ポーランドからの報告

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エスペラント語を学ぶ

2006年12月15日 | 文化

ビヤウィストックのユダヤ人眼科医、 ザメンホフ によって提案された エスペラント語 は、文法や発音の簡易さなどから、その後、瞬く間に世界中で支持を集めました。いまや、人工国際共通語としては最も成功したものといわれています。エスペラント使用者(エスペランティスト)は現在世界中で100万人以上といわれ、毎年世界各地で世界エスペラント大会が開かれる他、インターネットの掲示板やチャットのユーザーにも好んで使用されるなど、発表から100年以上たった今もなお、世界中の愛好者に利用されている言語です。

世界エスペラント大会 は、1886年に最初に行われ、その後毎年開かれています。(2004年北京[中国]=写真、2005年ビリニュス[リトアニア]、2006年フィレンツェ[イタリア]) この世界大会では、各民族の伝統文化の紹介に始まり、経済会議や女性運動会議など、大小実にさまざまな会合が催されており、通訳のいない国際会議が実現されています。

また日本のエスペラント運動は、1906年の二葉亭四迷による学習書発行、第1回日本エスペラント大会の開催などで本格化して、2006年に百周年を迎えました。年一度の日本エスペラント大会(2006年は岡山市)の他、春・秋の 合宿形式のエスペラント・セミナー や林間学校などが、大きな行事となっています。

   

ところで来年2007年の世界エスペラント大会は、他でもない、日本の横浜で開かれます。この横浜エスペラント大会には、ポーランドからも沢山のお客様が来ると予想されます。というのも、ザメンホフを産んだ国ポーランドでは、エスペランティストの数も他国より多いからです。

この2007年の横浜世界エスペラント大会を半年後に控え、東京エスペラントクラブ(TEK) など、全国のエスペラントクラブでは、これから来夏にかけて、エスペラント語の学習希望者に、集中勉強会や一日講習会などを行っています。

例えば、ポーランド人と会話をするのに、英語だとどこかぎこちない、ポーランド語は難しいので短期の学習での習得はまず無理、そんな場合に、エスペラント語を勉強して、エスペラント語で会話という手段もあるわけです。「今日は、英語ではなくて、エスペラント語で国際交流してみよう!」 なんて、とても新鮮ではありませんか?


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