インドIT産業が4-6月期も大幅な増収・増益を見せている。大手各社が売上が40%前後も伸ばしている様は、日本の2004年度ITサービス業界の伸びが5%前後くらいと予測されるのと極めて対照的である。
こうしたインドIT産業の高成長は、バンガロールがシリコンバレーを上回ったかという議論まで巻き起こしている。記事では、シリコンバレー側は既にナノテクなどの新規分野での成長が始まっているとのコメントも引用されているが、インドもプログラミングの受託からビジネス・プロセスの受託へと、IT産業のなかでもより高次なスキルの要求される分野へと移行している。筆者も、インド系ベンダーがハイレベルな業務ソフトを日本において展開している姿をよく見るようになった。
しかし、その次のインドの課題はイノベーションを自ら起こせるかであろう。既に欧米で行われていることをインドで低価格で再現していくというモデルが頭打ちとなったとき、いよいよ自らのイノベーションの力で勝負をすることが求められる。日本も実は外部のイノベーションから内部からのイノベーションへと転換する途上にある。
ここで求められるのは基礎技術研究であるが、インドIT産業はこうした動きを見せるだろうか。これから数年のインドの動向が注目されるところである。
こうしたインドIT産業の高成長は、バンガロールがシリコンバレーを上回ったかという議論まで巻き起こしている。記事では、シリコンバレー側は既にナノテクなどの新規分野での成長が始まっているとのコメントも引用されているが、インドもプログラミングの受託からビジネス・プロセスの受託へと、IT産業のなかでもより高次なスキルの要求される分野へと移行している。筆者も、インド系ベンダーがハイレベルな業務ソフトを日本において展開している姿をよく見るようになった。
しかし、その次のインドの課題はイノベーションを自ら起こせるかであろう。既に欧米で行われていることをインドで低価格で再現していくというモデルが頭打ちとなったとき、いよいよ自らのイノベーションの力で勝負をすることが求められる。日本も実は外部のイノベーションから内部からのイノベーションへと転換する途上にある。
ここで求められるのは基礎技術研究であるが、インドIT産業はこうした動きを見せるだろうか。これから数年のインドの動向が注目されるところである。
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