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ワタミ株記載ない渡辺美樹氏…資産公開の抜け穴、社員の「貯金」で肥えまくり?

2014-01-08 15:21:42 | 政治

資産17億円「渡邉美樹コラム」が物議 社員の「貯金」で肥えまくり?
http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/cc-20140107-1089/1.htm
2014年1月7日(火)19時10分配信 キャリコネ
過酷な労働環境で「ブラック企業」の代表格として挙げられるワタミグループ。その創業者・渡邉美樹氏がコラムで語った内容がネット上で物議を醸している。

話題となっているのは、日経ビジネスアソシエのネット版に掲載されている悩み相談コラム「渡邉美樹の『快答乱麻』」。渡邉氏がワタミ社長だった、2009年3月に掲載されたものだ。

給料アップしなくても「できる人間は会社に貯金する」

読者から「どんなに働いても、給料が上がりません」という悩みが寄せられた。不動産コンサル会社で働いているが、連日終電帰りで休日出勤までしているのにも関わらず、給与アップを交渉しても断られる。その上、残業代も出ない。そのため、今の会社に残るかどうかで悩んでいるのだという。

これに対し渡邉氏は、会社の給料というのはそもそも交渉するものではなく「相手が勝手に引き上げてくれるもの」だと指摘。自分が「ちょっと安い」と思う場合は、経営者側も「悪いな」と思っているはずなのだという。
その上で、給料に関しては何も言わずに働き「こんなに安い給料で、こんなに働いてもらって、申し訳ない」と上司に負い目を感じさせる。すると、黙っていても「次は給料が上がる」とする。

言わば「会社に貯金をする」感覚だとし、

「仕事ができる人間は会社に貯金をするし、できない人間は会社からすぐに『貯金』を引き出そうとするので、いつまで経ってもお金が貯まりません」
労基法違反などの不当な扱いを受けたら交渉するべきだが、そうでないのなら黙って仕事をした方が「貯金」が貯まり、自分のためにもなるとしている。

「その貯金、いつ引き下ろせるんですか」

約5年前に掲載された記事だったが、2014年1月初旬からネット上で注目を集め、様々な声が挙がった。「経営者としては正しい。黙って働く部下の方に報いたくなる心理はある」といった見方もあるものの、

「その貯金、いつ引き下ろせるんですか」

「社員がいうならともかく、経営者がいうのはダメ」

といった、批判的なものがほとんどだ。

また1月6日、昨夏の参院選で当選した議員121人の資産が公開された。渡邉氏は総額17億580万円で圧倒的1位となっている。2位の藤巻健史氏が6億6870万円だから、10億円以上もの差がある。

ワタミ社員の「貯金」は「回収」できるか?

資産報告書にはワタミ株の記載なかったが、報道によると、渡邉氏はワタミ株の約25%を保有する企業(有限会社アレーテー)の全株式を保有。間接的にはワタミ株を大量に持っている形だ。ワタミの時価総額は約580億円。渡邉氏の実質資産は17億円どころではすまないだろう。

一方で、ワタミの従業員は過酷だ。社員は「365日24時間死ぬまで働け」などと記載された渡邉氏の「理念集」という冊子を暗記させられる。

2008年には入社2か月の女性社員が月残業141時間という環境のもと、過労で自殺している。昨年12月には遺族が当時社長だった渡邉氏らを相手に損害賠償を求める訴訟を起こした。

また渡邉氏によると、入社3年以内の離職率は42.8%。会社に「貯金」して、その後回収した人もいるのかも知れないが、「貯金」したきりそのまま辞めてしまう人がかなり多いことが覗える。結局、肥えるのは経営者の資産ばかり。会社に「貯金」なんて、経営者の都合のいい言葉でしかない、ということだろうか。

あわせてよみたい:ワタミ社員告白「ブラック労働で得られたもの」


ワタミ株記載ない渡辺美樹氏…資産公開の抜け穴
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20140106-567-OYT1T00906.html
2014年1月6日(月)18:17
(読売新聞)

 6日公表された参院議員(昨年7月改選の121人が対象)の資産等報告書に、議員が保有する株券の一部が記載されていないケースがあった。

 国会議員の資産公開では、報告が必要な対象を「上場企業の株券」などと限定しているためで、「全ての株券を報告対象にしないと十分な監視ができない」と、制度の不備を指摘する声も出ている。

 外食大手「ワタミ」の創業者で、昨年初当選した渡辺美樹議員(自民)の資産等報告書には、株券の欄にワタミ株の記載がない。

 ワタミなどによると、渡辺氏は現在、同社の役職から離れ、同社株も直接は持っていない。ただ、長男が代表取締役を務め、昨年9月現在で、ワタミの発行済み株式の4分の1超を保有する筆頭株主の有限会社「アレーテー」(横浜市)の全ての株を持っており、間接的にはワタミ株を大量に保有する形だ。

 ところが、渡辺氏の報告書にはアレーテー株の記載もなかった。1992年の衆参両議長の取り決めで、報告対象が、上場企業と、非上場でも資本金1億円以上の株式会社の株券などに限定されているためで、渡辺氏の事務所は「アレーテーは上場企業でも株式会社でもなく、基準に該当しないので報告を見送った」と説明。参院事務局はこの基準が設定された経緯について、「分からない」と言う。

 渡辺氏がアレーテーを通じて保有するワタミ株は昨年9月30日時点で1046万2000株で、同日の終値換算では約172億8000万円の価値がある。渡辺氏の事務所は「議員になった時にどれだけの資産を持っていたかでなく、議員になってからの資産の増減を公開することが制度の趣旨だと思っている」とコメントしている。


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