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e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

Dellの顧客満足度低下 - 低コスト戦略と顧客密着型戦略の両立

2004-06-30 | ◆ビジネス
Dellの顧客満足度が低下している。以前も顧客サポートのオフショア移転でサービスが低下したため、本国へサポートを戻すということがあったように記憶している。

Discipline of Market Leadersによれば、低コスト型の戦略と顧客密着型の戦略は両立が難しいという。顧客密着型には金がかかり、低コスト型のビジネスモデルとは相容れないからである。両者を追及しようとすれば、どちらのビジネスモデルも中途半端になり、一方を追求し続ける企業には勝つことができなくなる。

さて、DELLはそれを悟って一方を犠牲にすることを良しとしたのか、それとも両者を両立させる神業を見せてくれるのか。


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1 コメント

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顧客のperceptionは相対的 (Tommy)
2004-07-06 16:49:07
顧客満足度の難しいところは相対的であるということではないでしょうか。以前サービスが悪かった会社のサービスが良くなるとすごく良くなったと思って(HPもなかなかやるじゃーんってな感じで)評価が過度に上がり、例えDELLは変わっていなくても相対的に評価が落ちてしまうのでは?日本でもNECを始め各社DELLのカスタマーサービスを徹底的に分析し、同等レベルのサービスを提供するようになっており、国内の顧客満足度1位はNECに輝いたとのこと。差別化要因のひとつだった斬新な顧客サポートサービスが他社にキャッチアップされた形と考えられるかもしれません。最近、NEC、東芝、DELL、HPが日経新聞の一面広告でSOHOや中小企業向けPCのネットダイレクト販売で競ってますね。サービス以外での独自性をひねり出そうと各社血眼です。で、結局は価格勝負か・・・
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