驚くべき事にこの本を図書館で見つけて気になって手にとってみました。この本は大きく別けて2つの要素で構成されています、タイトルとは裏腹に非常にしっかりした本です。
一つ目の要素はニートとして生きて行く為の処世術です。読んでみると普通の人では想像出来ないお金の稼ぎ方が紹介されていて面白いです。しかしながら普通の人には役には立たないでしょうし、普通に働いた方が楽に高い金額を稼げると思います。その他にもうまく居候する方法も紹介されていて好奇心を刺激されます、とりあえず居候でもそうでない人でも料理をできるようになっておいた方が良いと思いました。
もう1つは世間や世界などに対する考察とメッセージです。ここがとても深くしっかりとしていて舌を巻かれ目から鱗がポロポロ落ちます。今を生きる人々に多様性という救いの手を差し伸べる著者の確かな優しさを感じました。凝り固まった考えに風穴を空ける良書だと思います、お勧めです。
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