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海からのSOS(三重県:勢和小学校)

自然豊かな伊勢湾と自分たちの生活のつながりを体験し様々な環境問題を考え社会に伝えていくプログラムです。

海のSOS 海のうっぷん晴らし 体験学習(7月7日~8日)

2005-09-01 11:08:16 | Weblog
7月7日(木)

近くで漁をしていた男海女(おとこあま)に海で捕れたウニや海藻を見せてもらい、海の豊かさを改めて実感しました。



磯観察では様々な生き物を発見!海藻の森の中に潜む小さな魚なども観察できました。



海の体験の後は、”海の博物館”で海藻の勉強をしました。海藻で押し葉を作りながら海藻の役割などの話しを聞きました。

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7月8日(金)


海からのSOS受信大作戦!漂着物から海のうっぷんを感じ取ろうと漂着物拾いと観察をしました。



SOS受信チェックシート。拾ったものが海にとって良い物か悪いものか、量や特長について記録しました。



記録を班ごとにまとめて発表し、海で起こっている問題について理解を深めました。

海について勉強しました(事前学習)

2005-07-14 19:02:29 | Weblog
6月17日(金)50分
大杉谷自然学校のスタッフが学校の近くを流れる櫛田川と海の関係について
事前学習をしました。
7月7日~8日の体験学習に向けて身近な事例から海について学びました。



《身近なアユの生態を通して海と川との関係について知ろう》
袋の中身はな~んだ
袋の中には子どもたちの身近な川、櫛田川にもたくさんいるアユに関係するものが
入っています。
箱眼鏡、石(アユの食み跡つき)、アマモ(海藻)の3つを触覚と嗅覚だけで当ててい
きます。
川の近くに住む子どもたちに、海の環境問題を中心に学んでいく導入として、
アマモ場で育つアユを通し、海と川とのつながりについて学びました。
子どもたちは、海の環境の変化が身近な生き物に影響することを初めて知ったと驚い
ていました。

櫛田川とアユと海の関係
・実はアユと海とは深い関係があります。
・みんなは櫛田川の上流に住んでいますが、身近なアユが海と深く関わりがあるように、みんなも実は海と深いかかわりがあります。遠くても近い存在なのです。
・海のことを知ることは、みんなの身近にある櫛田川のことを知ることにもなります。これから海について勉強していきましょう!





海でとれる魚や海藻、貝などが原料に使われている身近な製品と
その原料になるものを神経衰弱の要領で関係性を考えるゲームを行ないました。
子どもたちは意外なものが海と関係していることを知り、
海の恵みは自分たちの生活の中に活かされていることを実感したようでした。

《アマモにクローズアップ》
○豊かな海と藻場(もば)の話
・豊かな海藻(もば)がたくさん、三重の海にはまだ豊かな海がたくさんあります。
・アマモ場はアユの稚魚を育てる大切な場所、浅い場所にしかありません。
・他にも色々な種類の藻場があり、海の森と呼ばれているのです。
・地球の中で海は70%。その1%だけが海の森(藻場)

○海藻のいいことを3つあげよう
A.食べられる(人や魚など生き物)
B.生き物が棲める、人の生活に関連している
C.医学に使われる(意外な使い道)、海藻はとてもいい

《ところが!! 海からSOSが・・・》
アマモ減少から知るSOS
・今、海は大変なことになっています。
・アユの減少→藻場の減少も関連しています。
・貴重な海の1%しかない藻場(もば)がなくなっています。
・アマモの漂着が減少しているのです。
→原因は
水質悪化・コンクリートで埋め立て
ヘ泥が溜まる などです。

~浜辺のアマモ漂着の減少から海の環境の変化を知ろう~
漂着物から海のSOS信号を受け取ろう。

・色々な漂着物みてみよう。
・海には色々なものが落ちています。なんだと思う?
・どんな悪いことをひきおこすか予想してみよう。




スライドをつかって、海についての事前学習をしました。

海のSOS~海のうっぷん晴らし~実施団体

2005-07-14 19:00:09 | Weblog
プログラム実施団体:大杉谷自然学校(三重県多気郡宮川村)

大杉谷自然学校は平成13年に設立された官設民営型のNPOです。過疎高齢化の著しい大杉谷地域をフィールドに地域教育力を生かした環境教育プログラムを提供しています。

なお、このプログラムはコスモ石油エコカード基金の支援により実施しています。