デュプラメソッド「理想的な淡水水槽」
6.5.2. Duplaバイオカスケード
1991年に新世代の生物ろ過のために開発されたDuplaバイオカスケードは、他のろ材に比べてはるかに優れた性能を持つ。バイオカスケードは20,000mm²もの表面積を誇り、その表面にまんべんなく水が行き渡るように設計されている。
バイオカスケードの外側には太いベルトが配されており、これによりろ過槽内でバイオカスケード同士が重なり合うことがない。そのため酸素が全体にまんべんなく行き渡り、バイオカスケードの表面は最大限まで好気性バクテリアの繁殖活動の場として活用される。酸素を有効に活用できる設計により、バイオカスケードを使用するろ過槽は、一般的なろ過槽に比べ容積を3%~5%小さくすることができる。
さらにデッドゾーン(酸素が行き渡らず好気性バクテリアが繁殖できない部分)が発生しにくい特殊構造により、嫌気性バクテリアが増殖するのを防ぎ、理想的な生物ろ過システムの構築を促進する。
またボディの色は理想的な水槽にとって好ましくないある種のコケや藻の発生を防ぐ効果のあるブラックを採用している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/01/58d515ef984f4dbc1b74d01ff391cd11.jpg)
バイオカスケードは20,000mm²を超える表面積を持ち、
10億ものバクテリアの活動場所となる。
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