ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

社用車購入

2007年09月06日 23時49分00秒 | 車/交通事情
木曜午後6時過ぎ、少し前に事務所から帰っていたアパートに、待ちに待った社用車が届く。ホンダの4WD、MRVだ。

日本では妻の取引先の関係で、外車ばかり乗っていた。だが、本当は日本車の方が優れているといつも思っていた。そんな私が、日本車のシェアが圧倒的なドバイに来て、社用車にお客様でもある日本メーカーの車を選ぶのは当然の成り行きだ。

そもそも4WDにしようと思ったのは、有事の際に砂漠を走ることがあるかもしれないのでその方がいいと先輩駐在員に聞いたからだ。その話をタイヤメーカーの社長さんにしたところ一笑に付されてしまった。砂漠を走るのには高度な技術が必要で、4WDであれば誰でも運転できるというものではない。素人はすぐにスタックしてしまうそうだ。

過去1ケ月はホンダのシティを2200ディルハムで借りていた。なにより燃費がいいし、100キロ以上の高速で走行する時に少しふらつく以外、特段の不満はない。「不都合な真実」を観た後では、コンパクトカーにした方がよかっただろうかと思ってもみた。だが、商売柄大きな荷物を運ばなければならないことがあるので、地球温暖化の問題には少し目をつむることにする。

4WDの日本車の中で、ホンダのMRVになったのはご縁としかいいようがない。ドバイに来るまでは、日産のパスファインダーにしようと決めていて、レンタカー会社とリース契約の調印までした。注文した車がすんなりと納車されていれば、6月からパスファインダーに乗っていたはずだ。

結局、着手してから調達に半年以上かかってしまった。一番の理由は、後知恵で考えれば、信用の問題に尽きる。一括購入すれば話は別だが、リースやローンを組むには、会社が日本や世界でどれだけ売り上げがあるかより、当地での事業規模や取引実績の方がより重要だということがわかった。

車両の登録・引渡に至る手続については、稿を改めて書きたい。


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