2月上旬から今週前半まで、どのポイントに潜ってもクジラの声がまったく聞こえなかった状況から一転。
昨日の水中
騒動からにわかに
クジラフィーバー
に沸く久米島より、お久しぶりの伊藤がお送りいたします。
あまりブログに登場しないので少しカッコつけていこうカナと思うんですが、、。
いや~、にしても今日のトンバラ……。
波が落ち着いているとはいえ、1本目から僕らの前にまず2艘、その後も3艘やってきて合計6艘のダイビング船がトンバラに集まってましたからね。。。
「おッ! グルクンの向こうになんか白いヒラヒラがッ!
」
と思ったら違うショップのダイバーさんたちですよ。
ま、そう毎日クジラに会えたら僕らも苦労しないわけで、今日は水中ニアミスはありませんでした
。
そのかわりといっちゃあナンですがトンバラ周りで潮吹いてたクジラを思いっきり追い回してやりましたよ。
今のクジラ、トンバラ方面に泳いでったからひょっとして今潜ってる人たちクジラ見てるんじゃねーか?
なんて言いながら、1.2本目のトンバラを終え、3本目は先日潜って面白かった新ポイント(名称未定)へ。
ここも、南のポイントにしてはドロップの際に群れる魚が多彩で棚上にも一癖ある小物がいたりいなかったりと、ナカナカのポイントなのですが……。
しかし、昨日水中でクジラとすれ違っちゃったお客さんに何を見せればいいと言うんだ!!
「あ~なんかもうシャチでもでねえかなぁ~」
なんて思いながら、泳いでいると、僕の目の前にある下の掘れた岩の裏っかわにね、いるんですよ。
うねりに触覚たなびかせて、キスジカンテンウミウシ。
決して、もの凄いレアなウミウシってわけじゃありませんがね。
それでも、決してクジラだけが海じゃねーや、って。この目もない小さな美しい命に、水中で思わず頭を垂れてしまいました。
見逃さなければどこかで海は微笑んでいる、それをみのがさないように目を凝らすんです。
っていうか基本無愛想なのでむりやりのぞき込まないと微笑んですらいないんですがね。
でも心のどこかでヤツがささやくんですよね。魔女か、オレの欲張りな心が、、
「ホラ、ドロップの沖を見てごらん。海が大股ひ……大口開けて笑ってるよ」
って、
小さな美しい微笑みも見逃しちゃいけないんだけど、、大口開けて笑って登場するクジラやマンタにハンマーも見逃せないんだよな~。なんて。
たいがいは気のせいなんですけど
あぁ、明日も少しでも多く海の女神の微笑をみつけられますように。
んで、
できれば、
やっぱ、
一日に一回くらいは大口開けて笑ってくれますように
今日のポイント
トンバラ トンバラ 名称未設定
天候
時々
気温18℃ 水温21℃