愛媛県バスケットボール協会 審判委員会

愛媛県バスケットボール協会 審判委員会からのお知らせ

Young Officials’ Camp 2015

2015年08月25日 | 研修会報告

講習会名

(大会名)

Young Officials’ Camp 2015

参加者名

(報告者)

山田 佳奈 (クラブ連)

期日

平成27年8月14日(金)~平成27年8月16日(日)

会場

埼玉県立スポーツ総合センター

上尾運動公園体育館

講師

Carl Jungebrand氏、関口知之氏、前田喜庸氏、小澤勤氏、高城邦弘氏、緒方崇氏、吉田正治氏、山人志氏、加藤誉樹氏、須黒祥子氏、吉田利治氏、平原勇次氏、北島寛臣氏、増渕泰久氏、大野健男氏、安西郷史氏、堀内純氏、平野彰夫氏(順不同)

参加者

北海道(4)、福島(1)、山形(1)、宮城(1)、長野(1)、新潟(1)、栃木(2)、茨城(1)、神奈川(1)、埼玉(2)、千葉(1)、東京(8)、静岡(1)、愛知(1)、三重(1)、京都(1)、奈良(1)、大阪(1)、和歌山(1)、滋賀(1)、島根(1)、広島(1)、鳥取(1)、徳島(1)、愛媛(1)、福岡(2)、熊本(1) 男性23名、女性17名、計40名

報告①

□講義

レ実技講習

□ゲーム

(該当にレ)

講師 野田拓司氏 「よりよいプレゼンテーションの基本 体幹をつくるトレーニング・アジリティトレーニング」

■講習内容

 高校生が実際行っているトレーニングを約3時間行った。試合中プレイヤーよりも審判の方が走る。プレイヤーよりも走るからこそ、体力の重要性を感じた。また、前傾姿勢になるのではなく、正しい姿勢で腕を縦に振るという走り方も学んだ。

【トレーニング内容】

・ダイナミック(動的)ストレッチ

・10分間走(右回り、左回り各5分、コート1面を使用)

・インターバル(fast1分→slow2分→fast2分→slow1分→fast1分、コート2面を使用)

・ダッシュ(50m×1、40m×2、30m×3、20m×4、10m×5、コート2面を斜めに使用)

・RSA(ダッシュした後、休まずにすぐジョグより早めのスピードで元に戻り、再びダッシュ、40m×3、30m×3、20m×3、コートを斜めに使用)

・ダッシュ(壁から壁まで、3往復×2、横向きスタート3往復×2、もう一度3往復×2、コートを縦に使用)

・プッシュアップ(15回×2)

・フロントブリッジ(20秒×2)

・サイドブリッジ(20秒×2)

・ダイアゴナル(20秒×2)

・スクワット(20秒×2)

報告②

レ講義

□実技講習

□ゲーム

(該当にレ)

講師 Carl Jungebrand氏

・過去は過去、今は今であることを忘れずに

・努力は自分次第。鏡を見て自分の姿を確認

・自分の普段の生活に関係する。自分に向って目標が言えるように

・「私が正しい」と言える自信を持つこと

・Hard work, Discipline, Respect   近道はない

・夢に向かって行かせてくれる人はいない。行くと決めるのは自分自身

・リードもトレイルも45度の角度で見る

・ボールを渡す前に笛を準備しておくこと

・ヴィジブルカウントは常に外側の手で

・近すぎると見えないから適当な距離を維持する

報告③

レ講義

□実技講習

□ゲーム

(該当にレ)

講師 加藤誉樹氏 「YOCから世界へ」

・ABC(当たり前のことをバカにしないでちゃんとやる)

・自分が見たものを素直に取り上げること

・すぐにはできないから日頃からコツコツ行う

・具体的に目標を掲げること

・その日その日の目標を定める→クリアーにできたか、また新たな課題ができたか。

報告④

レ講義

□実技講習

□ゲーム

(該当にレ)

講師 平野彰夫氏 「ルール・マニュアル」

DVDを見て、シリンダーについて学んだ。

・リーガル・ガーディング・ポジションを占めたかどうか→それによってオフェンスのファウルかディフェンスのファウルか判断する。ただし、全てがファウルとは限らない

・トルソーで受けたかもしれないが、手や肩など他の部分の接触はファウルである

・吹くべき人が吹く(例)ゴールテンディングやインターフェアはトレイルが吹く

・競技規則を読んだうえでオン・ザ・コートで吹いてみること

報告⑤

□講義

□実技講習

レゲーム

(該当にレ)

平成27年8月15日(土) 川口北VS都立駒場(女子)

主審 小幡翔太郎(大阪) 副審 山田佳奈

主任 北島寛臣氏

・リードの時、エリア6にリバウンドが落ちたときやルーズボールがあったときに、右に寄って見る。説得力をあげる

・ディフェンスの位置に合わせて開く。顔だけでなく体ごと

・エリア4からのドライブに対して、ボールに近づいていっているので、ステイした方がよい

・トレイルの時、動いてはステイ、動いてはステイというのを繰り返したほうがよい

(全体を通して)

・オールコートプレスに対してのボクシング・インをもっと意識するべき。二人の協力で10人を見る意識

・見たいものは何か。そのためにどこへ動くべきなのかをもっと工夫いたほうがよい

・オフ・ボールの視野の当て方。特に自分のエリアにボールがないとき

 このゲームでは素直に見たものを取り上げることを目標にした。ボールを目で追いかけていたために、オフ・ボールのイリーガルなスクリーンプレイを見ることができていなかった。自分のエリアを責任もって見なければならなかった。ファウルのレポートの時、もっとハキハキ焦らずゆっくり行うようにしなければならない。

報告⑥

□講義

□実技講習

レゲーム

(該当にレ)

平成27年8月16日(日) 都立駒場VS大宮東(女子)

主審 八木里美(埼玉) 副審 山田佳奈

主任 北島寛臣氏

・リードの時、前日より開いてオフ・ボールを見ようとする意識は伝わった。でも、ファーストコールが相手のエリア。もっと相手に任せておけばよかった

・トレイルの時、もっとボールの追従の位置を考えなければいけない。ブラインドになっていたところがあった

(全体を通して)

・24秒計の故障に気づいたのは良かったが、止めるタイミングを考えなければならない。

・両チームがオールコートで仕掛ける中、どのように判定を行っていたのか。どの部分が判定ができ、どの部分ができていないのか。何もないからノーコールというのも一つの判定。もっと見に行くべき

・トラベリングが先なのか、シリンダーを犯しているのか、一瞬だけど、その判定をしっかり行うべき。

 このゲームでは前日の反省からオフ・ボールをしっかり見ること、シグナルをきちんと行うことを目標にした。意識していることは外から見ていてすごく伝わったと言っていただけた。もっと自分のエリアを確実に見れるようにすること。また、どのプレイをどのように判定をすれば良かったのか、もっと考える必要があった。

所感

 今回YOCに参加させて頂くにあたり、全国の同年代の審判仲間に出会えるという楽しみと、経験や実力のない私が参加しても大丈夫なのだろうかという不安とがありました。圧倒的に不安の方が大きくて心配でしたが、終わってみると、とても充実した3日間を過ごすことができました。貴重なお話を聞けたこと、たくさんの指摘を頂けたこと。この3日間の出来事はどれも今後のレフリー活動をしていく中で大切なことばかりでした。Carl氏の「普段の生活が審判の活動にも関係する」というお話があったように、これから普段の生活も注意していかなければならないと気づかされました。また、今回高い目標・意識をもつたくさんの仲間に出会い、中でも今年度から公認審判として活動をするという同期の仲間が多く見られました。その仲間たちに負けてられないという刺激を受けたし、モチベーションの維持にも繋がりました。

 最後になりましたが、この講習会を開催、運営して頂きました日本協会の皆様、ご指導してくださった講師の皆様、そして、この貴重な機会を与えてくださった堀内審判長をはじめとする愛媛・四国の審判員の皆様に深く感謝致します。まだまだ目指すべき理想の審判員からは遠くかけ離れていますが、より一層努力を重ねたいと思います。また、愛媛県は来年には全国クラブ、2年後には国体が控えています。その舞台に審判員としてコートに立てるよう、今回の経験を活かしていきたいと思います。これからもご指導をよろしくお願い致します。ありがとうございました。