常心でいられるのか、
何て言葉を掛けてあげたらいいのかが分からない。
今は、辛い闘病生活からやっと楽になれたことを喜んであげるしかない。
心より、冥福を祈りたい。

不覚にも

2009-01-24 09:42:48 | Weblog
ブログが更新されていなかったのは、なんとも情けない体調不良で、会社を先日休んでいました。
1月21日の朝からなんとなくお腹の調子が悪く、スッキリしない一日のスタート。
午後になり、熱っぽいと感じ、体温計を入れてみると、滅多に熱の上がらないこの私が37度をオーバー。
夕方になり、フラフラ状態。
会社は早めに切り上げ、寝床に突入。
後は便所の往復。
ごめんなさい、汚いけど下から止まりません。
夜中中、便所を離れる事が出来ずもうダウン。
翌朝、なんとか起きるのですが、フラフラ、
当日のスケジュールの変更を指示して一日寝ていました。
正露丸を沢山飲み続け、翌日の大切な会議、そして新年会をなんとかこなしましたがやっぱりきつかったですね。
原因が分からず、働いていますが今、インフルエンザが大流行の中、皆さん十分気をつけてくださいね。

責任の重さ

2009-01-21 08:11:45 | Weblog
目覚めたと同時にテレビを見ました。
アメリカ新大統領のパレードが映し出されております。
新大統領、オバマ氏が専用車から飛び出し、これから始まる厳しく、楽しみな道を歩く姿を見る事が出来ました。
昨年より始まった、大統領選挙。
彼の演説は何度か拝見いたしました。
なるほど、説得性がある、又具体的な政策も盛り込まれている、彼ならやってくれるのだろうと、大統領に就任することを確信していました。
短い時間の中でしたが、本日の就任の挨拶の中「肌の色が違っても我々はひとつ」
この台詞には寒気がするほど感動しました。
「60年前、レストランに入ることを拒まれた父親の息子が今、こうしてあめりか合衆国の大統領になったのです」
この発言はショッキングでした。
オバマ氏の年齢が私と同じ世代ということで、非常に親近感があります。
逆に嫉妬感さえ覚えます。
アメリカを背負った男。
彼の手腕で世界が変わると言っても過言ではないでしょうね。
真のリーダーシップが試される時代です。
「責任の重さ」という言葉も使っていました。
過剰すぎる期待感に押しつぶされず、是非改革をしてもらいたいものです。
応援いたします。

選挙ですね

2009-01-20 14:58:48 | Weblog
今年、3月静岡市議会選挙があります。
各、陣営動き始めてきましたね。
本日、地元で活躍されている現職議員さんが挨拶にきました。
意気込みを聞いていますと「今年は辞められる現職議員もたくさんいます、その分
出馬数が減っていく中、獲得票を多く取らないと厳しくなってきます、景気そのものの後退で企業さんの応援が厳しい、いずれにしても大変な選挙になりそうです」
と語る候補者。
我々もお世話になっている企業さんからの推薦などあり、「誰にしたらよいのだろう、この人を立てれば、この人の顔が立たない」などなど、難しい問題です。
組織票というのも、実際のところ分かりませんよね。
やっぱり地元を中心とした活動が望ましいでしょう。
今まで現職で活動してきた結果が問われます。
選挙が近くなってきたから顔を出す候補者は沢山います。
やっぱり、普段の付き合いが大切ですよね。
この件は我々の商売にも大いに繋がることですね。

驚きの再会

2009-01-19 16:54:35 | Weblog
本日、ある方との驚きの再会をした。
静岡市内のハウスメーカーの営業責任者の方。
以前より、お互い腹を割って語り合える存在だ。
その方が昨年、会社を退社したという事を耳にした。
目がテン。
この方が営業管理を全てやっていたのに。
当然、役員でもある。
その方が何故。
信じられませんでした。
偶然、本日その方とばったり会いました。
いつもはスーツ姿しか見たことが無かったのに、今日はスポーツウェア。
人が違いました。
短い時間でしたが話をする事が出来ました。
お世話になった会社の悪口は一切、言いません。
さすがだと改めて感心しましたね。
退社した人と何人も話をしました。
対外、会社の悪口を言う人が多いですよね。
どんな、理由があったとしてもお世話になった会社の事を、悪く言う人は嫌いです、しかしながら、現実は悪く言う人ばかりです。
辞められた理由を聞くのはやぼでした。
今後の事などを聞きましたが、やっぱりこの世界で長く仕事をされていましたので、再チャレンジをするようですね。
是非、頑張ってもらいたいものです。

一通のお便り

2009-01-18 15:42:04 | Weblog
ある、お便りが来た。
送り主は、地元中学校であった。
中身を見てみると、「職場体験学習の受け入れ」という内容である。
昨年、学校側から要請があり、中学生を3日間預かった。
中学2年生の3名に、建設現場や社内環境などを経験してもらいました。
今年も昨年同様、依頼が来た。
地域活動の一環であり、また子供たちの社会の仕組みなど勉強するには、本当にいい機会だと思います。
今の子どもたちを見てみると、「泥にまみれて」という姿があまり見かけられませんよね。
何か非常に「スマート」に生活をしている感じがあります。
親の教育を批難するつもりはありませんが、もっとほったらかすこともあったほうがいいのではないでしょうか。
あまりにも「過保護」な部分が見えます。
今年の受け入れ希望時期は6月。
是非協力して、わずかな時間ですが、今後子供たちの役に立つような経験をさせてあげたいですね。

知らない世界

2009-01-16 16:57:22 | Weblog
本日、私の先輩である美容室経営者のM様に見積もり提示があった。
大型カーポートの設置を依頼され、概略合意に達した。
その席で「とこやさんの道具」について色々教えてもらいました。
皆さん、「はさみ」幾らすると思います。
髪の毛を切る、いわば床屋さんの命に代えても大切な道具。
聞いてびっくりなんと、いいものは¥100万円を超すはさみもあるのですよ。
棚の奥から桐の箱にしまってあるはさみを見せていただきました。
素材、軽さ、使い勝手、そして名人による手作り。
聞いてビックリですよね。
それともうひとつ、知らない世界。
自分がつかっているはさみを、もし他人が使用したら「変な癖」がついてしまうらしいです。
誰かが黙って使っても、直ぐにわかるそうです。
一瞬でも髪を切ったら、もうすぐに調整をしないと使えないそうです。
切れ味も悪くなるそうですよ。
だから、絶対に自分が使っているはさみは他人に触らせない、というのがとこやさんのルールだそうです。
それと、いいものは20年以上持つそうです。
手入れをしっかりしてあげれば永久保存出来ると、M様は語ります。
やっぱり、安い物にはそれなりに意味があるのですよね。
一般的に使われているはさみは、平均¥30~40万円はするそうです。
いやーお金が掛かるのですね。

気持ちが分からない

2009-01-16 09:35:06 | Weblog
先日、取引業者さんとの「情報交換会」を行った。
今年に入り、新たな気持ちで臨んだ会議であった。
今年の会社としての事業計画の発表もした。
会議は午後1時30分より。
会社に12時前後に電話が入る。
電話を受けたスタッフより、「本日の情報交換会に欠席連絡が入った業者さんです」とメモを預かる。
なんと、4社、それも全て営業マンである。
このとき感じた。
「この業者さんたちは、仕事の優先順位を違う方面であるのだ、この席は共に生き残るためにディスカッションをする場、それと会社の先々の仕事の発表をする場、
その席に営業マンが欠席するとは。予定は1年前に伝えてある、自分のメモ帳に書き込んでいないのか、現場で作業をしている方ならまだ理解が出来る、今回の欠席者はあくまでも営業担当」私には理解が出来ない。
逆に怒りを感じる。
欠席者のリストを皆に発表した。
「私は今年1年、生き残るために手段は選ばない、一緒に生き残りに参加をしない方々は、即刻行動に移ります」
非常に厳しい意見だが、実行します。