可愛い瞳に魅せられて

先日スーパへいつた。スーパの駐車場でみた小さい犬のつぶらな黒い瞳が忘れられない。ゆつくりととをりすぎる車を見るとはなしに見ていると車窓に、ちよこんと坐る子犬の姿が見えた。確かブードルだつたと思うが、じつと私を黒い瞳で見つめている。私もあまりの可愛さに子犬の瞳をじーつとみつめる。足元の少しの傾斜も気がつかず、膝をついてしまつた。傍らのおばさんの「どうしやはつたの」の声に恥ずかしくつてかたはらの石積みを必死でもつて立ち上がつた。日頃転倒したことがなかつたので、油断だつた。幸い膝は大丈夫だつた。