emitanの心にうつりゆくもの

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大奥~誕生 第7話

2012-11-23 23:58:47 | 2012秋ドラマ
第7話 「私の分身 私の献身」

家光(多部未華子)は、澤村伝右衛門(内藤剛志)を伴って城下へ視察に出かける。
江戸城に戻った家光は六人衆を集め、飢饉対策や、流民対策として田畑禁止令を出すよう指示する。
玉栄(田中聖)は、有功(堺雅人)の願いに従って家光の側に上がることになり、玉栄は自分の胸の中にある思いを正直に家光に話す。
「自分の仕える方は、上様でも仏様でもあらしません。有功様ただ一人と決めてます」と言う玉栄に、家光は「わしにここまでズケズケ物を言う奴は初めてじゃ。確かにそなたのような男、わしは嫌いではない。わしとそなた、お互いどこか似ているところがある」と笑いながら話し、一夜を共にする。
翌朝、有功は家光に、玉栄の事を「私とはまるで違う。それにも関わらず、いや、であるからこそなのか、あの子は私の分身のような気がするのでございます。私が光なら玉栄は影、私が影なら玉栄は光というように」と言い、かつてある僧から玉栄が「天下人の父になる相がある」と言われたことがあることを明かす。
「その僧の言葉通りになれば、そなたはその方が良いのか?」と問いかける家光に、有功は「はい」と答える。
江戸城での八朔御祝儀に出席してきた稲葉正則は、母・雪(南沢奈央)に色々と尋ねられるが、家光とは言葉は交わさなかったこと、そして「暑かった。一日で汗疹ができました」と話す。
六人衆と稲葉正勝(平山浩行)は、親藩の中でも赤面疱瘡で男子がいなくなって「お家断絶」になる家が出ていることを憂い、「ここは一時、女子の後継が立つことを認めるしかありませぬ」という話が出る。
それを聞いた春日局(麻生祐未)は、「戦場での働きこそを本分とする武家で、女子が家督を継ぐなどできる訳がありませぬ。女が余っておるのなら、いくらでも側室を抱えて男子を産ませればよいではござりませぬか」と言い放つ。
しかし、男子を5人産んでも1人しか育たぬ時代ということや、戦をしようにも男が足りないと言われ、正勝からは「少なくとも今の公方様は、一代においては(女子でも)よいと思われます。(亡くなった先代・家光以上に)名君となられる器であられると日々思うてまいりました」と言われ、春日局は何も言えなくなってしまう。
春日局は、自分がないがしろにされてきていると思って苛立つ中で、病に倒れてしまう。
心配した家光は、慌てて春日局の部屋を訪ね、春日局が先代・家光が赤面疱瘡になった時から「薬断ち」をしていることを知って怒り、薬断ちを止めるよう説得する。
そのことを家光から聞いた有功は、家光が母のように春日局の事を思って心配していることを知り、人手が足りないことから、有功が春日局の看病をする。
そんな中、中臈・お楽(窪田正孝)の付き人2人が赤面疱瘡にかかり、それがお楽にもうつったという知らせが入る。
大奥の他の男たちにうつっては大変なので、女である春日局の隣の部屋に3人を移し、有功がそれらの看病をすることを願い出る。
有功は「上様には、私はタチの悪い風邪にでもかかったと言っておけ。私はこの大奥では、とうに要らぬ男だ。赤面疱瘡で死んだとて何の不都合がある」と言い・・・


というような内容でした。

今回は・・・予告編が見どころづくしというか(爆)
「来週のための今週」だったような回のように思えました。

今まで、数々のドロッとしたところを観ていたので、勝手に「玉栄が上様の側に上がり、有功がいろいろな邪念にさいなまれる」のかなぁ?なんて思っていたのですが、そうではないのですね(笑)
(スミマセン、ドロドロは嫌いだと言っていたのに、無ければ無いで少し肩透かしにあったような気分になるというか
玉栄の気持ちは何となく分かったのですが、有功の本心は・・・本当に「分身」と思っているのかなぁ?
でも、かつては仏様にお仕えしていた方ですからね・・・。
家光の事を本当に愛していて、いろんな邪念を乗り越えるほどの深い愛だということなのかなぁ??
・・・と、原作を知らないので、あれこれ想像をしながら観ています

最初の方で「吉原」が映っていたのですが、吉原にいるのは遊「女」ではなくて遊「男」なんですね
男女逆転していて・・・それもこれも赤面疱瘡で男子がいないからということなのでしょうか??
そして、赤面疱瘡が再び大奥で流行り、まさか「お楽」が罹ってしまうとは・・・。
窪田君・・・さらに苦しんで亡くなってしまうのね
で、大奥の赤面疱瘡の患者は3人で終わるのでしょうか??

春日演じる麻生さん怒鳴り声が、すごくドスが効いていてビックリしました。
本当に怪演だわ・・・春日が憎すぎて、実は後半に「倒れた春日」を観ても、あまり同情できない自分がいました
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4 コメント

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そそ! (まこ)
2012-11-24 15:55:17
あたしもドロドロ系は苦手だったはずなのに、
今回みたいなあっさりだと何だか肩透かし(笑)。

まぁ、ドロドロの感情の中にも、真の愛が見え隠れするので
何だか切なくもあり・・・

あたしも今まで春日に対してあまり良い感情は
抱いてなかったけど、今回の麻生さんの怪演に感動!
猫背で足を開いて肩で息をする年老いた演技や、
身体までちっちゃくなったかに見えた
病床での様子とか、まだ若いのに凄いなぁ~と!
Unknown (きこり)
2012-11-24 17:02:42
こんばんわ~♪
本当に今回は次回へ繋ぐための回でしたね。
淡々と描かれた感じ。
そそ、確かにドロドロがなければないで物足りない(笑
大奥と言えば、ドロドロですもんね。
>春日が憎すぎて、実は後半に「倒れた春日」を観ても、あまり同情できない自分がいました
今までがあまりに憎々しかったから、今回病気になったとはいえ、急激な老いを感じて寂しいぐらいだったわ~
春日にはどうせなら最後まで鬼でいて欲しかったけど、来週には有功と、やっと腹を割って話せる模様・・
楽しみなようなコワイような・・・( ̄∀ ̄;)
>まこさんへ (emi)
2012-11-24 20:17:58
まこさん、コメントありがとうございます!

まこさんも肩透かしですか(笑)
でも、まこさんのおっしゃるとおり、ただのドロドロではなくて「ドロドロの感情の中にも、真の愛が見え隠れする」ドラマなので、なかなか深いストーリーで引き込まれますよね。

麻生さんの演技、本当に素晴らしいですよね!
とてもじゃないけどカーネーションの「ふわふわしたお母ちゃん」とは思えないし、本当に老いた感じが出ていましたよね~。
実際はまだまだ美しくて可愛らしい方なのに(笑)
ドラマの中で色んな人に「おばば」って呼ばれていますが、まさに「○○ババァ」と思うくらいの憎らしい演技に、私もひたすら感動しています!
>きこりさんへ (emi)
2012-11-24 20:34:07
きこりさん、コメントありがとうございます!

>確かにドロドロがなければないで物足りない
そうそう、大奥と言えば「ドロドロとうごめく愛憎劇」ですから(笑)
と言っても、ドロドロがメインで面白おかしくするのとは違い、本作は深い愛情や慈悲の心が描かれているので、なかなか深くて面白いと思っていますよ(慈悲があるのは有功だけですけどね)。
でも、堺さんが傷つき悩む姿を観て「キューーー」となってしまうのを、実は密かに私の中で楽しみにしているのかも!?

>春日にはどうせなら最後まで鬼でいて欲しかったけど
麻生さんがあんな憎い役を怪演していたので、病気になって急激に弱くなっていくのが残念というか寂しいというか(笑)
>来週には有功と、やっと腹を割って話せる模様・・
怖いですね・・・何を託されるのでしょうか!?
ドキドキです!

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