ポーランドからの報告

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クラクフ・ヴァヴェル城

2006年06月12日 | 観光ガイド

クラクフの王宮、ヴァヴェル城は、ポーランドを代表する歴史遺産です。ポーランド語で『Zamek Krolewski na Wawelu~ヴァヴェルの上の王宮』と呼ばれているように、ヴィスワ川を背に、ヴァヴェルの丘の上に建っています。

ヴァヴェル城の歴史は10世紀にまでさかのぼります。1320年にクラクフがポーランドの首都となると、国の政治をつかさどる王宮として、また文化の中心地として栄えました。



王宮はゴシック様式にて建設され、その後16世紀初頭にジグムント王によってルネッサンス様式に大改築されました。王室は全部で71室あり、3階建ての外付きアーケード式回廊が、中庭をぐるりと取り囲んでいます。この王宮の中庭の一角に、壁際にそって人が並んで立っている場所があります。チャクラムとよばれるその場所に立って瞑想していると、不思議なパワーが沸いてくる、とい言い伝えがあるそうです。

城内にはちょっとしたカフェやレストラン、ホテルなどもあり、のんびりとした時間を過ごすには、まさに最適の場所。観光客や小中学生の遠足のグループの他、地元の人も沢山来ています。




16世紀末、国土の東方への拡大に伴って、ポーランドの首都はクラクフからワルシャワに移転されました。しかし今でもクラクフの人は「政治的な首都はワルシャワだけれど、文化の首都はクラクフ」と自分達の街にとても誇りを持っています。


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