ホール・イン・ワン

今朝も朝の５時に震度４の地震。
私は既に起きていた。
ジャスミンがソファで爪とぎをしそうになったのを見つけ、「コラッ！」と抱き上げた瞬間だった。

ゆらっ！

また大きいぞ。
テレビが揺れ、食器棚がガタガタ音をたて、家全体が音をたて始めた。
抱かれているジャスミンはまたしてもパニック。
私の腕から逃れようともがいている。

それって……ちょっとショック。
私はアナタを助けなければ！と考えているのに、キミはひとりで逃げて自分だけ助かろうとしてるんかい！


……ま、仕方ないか、猫だから。




　　　　　　　　　　　　　そ、アタシ、猫なの。



揺れも収まって歯磨きをしていたら、風呂場でカタンという音がした。
昨夜たてた風呂のお湯を捨てないでいて、フタをしていた。
色々な角度からフタが動かないことを確認しておいたからフタが落ちるはずはない。
それでも気になって風呂場を点検。
大丈夫、フタはきちんと上に乗っている。　


が！


フタの上にたまたま置いた風呂の椅子、・・・・いましたッ！　ジャスミンが！！






もちろん、今まで何度も風呂の椅子の中に潜り込んでいるので、それは大して珍しくない。
しかし、それは椅子が床に置いてある状態だ。
そして、わずかなすき間にアタマを突っ込み「うんしょ、うんしょ★」とやって入っていたのだ。





今のこの場合は、うんしょ！が出来ないのである。
床からジャンプしてそのままインしたのだ！




　　　　　　　　　　　　　　　　　　見つかっちゃった★？


こうなると、お見事ッ！！



　　　　　　　　　　　　　　　　　そうお★？


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