コンサートの予定

2006年08月23日 | Weblog
前々から予定していた、鈴子さんをお招きしてのコンサート。
10月14日(土)に決定しております。
こちらではあまり大宣伝してませんが。
詳細はメールフォームからお問い合わせください。

いつも私のコンサートは、「エアリーノート」というタイトルに、副題(「クリスマスコンサート」とか「春のコンサート」とか)をつけるというパターンにしているのですが、今回の副題は、「森のコンサート」。かな。ふふふ。
森の皆さん、お会いできるのがとても楽しみですーー。

曲目はいくつか決まっているのですが、前々から歌ってみたいと思っていたのが、「地球のうた」(クレヨン社)。
これ十数年前にラジオで聴いて好きだったもので、タイトルもアーティスト名も分からないままだったのですが、森で話題にしたところ、あっさり出所が分かり、CDも購入できました。私にとっては、長いこと幻の曲だったのに、鈴子さんはカラオケでも歌ってらっしゃったようです。すごすぎる。周りにはゼッタイそんな人いない!
というわけで、鈴子さんといっしょに歌います。





お、踊らされた

2006年08月23日 | Weblog
昨日、抗アレルギー剤を飲んだためか、朝アタマがぼーっとしてて。
ネットラジオで「なに? 元気の出るクラシック? ふん、そんなんで元気が出りゃブツブツ」と言いながら聞いてると。

エルガーの「威風堂々」に乗せられて、掃除と洗濯と、料理までしてたよ私!!
踊らされたー!(笑)
笛吹きゃ踊る鮎。ぷ。

バーチャルピアノだって。

2006年08月23日 | Weblog
バーチャルピアノ?

なにそれ。
欲しいかも!!

本体の機器は高さ約10センチ、幅約3センチ、奥行き約2センチ、重さ約100グラムとポケットサイズで携帯電話より小型軽量。机上などに置き、レーザー光線で2オクターブ計25本の赤色の鍵盤を映し出す。さらに赤外線センサーで指の動きを感知し、内蔵スピーカーから音を出す仕組み。市販の電子ピアノ並みの音源を使い、指の動く速さを感じ取って音の強弱を表現する。

 ピアノのほかにパイプオルガンなど3種類の音色が楽しめる。同じ技術を使い、4つの輪をたたいて音を出すパーカッションも同時発売する。

 作詞家でもある同社の佐藤順英社長(53)が「ピアノの鍵盤を携帯したい」と発案。赤外線で指の動きを検知して入力するパソコン用のバーチャルキーボードの技術を応用した。定価は1万5000円程度。


ル・グウィン、ジブリ『ゲド戦記』を斬る

2006年08月17日 | Weblog
ル・グウィンの公式HPより

英語は得意でないながら、ざっと読みました。
本当に哀しいことです。ひたすら哀しいですね。

今更どうしようもないのですが。
ジブリは、やはり駿氏あってのものなのだから、駿氏が猛反対することをやってはいけなかった。
もしくは、駿氏も、ゲドの世界をそんなに愛しているんだったら、いくら感情的に許せなくても息子の仕事を手伝うべきだった。

と思いますよ、私は。

ゲドの映像化は無理なのか

2006年08月09日 | Weblog
今、BIGLOBEでゲドの実写版が試聴できます。
http://broadband.biglobe.ne.jp/sp_prg_info/index_ged.html
が、もう冒頭を見ただけで我慢ならず、止めてしまった。
哀しい……。本当に哀しいわ。
これはジブリ以上の打撃だわ。
そりゃグウィンも激怒だわ。

まずゲドの肌は黒いはずだ。なぜ白い人を使う?
おまけに、全部見てないからなんともいえないけども、
なんで通り名が「ゲド」でまことの名が「ハイタカ」なのよ!
も、冒頭から気軽く「ゲド」「ゲド」て呼ばれているだけで、こっちは落ち着かないわよ。

ああ。ゲドの映像化は、誰にもできないのか。
原作に忠実にやろうという人は、居ないのか。

ふー…。グウィンはもうジブリの作品、観たのかなぁ…。

ゲド戦記を観てきました。(ネタバレ注意)

2006年08月01日 | Weblog
映画『ゲド戦記』を観て来ました。
なんていうか……、もうすっかり諦め気分で行ったので、腹立たしさはありませんでした。
酷評するつもりも、まあ、ありません。
ですが、つっこみどころは満載です( ̄‥ ̄)=3 本当に。

以下、ネタバレあり、超絶長文、ご注意ください。

まず、よく言われている絵のクオリティですが、確かにこれまでのジブリ作品とはえらい違いです。
最初の海のシーンなんて、世界名作劇場くらいの感じですわ(笑)。
それに、引きの絵(背景)にしても、微妙に遠近感がオカシイような…。
まあそこは、吾郎監督自身が、「絵を緻密に描くことは重要でないと考えた」と語っているので、こんなもんなんでしょう。
でも、竜は良かった。ええ。竜は好きでしたね。
なんだか絵にも動きにも、竜のシーンだけは迫力があって、ドキドキさせていただきました。
あと、ゲドとクモの杖が発する魔法の光は、美しかったです。

ただ、何を美しく描いても。
致命的なことに。……主人公の顔がキタナイ!!

ああ、美しいはずのレバンネンがあああんなことに……。
原作を読んだ者には残酷な図です。
いや本当に、目をそむけたくなるくらいの醜さです。
影の部分を描くにしても、おびえたりキレたりするのを表現するにしても、
あそこまで顔を醜くゆがめる必要は、絶対にない!
それに、17歳ってあんなものでしょうか?
すごく幼くて、15歳くらいにしか見えません。
なのに声は低いのね(笑)。

あ、そう、声。
声は大して気になりませんでした。
ききとりづらいということもなかったです。
ただ、レバンネンを松田洋治さんが演じてたら…と思わないこともないですが。
ウサギの「すいませんすいません!ひー!」というのは、ウケ狙いの芸人ぽくて
いやらしい。…その辺の大根役者でもやりそうです。

本当にこの映画って、笑うとこも泣くとこもないのですが、
(ていうかこっちが感動する前に主人公が泣くのよ…、引くわ。ドン引きだわ。そして泣き顔もキタナイわ)
時々、ツボに入って一人で大笑いしてしまったシーンがいくつかあります(笑)。
ハンカチで口を押さえて、プルプル震えている私、周りにはなんとうつったでしょうか。
笑ったのは、全部ゲド関連です。
ゲドがおかしいです。
そりゃ、確かにゲドは原作でもマヌケなことをしますよ。
4巻なんて、まるでダメダメなおじさんですよ。
でも、やることなすこと、ダメすぎじゃありません?
前半でいきなり、あんなに不安定なアレンを一人のこして消えるか? とか
ストーリーに関して突っ込み出したら終わらないので置いときまして。

私的にツボにはまったのが、農作業の後、アレンの隣に立ち、両手を腰に当ててべらべらとエラソウに喋るシーン。
…お父さんかよ! 
と思い、一人でウケて、笑いをこらえるのに必死でした。
あと、「おかえり」というテナーに対し、手をあげて「ただいまぁ」というゲド。
…なんでそんなにほほえましいのよ! お父さんかよ!(笑)
それだけじゃなくて、あの馬? に乗って駆けるシーンとか、どことなく可笑しいんです。
なんでしょうね。笑ってたのは私だけかもしれませんが。 

あと。
音楽は良かったですが、残念ながら画面と合っていないところがいくつか。
ホートタウンが見えたとき、どーんと音楽が盛り上がるのですが、
こちらは「いや、さほどでも」みたいな(笑)。
街中で流れる民族調の音楽も、ちょっとちぐはぐです。残念。
テルーの唄は。
隣に座ってた女性が、「口の動きが合ってない」と突っ込みました。
それに、準備万端整えて歌いだす感じがイヤラシくないですか…?
遠くから唄が聞こえてくる…で、近づいて行った、みたいな自然な感じだったら、きっと感動的なシーンだった、かも。

でも、最後のクモはひどい…。何を狙ったのかすら分からない。
不気味な感じにしたかったのでしょうが、周りのこどもたちが、怖がっていいのか、笑ったらいいのか分からないような反応を見せていましたよ。
私は、ひたすらに、この子供のラクガキのようなおかしな(もう、哀れとしか言えない)クモが消えてしまうことを祈り続けました。
テハヌーが竜になった後のシーンや、レバンネンが手を広げて竜を抱くとこは、じーんとしましたが、そのあとテルーがきっちり元の服装でそこに立ってるのを見てがっくりしました。
もう~~~、あの竜のシーンで終わってしまえばよかったのに。

まずい。
いくらでも語れてしまう。
もうこんなにも書いているのに、まだまだこれからって感じ(やめとけ私)。

えーと。原作を読んだ者的視点からの疑問。

・なぜ、テルーのやけどは左側なのか?(確か右のハズ)

というのは、別にどうでもいいのですが、
テルーは美化されすぎだと思いますし、それにしてはキラキラしてない。
彼女の顔は、その半分が醜いことに深い意味があり、また不思議な魅力であるような気がするのですが。

で、終わったあとの、周りのお客様の反応。
女性3人グループの一人が「ごめんね、ごめんね、わけわかんなかったね!」
と平謝り(多分、彼女がほかの二人を誘ったのであろう)
中学生くらいの男の子グループ。
「……あんなのも、ありだよ。うん、ありだよ。うん。ありだと思うよ」
「え……何の話? ゲド戦記?」
(そりゃそうだろう、今見た映画の話でしょう!・大笑)
テルーの唄に突っ込んだ隣の女性は、エンドロールが始まるなりお帰りに。
そして、いつも込み合うはずのパンフレット売り場には誰ひとり居ず。

…このくらいにしておきましょう。
私は、見てよかったと思います。
ただ。
以前ゲドが映画化されたとき、その出来に怒り狂い、猛烈に抗議したという著者・グウィンがこれを見てなんと思うか……。
気になります。とても。