鳥取県 曹洞宗 松風山 永明寺

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追遠碑の掛軸が岩美町から永明寺に

2020-03-31 18:13:49 | 【永明寺合併寺 香林寺】

岩美町に石碑を建立する計画だった「追遠碑」の掛軸が昭和18年から行方不明になっていましたが、昭和63年に岩美町倉庫から見つかり、平成2年4月に鳥取市新品治町の景福寺の山門横に「追遠碑」の石碑が建立されました。その後、掛軸は、さらに岩美町が所有して岩美町倉庫で眠っていました。その「追遠碑」の掛軸が令和2年3月30日に永明寺が所有すべき品として岩美町から寺に移されました。

このたび永明寺の所有となった「追遠碑」の掛軸がつくられた経緯については永明寺のブログに上げた栗村哲象氏の「通幻・仙英両禅師顕彰碑物語」に詳述されています。

永明寺檀家総代の栗村嘉水氏は、岩美町浦富出身の通幻寂霊大和尚禅師(總持寺妙高開基)と佛洲仙英大和尚禅師(井伊直弼の参禅の師)の遺徳を顕彰するため永明寺13世・景福寺43世の眞應天龍大和尚(山根天龍師)に教示を仰ぎつつ「追遠碑」の碑文の原案を作成しました。

原案をもとに碑文の撰は、横浜市鶴見区の曹洞宗大本山總持寺の紫雲臺侍者の仭崖定坦(高橋定坦師)に依頼。碑文の書は、東京都港区高輪の泉岳寺副寺の天舜堯海に依頼。碑の篆額は、曹洞宗大本山永平寺貫首 勅賜大鑑道光禅師 玉堂瓏仙大和尚猊下(高階瓏仙大禅師猊下)に題字を揮毫いただきました。


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