つい先月の話。車で県外へ出張中のことです。
ガソリンを入れようとセルフスタンドに立ち寄ったまではよかったのですが。
いつもどおりクレジットカードを挿入して、
右端の油種を選んで、右端の給油ノズルを取りあげてマイカーの給油口に。
危機イッパーツ!! ここで気づいたのでした。ヤバかったぁ。
握っていたノズルは軽油のやつ。
ボーッとしていて、危うくガソリン車に軽油を入れそうになったのでした。
なんでそうなったかというと、
いつも利用しているセルフスタンドとノズルの並びが逆だったから。
まあ、ノズルの色(レギュラーは赤)でわかるはず、と言えばそれまでだけど。
腹へってたり、考えごとしてたりするとそこまで注意が及ばない。
そういえば、何年か前に自分のガソリン車に軽油を入れられたことがありました。
その一部始終を『恐るべきさぬきうどん』風にレポートするとこうなります。
ツッコミ役は、社内では言葉の鋭さで評判のIさん。
便宜上、ここでは(井)と表記しておきます。
(私) 「あれは、ホンマ忘れもせんな。えーっと5年前、いや6年前やったか」
(井) 「忘れてるじゃないですか!!」
(私) 「広島県の山間の小さな町で取材を終えて、さあ帰ろうと思ったらガソリンがもうほとんどないんよ。あせったがな。必死でガソリンスタンドを探してやっと見つけたんよ。」
(井) 「ヒィックゥ」
(私) 「わっ、びっくりしたぁ。突然なに今の?」
(井) 「しゃっくりですけど」
(私) 「ヤンバルクイナかと思ったがな」
(井) 「私は天然記念物ですか!! しかもヤンバルクイナの鳴き声なんて誰も知らないですし」
(私) 「とにかくスタンド見つけて、ほっとしたんやね。ただ当時はガソリンってぜいたく品やからめったに手に入らん。そのうえ配給制やったから、5時間並んでやっとコップ1杯くらい・・・」
(井) 「いつの時代ですか!!」
(私) 「まぁ配給制は大げさやけど、庶民が買えるようになったんは、大塩平八郎の乱の後くらいからやからな」
(井) 「だから、いつの時代なんですかって!!」
(私) 「そんでな、満タンにしてもらってお金払って軽く愛想笑いしてアクセル踏み込んだんやけど、トロトロッとしか進まんがな。これはおかしいなって思っているとこに、さっきのスタンドのおやじが必死の形相で追いかけてきて『お客さん!! これガソリン車ですか? ス、スミマセン。軽油入れてしまいました!!』だって。さらに『 だ、だいじょうぶですから、すぐ抜き取りますから』って」
(井) 「だいじょうぶなわりにはおやじ、慌ててるじゃないですか」
(上) 「それから軽油ぜんぶ抜き取って、ガソリン入れなおして。30分待たされたがな」
(井) 「ひどいですねー。へたしたら損害賠償もんですよ」
(上) 「ほんまやで。でも、おやじも必死で謝ってるし、怒ってもしょうがないなと思って。それにおやじ、『最初に入れた軽油のお金はいりませんから』っていうから」
(井) 「あたりまえじゃないですか!! 得した気になってどうするんですか」
©Weller
ガソリンを入れようとセルフスタンドに立ち寄ったまではよかったのですが。
いつもどおりクレジットカードを挿入して、
右端の油種を選んで、右端の給油ノズルを取りあげてマイカーの給油口に。
危機イッパーツ!! ここで気づいたのでした。ヤバかったぁ。
握っていたノズルは軽油のやつ。
ボーッとしていて、危うくガソリン車に軽油を入れそうになったのでした。
なんでそうなったかというと、
いつも利用しているセルフスタンドとノズルの並びが逆だったから。
まあ、ノズルの色(レギュラーは赤)でわかるはず、と言えばそれまでだけど。
腹へってたり、考えごとしてたりするとそこまで注意が及ばない。
そういえば、何年か前に自分のガソリン車に軽油を入れられたことがありました。
その一部始終を『恐るべきさぬきうどん』風にレポートするとこうなります。
ツッコミ役は、社内では言葉の鋭さで評判のIさん。
便宜上、ここでは(井)と表記しておきます。
(私) 「あれは、ホンマ忘れもせんな。えーっと5年前、いや6年前やったか」
(井) 「忘れてるじゃないですか!!」
(私) 「広島県の山間の小さな町で取材を終えて、さあ帰ろうと思ったらガソリンがもうほとんどないんよ。あせったがな。必死でガソリンスタンドを探してやっと見つけたんよ。」
(井) 「ヒィックゥ」
(私) 「わっ、びっくりしたぁ。突然なに今の?」
(井) 「しゃっくりですけど」
(私) 「ヤンバルクイナかと思ったがな」
(井) 「私は天然記念物ですか!! しかもヤンバルクイナの鳴き声なんて誰も知らないですし」
(私) 「とにかくスタンド見つけて、ほっとしたんやね。ただ当時はガソリンってぜいたく品やからめったに手に入らん。そのうえ配給制やったから、5時間並んでやっとコップ1杯くらい・・・」
(井) 「いつの時代ですか!!」
(私) 「まぁ配給制は大げさやけど、庶民が買えるようになったんは、大塩平八郎の乱の後くらいからやからな」
(井) 「だから、いつの時代なんですかって!!」
(私) 「そんでな、満タンにしてもらってお金払って軽く愛想笑いしてアクセル踏み込んだんやけど、トロトロッとしか進まんがな。これはおかしいなって思っているとこに、さっきのスタンドのおやじが必死の形相で追いかけてきて『お客さん!! これガソリン車ですか? ス、スミマセン。軽油入れてしまいました!!』だって。さらに『 だ、だいじょうぶですから、すぐ抜き取りますから』って」
(井) 「だいじょうぶなわりにはおやじ、慌ててるじゃないですか」
(上) 「それから軽油ぜんぶ抜き取って、ガソリン入れなおして。30分待たされたがな」
(井) 「ひどいですねー。へたしたら損害賠償もんですよ」
(上) 「ほんまやで。でも、おやじも必死で謝ってるし、怒ってもしょうがないなと思って。それにおやじ、『最初に入れた軽油のお金はいりませんから』っていうから」
(井) 「あたりまえじゃないですか!! 得した気になってどうするんですか」
©Weller