イスラム第7の聖地とされるシンゲッティ。街歩きを売りにするこの「デューク東城」にとっては訪れなければならない場所であった。
アタールから乗合タクシーで約2時間。
見たところ思ったよりも小さい街で砂漠に取り囲まれるようにして築き上げられている。街は新市街と約200-300m程度離れて世界遺産である旧市街で構成されている。
世界遺産である旧市街には以前は20個以上もあったモスクも現存するものはわずかに1個ばかり、またビブリオティーク(図書館)が5つありそこでは数100年前古文書が目の前で見れたりは昔の隊商が運んだものが展示してあったりした大変に趣がある。
また、この街の魅力は砂漠のへりにある街という事であり、ちょっと街から外れると辺り1面砂漠の世界...
非常に楽しい思いをした...
ただやはり恐るべしはシンゲッティ、世界遺産となった訳はそんなありきたりな事ではなかった。
私が新市街でコーラ(缶)を200UM(約70円ぐらい)でかって旧市街を突きぬけしばらく砂漠の中で楽しんでから戻るとき、旧市街の出口でもう一度ジュースでもと思って商店に入ったら...
「300UM(約120円)....」
新市街と旧市街は約200-300m、お互い十分に見渡せ、歩くと3分はかからない...
ぼられているのかと思って他も2,3軒当たったが一律だった...
試しに新市街をもう一度当たると今度は一律200UM...
やはり世界遺産、イスラム第7の聖地と言われるシンゲッティ旧市街...その真価ははコーラの値段で発揮されていた。
その名声は伊達ではなかった...
脱帽である!
写真はイスラム第7の聖地、シンゲッティ新市街の夜景