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2014年5月26日（月）09:23
(産経新聞)
大阪市西成区の准看護師、岡田里香さん（２９）が遺体で見つかった死体遺棄事件で、東京都八王子市のトランクルームで発見された成人女性の遺体は、「人形」として荷物を預かった宅配業者によって大阪から運び出されていたことが２５日、捜査関係者への取材で分かった。
大阪府警は同日、ＤＮＡ型鑑定の結果、遺体は岡田さんと判明したと明らかにし、西成署に捜査本部を設置。犯行の詳しい状況などを調べている。
捜査関係者によると、岡田さんの遺体は２１日、同市内のトランクルームで見つかった。近くに、大阪から運ばれたことを示す伝票が残っており、内容物は「人形」と記されていた。請け負ったのは大阪市内の営業所だったという。
また、３日に羽田空港から中国・上海に渡航した中国籍の女は、平成２５年に都内の大学院を修了した元留学生だったことが捜査関係者への取材で分かった。北京からの留学生で都市計画などを専攻していた。過去には大阪で２年ほど過ごしたこともあるという。女は以前、岡田さんになりすました疑いのある日系ブラジル人の女と八王子市で一緒に住んでいたことがあり、２人は同市に土地勘があったとみられる。
一方、岡田さんの友人らによると、岡田さんは失踪する約２カ月前の２月１日、日系ブラジル人の女と他の同級生２人を交え、大阪市内の居酒屋で食事をしていた。岡田さんは直前、インターネットのフェイスブックに「今日は夕方から小学校の同級生と会うよー。１０年ぶりくらいかな」「東京に住んでいて、なかなか会えないお友達」などとつづっていた。
食事中とみられる同日夜には、「ワイワイ。岡田会？」との表題で、日系ブラジル人の女らと居酒屋にいることを書き込み。その後、食事をしている様子の写真もアップされた。２人が再会して以降の関係が失踪に深く関係しているとみられる。
