emitanの心にうつりゆくもの

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空飛ぶ広報室 第8話

2013-06-03 14:26:33 | 2013春ドラマ
第8話 「運命が変わる2秒間」

空幕広報室では、空自のPVの作り直しをすることになるが、予算がほとんど残っておらず頭を痛めていた。
その様子を帝都テレビ局のディレクター・稲葉リカ(新垣結衣)はハンディーカメラで撮っていたが、空井大祐(綾野剛)がカメラマン・坂手はじめ(渋川清彦)が撮っている時とどう違うのかを尋ねると、稲葉が「基地での撮影や動きがある撮影の場合は、プロに任せた方が確実なんで。ちょっとした雑感はこれで。取材が長期にわたるドキュメンタリーはこういう形が多いんです。低予算で作れますから」と言うのを聞き、広報室も自らでドキュメンタリー風にカメラを撮ることによって低予算でPVを作ろうと考える。
局に戻った稲葉は、上司・阿久津守(生瀬勝久)から新番組「あしたキラリ~働く女性は輝いている~」のネタが足りないから何か出してくれないかと頼まれる。
稲葉は後輩AD・佐藤珠輝(大川藍)に、何か企画を考えてみないかと持ちかけるが、珠輝は「結構です、仕事増えるだけだし。楽してお給料もらえるなら、そっちの方が良くないですか?」とあっさりと言われてしまったため、珠輝は何故テレビ局に入ったのだろうかという思いに駆られる。
空幕広報室に行った稲葉は、入隊の理由を室員たちに次々と尋ねていくが、大きい志を持って入った人は少なく、鷺坂から「そんなもんよ。理由なんて人それぞれ。仕事に対する意識が最初から高い奴なんてそうはいないって。意識ってのは『場』。『場』が育てるの」と言われる。
空井が稲葉に記者になろうとした理由を尋ねると、稲葉は小学生の時に亡くなった父が新聞記者だったことを話す。
PVの主役となる隊員として「亡くなった父がC-1輸送機のパイロットだったので、C-1輸送機の整備員になろうと思いました」と入隊理由を書いていた入間基地の芳川秋恵(南明奈)が選ばれる。
稲葉は空井と片山和宣(要潤)と共に秋恵の元へ行き、自分の局の新番組の方にも出てくれないかと依頼する。
秋恵は稲葉に「ニオイも全身に付きます。でも楽しいです。最終的には検査員になりたいです。うちの分隊にも2人だけいて、飛行機の事なんでも分かっちゃうんです。整備の神様です。あと20年くらい先の話ですけど」と明るく話す。
そして「空井さんとは(基礎課程で浜松基地にいた時に一緒で)友達と4人でダブルデートしたりしていました。青春ですよね。空井さんってちょっと面白いんですよね、何か話す順番が変だったりとか。内緒ですけど、空井さんって私の事が好きなんじゃないかなって思っていたことがあって。全然勘違いだったんですけど。仲良くなるとすごい人懐っこいんですよね。あの頃はお金もなくて遠出もできなかったんで、二人でファミレス行ったりして。延々6時間位しゃべってるだけで全然飽きなくて。またあんな風に話せたらいいなぁ」と話すのを聞いて、稲葉は複雑な表情を浮かべる。
帰り道、片山が空井に「何で(秋恵と)付き合わなかったんだよ?」と尋ねると、空井は稲葉の反応を気にしながら「基礎課程が終わって異動になって、何となくそのまま・・・」とだけ話す。
夜、バーで稲葉は柚木典子(水野美紀)に「ああいう子が好きだったんだなって思うと、何万光年もの隔たりに気が遠くなります。いいなぁ柚木さんは、どんなにオッサンでも蹴り入れても女として見る、なんて言ってもらえて」と話すが、柚木は自分のデートの事は「言えない、とても言えない!恥ずかしくて死ぬ!」と言って全く語らずにトイレに逃げ込んで行く。
そんな中、同期の記者・香塚ともみ(三倉茉奈)がバーにやってきて、アナウンサー・藤枝敏生(桐山漣)が報道キャスターの代理当番に志願して出演したものの、臨時ニュースの原稿で噛みまくってしまい、上司に怒られ視聴者からのクレームも殺到してしまったことを稲葉に伝える。
翌日、稲葉は藤枝の所に行って励ますが、藤枝から「俺向いてないし。真面目にやるとか一生懸命とか、何やったって無理な時は無理だし、最初っから余計なことしない方がいいんだって。お前だって(なりたいものに)なれてないじゃん。報道記者なるのが夢で一生懸命頑張って、それでもなれてないじゃん」と言われてしまう。
秋恵に対する広報室と稲葉の取材は続き、坂手が片山に「(撮影には)あんまり集中しない方がいい。ドキュメンタリーの場合、いつどこで何が起こるか分かんないから、周りにもこうやって気を配ってないと」と話しているのを聞いて、空井は「戦闘機のパイロットに似てます。計器を見つつも、いつどこから敵機が来るか分からないので、常に全方位に意識を散らしています。集中するのはロックオンの瞬間の2秒。(「一瞬ですね」という稲葉の言葉に)いや、長いですよ、音速の世界の中では」と話をする。
秋恵からインタビューで亡き父への思いを聞いた後、空井は稲葉に父親がどんな人だったかを尋ねると、稲葉は「母曰く『正義のスッポン』。食らいついたら離れない。子供心に憧れていたんですよね、たぶんずっと。うちの父、遊園地とか動物園とかちっとも連れて行ってくれなかったんです。でも一度だけ、私が『田んぼを見たことがない』って言ったら、『そりゃいかん、これから見に行こう』って車に乗せられて、綺麗な山があって、大きな湖があって、周りには水田が広がってて、日の光がキラキラ湖と田んぼの水に光っていて…父は私に、私たちが住んでる国を教えてくれようとしたんだと思います。その時は分からなかったけど。あの湖、どこだったのかなぁ・・・」と話す。
最後、秋恵が父親の墓参りをする映像を撮影中に、偶然にC-1輸送機が上空を飛び、涙する秋恵に稲葉は「お父さんからのはなむけですね」と、鷺坂は「まれにあるんだよな、こういうことが。みんなの思いが奇跡を呼ぶ」と声を掛ける。
PVは無事に完成し、空井は稲葉に入隊説明会でPVを流すのでその取材に来るかを尋ね、稲葉を北海道の千歳基地へ向かう定期輸送機に乗せる。
上空で空井は稲葉に「直接は見せてあげられないんですけど、お父さんの湖、たぶん福島の猪苗代湖です。周りに田んぼがブワーって広がって、近くに磐梯山。空から何度も見たことがあります」と言って、猪苗代湖を今通過していることを知らせると、稲葉は目をつぶって「ありました。見えました、お父さんの湖。ありがとうございます」と答える。
北海道の入隊説明会会場に到着すると、稲葉は説明会の担当者から懇願されて、外側からの視点で空自の魅力を話すことになる。
稲葉は「私には空自のセールスポイントを語ることは出来ません。そこには色んな人がいて、組織としても色んな問題やどうにもならない状況もあって、それを分かった気になってひとまとめに語ることは不誠実だからと思うからです。ただ一つ言えることは、どんな仕事でも自分がやりたかった仕事でもそうじゃない仕事でも、真正面から向き合えば何か得ることが出来るんじゃないでしょうか。思い通りに行かないことはたくさんあります。どんなに一生懸命やっても上手く行かないこともあります。夢があっても叶わないこともあります。悲しいけどあるんです、それは。でもどんなに失敗しても、なりたいものになれなくても、人生はそこで終わりじゃない。どこからでもまた始めることが出来る。恐れずに飛び込んでみてください。一つ一つの出会いを大切にしてください」と話す。
その頃藤枝は、稲葉が置いていった「あしたキラリ」のナレーション抜き映像を観て、「ナレーション藤枝」の文字と「ミラクル藤枝の再登板を待つ!! 稲葉」という手紙を見て涙を流していた。
空井は、帰りの定期便の時間に追われる中で、「待って!2秒ください!」と言って稲葉にキスをする。
空井は歩き出し「やっぱ短いですね…2秒…」と言うと、稲葉は空井の手を握って引っ張って走り出す。
テレビ局に戻った稲葉は「私、阿久津さんの事けっこう尊敬してます。今まであまりそういう上司に当たったことなかったんで、一度ちゃんと言っておこうと思って」と阿久津に話すと、阿久津は「お前は相変わらず何も分かってないな。俺の問題じゃない。お前が変わったんだ」と声を掛ける。
空幕広報室で夕刊をチェックしていた柚木は、鷺坂を大声で呼び、室員たちは記事の内容に愕然とする。
その頃稲葉も、坂手から同じ記事を見せられ・・・


というような内容でした。

うぅ!何から書けばいいんだー!!という位、終盤に盛り上がってしまったのですが・・・(笑)

まず「2秒キス!!」
先週の予告編でキスシーンがあるとは知ってはいましたが、思わず「キャー!キター!!」と頬を赤らめてしまいました
「2秒」がここに絡んでくるとはーーー!!
「待って!2秒ください!」の前フリから「やっぱ短いですね…2秒…」まで、息をするのを忘れてしまいましたよ、私
(あっ、今回はダンナに顔は見られなかったです 笑)
バンバンとクッションを叩きたい気持ちを必死でこらえて、心の中で「うぉぉぉぉ!」と叫んでいました。
(スミマセン、私、木10のラスシンに続いて興奮しまくりですね

その前のシーンでも、キュンキュンしていたのですが・・・
輸送機に乗る時に、稲ぴょんに手を差し伸べる空井の姿にキュン
そして「不安ですか?」と尋ねる空井に「いえ、ちゃんと整備しているの知ってますから!」と言った稲ぴょんにもキュン
空井がここから一気に高揚していったのね~(私も高揚しちゃったよ~)と思いながら先ほどリピしていました
秋恵の事は、途中までは「未だに思いがある」かのようにも見える見せ方をしていたけど、確かに以前はそういう気持ちがあったのかもしれないけど、今は稲ぴょんに一直線ということがここら辺からやっと視聴者的にはハッキリしたのかな、と。

空井が福島の猪苗代湖や磐梯山の事を語るシーンでは、別ドラマですが1時間前にやっていた大河ドラマ「八重の桜」の会津藩主・松平容保役をしている綾野君と重なり、更にジーンとしてしまいました
大河で容保様が5年ぶりに会津に戻ってきた、というシーンだったんですよね、昨日はちょうど。
偶然とはいえ、すごい偶然だなぁと思ってしまいました。

そんなてんこ盛りのキュンキュン展開だったのに、最後の新聞記事は何!?
せっかくバラ色の展開(←古い表現でスミマセン)になったのに、何だかまた切なくなるの!?
・・・まぁドラマですから、このままじゃあ終わらないのでしょうが、幸せな気分のままで今日は終わらせてよ!なんて思ったりしてしまいました

稲ぴょんは、もう広報室の面々には「空井の事が好き」という点については公然としているのですね~。
冒頭の方で、終電でバイバイをして帰ったことについて鷺坂が「何やってんだ二人して~!そりゃあマズイって!」と稲ぴょんに言った時に、稲ぴょんはしかめっ面でうんうん頷いていましたよね。
そして柚木とは、相談し合う仲までになっていて・・・
相談する相手を間違っているけど(笑)、ガツガツ女子同士で気が合って良かった~

珠輝みたいな20代の子って多いんだろうか??
以前の稲ぴょんならガッツリ説教したのかもしれないけど、詐欺師・鷺坂の影響なのか、だいぶ穏やかになりましたね。
阿久津も「お前が変わったんだ」って認めていて・・・
阿久津も良い上司ですよね
そして、稲ぴょんが説明会の会場で話した言葉、とても素晴らしかったです

藤枝も少しずつ変わろうとしていて。
次週は藤枝が稲ぴょんを救ってくれるのかな??

うーーー、何の問題が勃発したのか分からないけど、早く解決してほしい!!
・・・と、今週も完全にハマってしまいました(笑)

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2 コメント

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ほんとにねぇ・・・ (まこ)
2013-06-06 13:42:26
せっかくの初キスシーンなんだから、そのまま
幸せな余韻で終わらせてくれればいいものを・・・

とは思いつつ、緊急事態は時と場合を選ばず
飛び込んでくる。
即座に気持ちを切り替える事が大事。
と、自衛隊員の方々の心境にリンクしてるのかなと
思ったりして←深読みしすぎ(笑)

しかし今回はまたまた稲ぴょんがお仕事面での
成長を見せてくましたね~♪
広報室の面々との楽しい雰囲気も好きだけど
テレビ局パートの面々もいい味出してる!

何があったかはわからんけど、次回の展開が
待ち遠しいっ!!!
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>まこさんへ (emi)
2013-06-06 21:49:56
まこさん、コメントありがとうございます!

ほんと、もっと余韻に浸りたかったです・・・
でも、まこさんの
>緊急事態は時と場合を選ばず飛び込んでくる。
>即座に気持ちを切り替える事が大事。
というコメントに、「確かにそうだ!!」と思いました。
まこさんの読み、素晴らしいです♪
きっとそうだと思います!そうに違いない!!
・・・と思って、日曜を楽しみにしたいと思います

テレビ局パートも良かったですね。
阿久津も良いし、藤枝の涙も良かったです。
稲ぴょんの「成長したガツガツぶり」も、とても微笑ましいです(*^_^*)
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