日本人にとても馴染みが深い ○○○ が、なんとここポーランドにもあるんです。
それは何だと思いますか??
クラクフ旧市街南を流れるヴィスワ川。その河岸を散歩していると、あれ!?こんなところに!?日本でもお馴染みの、『あるもの』 があるではありませんか!?
答えは、、写真を見ていただけるとわかりますが、「忠犬ハチ公の像」なんです!
ポーランドの忠犬は、ジョク(Dżok)という名前でした。ヴィスワ河の近くにに、ロンド・グルンヴァルツキェというとても交通量の多いロータリーがあるのですが、ジョクのご主人は、このあたりを歩いているときに心臓発作で倒れ、そのまま救急車で運ばれて亡くなりました。
ご主人と永遠の別れとなってしまったジョクは、1990~91年の二年間、ずっとこのロータリーでご主人の帰りを待っていたそうです。親切な人が現れては水や餌をやり、家に連れて帰ろうとしましたが、ジョクは頑なにその場を動こうとはしませんでした。1992年になってやっと、新しいご主人に引き取られましたが、1998年にそのご主人も亡くなると、同年のイースターの日に、トラムに轢かれて亡くなりました。まるでご主人を追いかけて行ったかのような最後だったと伝えられています。
この忠犬ジョクの話を後世に残そうと、動物愛護団体が中心となって、ジョクの像を設置するための運動を行い、2001年春に除幕式が行われました。銅像の多いヨーロッパの街並みですが、それでも犬の像というのはめずらしく、当時とても話題になったそうです。
しかもなんと、犬が除幕を行いました!!
ちなみに、ポーランドは世界一イヌの保有率が高い国だとか。
確かに、町行く人の多くがイヌを連れています。
参考:http://www.tresura.pl/gz01.php