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「理想的な淡水水槽」 2.1. 理想的な水槽とは何か?


デュプラメソッド「理想的な淡水水槽」

2.1. 理想的な水槽とは何か?


我々は前章でずいぶん長たらしく今までの水槽について述べてきた。しかし我々が最も関心を持っているのは、今日そして明日からの水槽についてである。

すでに目次あるいは前章から、次のような視点で全体の要素となる事項を区分してきた。これにより、読者が熱帯性淡水水槽の構築について初めからテーマに沿って理解し、実践していくことが可能となる。

水槽に対して有効な個々の構成要素について詳しく述べていく前に、ここで一度理想的な水槽の「基本法」とでもいうべきものを明確に打ち出したいと思う。水槽を構築する際には想像もつかないような事態が生じるものだが、基本となる水の化学的多様性や人工の生活圏である水槽の中の様々な条件を決定するのは、生物学的ともいうべき自然法則である。そしてこれは、アクアリアナーがどのように水槽内の化学的または物理的反応をコントロールし、水質を制御できるかということに結びついているのである。

これは生物が生命活動を行い、なおかつ繁殖することができる水槽を維持するための基本的な知識となるものであり、これには幸運などという不確かな要素は介在しない。


1990年頃発売された究極のシステム水槽[デュプラリウム]。
当時アクアシーンでは使用されていなかったメタルハライドランプ(HQI)が
蛍光灯や水銀灯をはるかに超える強力な光で水槽を照らしていた。
非常にコンパクトなフルドライろ過槽のみで800ℓもの水を完璧に浄化。
自動でRO水を供給し、照明やモーター、水温のみならず、pHやmV(酸化還元電位)、
導電率までがコントロール可能なまさにフルスペックと言える究極の水槽だった。
デュプラリウムの登場は世界のアクアシーンに衝撃と賞賛をもって迎えられた。




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