エムポリアム幼稚園

学校法人エムポリアム学園

年長さん、跳び箱練習はじまりました!

2017-09-15 15:52:02 | 幼稚園
9月5日
運動会に向けて、いよいよ跳び箱の練習が始まりました。


子どもたちは、年少さんのころから、運動会でカッコよく跳び箱を飛ぶ年長さんの男の子の姿を見続けてきました。



自分も年長さんになったら、カッコよく跳び箱を飛びたい



あこがれ続けてきた跳び箱に、今年は自分が挑戦します!



古川先生
「今日からみんなは、跳び箱に挑戦します。
さて、なんで跳び箱をやるんですか?」




「運動会があるから」



古川先生
「運動会のためだけに跳び箱をやるんですか?
運動会が終わったら、もう跳び箱は終わりですか?
それでは先生悲しいなぁ。」



「・・・」



「さて、なんで跳び箱をやるんでしょう?」



「・・・?」



「今日からみんなは運動会まで一生懸命練習します。
一生懸命頑張って、見事8段飛べたらカッコいいけれど、
もしも、失敗して、8段飛べなかったら、どうですか?」



「カッコ悪い」



「カッコ悪いですか?
先生はそうは思いません。



運動会で跳び箱を飛べたら、それはカッコいいけれど
もしも、一生懸命練習して、飛べなかったとしても、カッコいいと思います。
みんなが一段でも高く飛べるように、努力すること、頑張ることがカッコイイと思います。



できなかったことができるようになるのは、とてもステキなことです。
でも、たとえ失敗しても、あきらめず努力すること、頑張りつづけることはもっと素敵なことです。



運動会のためだけに跳び箱をするのではなく
運動会が終わっても、一段でも高く飛べるように、努力し続けてほしい、
あきらめない心、挑戦し続ける心を、跳び箱を通して学んでもらえたらうれしいです。」



いつもと違う真剣な古川先生の表情
祐貴先生と愛実先生の表情に
子どもたちの緊張感が高まってゆきます。



ホールには
今日子どもたちが挑戦する
1段の跳び箱



2段の跳び箱



3段の跳び箱



4段の跳び箱が準備されています。



いつもと違う凛とした空気がホールに張り詰めています



跳び箱を通じて子供たちに学んでほしいことは
跳び箱だけではありません



ホールに入るときは大きな声でしっかり挨拶してほしい






礼に始まり、礼に終わるという言葉がありますが
礼は「道」を究めるときの基本になるもの
大きなことに挑戦するときこそ「礼」を大事にしてほしいと、礼儀作法をしっかりと伝えてゆきます。






今日は跳び箱初日





ロイター版の使い方や
足の踏み切り方を丁寧に子どもたちに伝えます















そしていよいよ
初めての跳び箱







この瞬間から子どもたちの挑戦が始まります






1段の跳び箱がうまく飛べた子はハンコをもらい、
2段の跳び箱に挑戦します



子どもたちはこうやって1段1段
高い跳び箱に挑戦してゆき
本番では8段の跳び箱に挑みます







コツがつかめず1段目で苦戦する子もいます








この日一番上の段である4段まで進めたのは4人



すいすい上の段にあがってゆくけれど、途中でスランプにはいり飛べなくなる子もいます









緊張するのが苦手な子もいます




みんな自分の限界にぶつかりながら、その壁を乗り越えようと懸命に跳び箱に挑みます











古川先生、祐貴先生、愛実先生は
挫けそうになることもある、子供たちの心を、全力で支えます。







この最初の瞬間から10月7日の運動会までの間
子どもたちはどんな成長の記録を見せてくれるのか?








柱に刻むように、跳び箱に刻まれてゆく子供たちの成長の記録・・・
子どもたちの努力が、これから毎日続きます。