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「理想的な淡水水槽」 3. 水槽について


デュプラメソッド「理想的な淡水水槽」

3. 水槽について


前章で「理想的な水槽」を作るために必要な10の条件について述べた。この章では「理想的な水槽」を構成する個々のパーツについて記述する。まず最初に水槽が必要となるが、本書では水槽(Aquarium)という概念とともに、大きな水槽(Becken)という概念も用いて説明する。

アクアリウムという趣味を始めようとする場合まず水槽の購入を考えるわけだが、今日では水槽の選択肢は非常に多くなった。かつての水槽のフレームはガラスを品質の良くないシリコンで接着していたため、よく水漏れを起こした。今日では二液性シリコンを用いることで、水槽の耐久性は格段に向上した。

それに加えて今日の水槽はすべて海水での使用に耐えるように作られている。これは軟水を用いる淡水水槽として使用する場合は、さらに高い耐久性が保証されるということである。

水槽を購入する際には、次のことを切に勧める。とにかく出費を惜しまないということだ。安い価格で提供される水槽の品質は、常に低いものである。そして良い水槽とは品質が落ちない水槽のことである。

水槽を購入する際には、技術的な完成度にも目を配るべきだ。例えばガラスのふちがきれいに磨かれているか、シリコンの接着の仕上がりがきれいであるかというようなことである。一般的にグレーや濃い茶色、黒いシリコンは高品質である。高品質のシリコンは、ガラスの継ぎ目の部分にコケが侵入するのを防ぐ。今日手に入る水槽の多くにプラスチックやアルミニウムの枠がある。これは水槽の強度を高めるためのものと考えられがちだが、実際はシリコン接着時にガラスの静止状態を保つことが主な目的なのである。

水槽向けのガラス加工技術は以前に比べ非常に進歩していて、様々な大きさ・形のものを自分で製作することなく手に入れることができる。そればかりか多様なイクイップメントを取り付けたり、穴を開けることもできる。現在ではたやすくガラスに穴を開けることができるため、より洗練されたフィルターの取り付け、またより多機能なオーバーフロー配管のために複雑なガラス加工を注文することができる。現在では規格化された塩ビパイプやバルブなどの様々な配管パーツによって、水の流れが一目でわかり、さらに見た目にも美しい配管を行うことが可能だ。


現代の水槽は二液性シリコンで接着されている。
安全性を考慮し、この水槽は強化ガラスで作られている。




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オーバーフロー 配管





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