夏の風物詩

曇り。のち晴れ。蒸し暑い1日だったが、夕方から素敵な夏の青空が広がった。 今日は二期会の「ツェムリンスキー:フィレンツェの悲劇」と「プッチーニ:ジャンニスキッキ」の組み合わせによる最終日。この演目をひとりで行ったら、やはりつまらない。誰も一緒に来て下さりそうもなかったので、止めた。 それに「ぱぐ」が「あの日」以来、寂しがり屋になっているので、心配で長時間家を空けられない。結果、夕方まで連弾庵で . . . 本文を読む
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柔らかに…

曇り。蒸し暑い。 ある方から、小さな写真集を2冊いただいた。京都の出版社「青菁社」から出ている「森のひょうきんものシマリス」(福田幸広著)と、「フクロウにあいたい」(横田雅博著)である。 「シマリス」の方は、北海道に暮らすシマリスの1年を追った写真集。「フクロウ」は、エゾフクロウの赤ちゃんが成長していく様子を描いた写真集。どちらも、シマリスやフクロウの表情が生き生きと捉えられているところが素晴 . . . 本文を読む
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「批評」に感謝する心

晴れ。ただし、昨日までと違って蒸し暑い。東京は空気が澱んでいた。 物書きを職業にするようになって、約20年。この仕事をしていて何が楽しいかというと、いろんな方に巡り会え、貴重なお話を伺うことができること。そして、書いた物に関して、感想や批評をいただけることだ。 感想や批評。 好意的なものもあれば、そうでないものもある。本当にいろんなご意見をいただく。いずれにしても、とてもありがたいことである . . . 本文を読む
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生と死を見つめて

今日も素敵な夏晴れ。昨日ほどではないが、透き通った青空だ。 この半年、生と死について考えることが多かった。2月、わたくしたちの大切な友人だった「さくらちゃん」を失い、大きな悲しみがわたくしたちを覆った。数日前、楽しく話した大切な人が、いきなりこの世から消え失せたのだ。 あれから5カ月。表面上はこころ穏やかになったのかも知れない。しかし、7月15日、Duo T&Mの演奏会でコメンテータを務め、ラ . . . 本文を読む
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青空の彼方へ!

首都圏は台風一過の素晴らしいお天気。気温は上がったけれど、抜けるような青空でした。こんなに素敵な青空を見たのは、何日ぶり、いや、何カ月ぶりでしょう。暑いのは好きではありませんが、このような気持ちの良い夏日が、わたくしは好きです。本当に夏らしい日が。 今日はあかねの初七日です。あの日から、もう1週間が経ってしまいました。あかねがわたくしの腕の中で息を引き取ったのは、昨日のように思えます。まだまだ当 . . . 本文を読む
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存在の大きさ

今日も連弾庵は静かです。静かになって初めて分かりました。あかねの存在が、どれだけ大きかったか。あかねに比べると、物静かな「ぱぐ母さん」ですが、もし、この子がいなくなったら…と思うと、想像もしたくありません。いつまでも元気で長生きしてほしいものです。そのためには、たくさんたくさん愛情を注ぎます。愛情を注ぐことが、わたくしにとっての歓びでもあるので。 2週に1度の「連載エッセイ」がオンエアになりまし . . . 本文を読む
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いつでも会える

文筆家の杉浦日向子さんが亡くなりました。享年46。早すぎる死です。わたくしは彼女の大ファンで、大半の著作を所有し、折に触れて楽しんでいました。杉浦さんの仕事は、いつも充実していました。それだけに、何だか「生き急いだ」ような気がしてなりません。いきていらしたら、もっともっと素敵な仕事ができたに違いありません。本当に残念です。 わたくしが「生きる者」と「死せるもの」について考えていたら、お友達の「の . . . 本文を読む
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香炉

リビング、ダイニング、キッチンを見渡せる場所に、あかねのコーナーを作りました。大好きだったこの家を、あかねがいつでも見えるようにするために。そして、いつでもわたくしたちがあかねに話しかけられるように。 お骨になったあかねの回りに、お花、写真、大好きだったジャーキーとクッキー、喉が乾いたときのためのお水、お散歩に行きたくなったいつでも行けるように胴輪とリード、それに香炉を置きました。 香炉は、わ . . . 本文を読む
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ずっと一緒

朝、目が覚めました。いつも耳に届いていた、あかねの「ぶぅ」という声は、聞こえてきません。でも、どこかにあかねがいる、という感覚は拭えませんでした。 「ぱぐ」は、あかねを探しています。わたくしの顔を見るたびに「あかね、どこにいるの? いつ帰ってくるの?」と問いかけます。 昨日の朝、わたくしたちは、あかねを連れて連弾庵から出ていきました。ぱぐは、それをじっと見送っていたのです。帰って来ると、窓の外 . . . 本文を読む
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微笑み

今日はお葬式です。 あかねは、昨夜からお気に入りの「座布団ベッド」に寝かせてありました。いつもと変わらない、柔らかな寝顔です。いや、7月6日以降、しばしば見せた苦しい表情などなくなり、本当に穏やかな表情で眠っていました。でも、もう起きてはくれません。 近所のお花屋さんが開店すると、ゆみこに頼んでたくさんのお花を買ってきてもらい、座布団ベッドを飾りました。向日葵、釣鐘草、その他たくさん。あかねは . . . 本文を読む
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虹の橋の向こうへ

「あかね」が「虹の橋」を渡って行きました。本日22時50分、わたくしの腕の中で、静かに息を引き取りました。12歳5カ月。大勢の人たちから愛された、幸せな人生でした。 連弾庵に遊びにいらして下さった方、本サイトの読者の方、そしてこのblogの読者の方、「あかね」を最後まで可愛がって下さって、本当にありがとうございました。御礼申し上げます。 東京は、今日も晴れて真夏日でした。明日は、「あかね」のお . . . 本文を読む
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鬼も見放す、来年の梅雨

晴れ。ときどき曇り。まだ夏本番とは行かない。 夏本番。 燃える太陽。突き抜ける青空。乾いた空気。燃える恋。 いずれも、まだまだである。 そんな「萌える夏」を目の前に、「来年の梅雨」のDMが届いた。話を聞けば、鬼も「お前、本当にバカじゃん!」の類である。さすがの鬼も、呆れるどころか見放すだろう。 来年6月。メトロポリタン歌劇場の引越公演がある。その案内だ。演目は3つ。 ヴェルディ:椿姫 ワ . . . 本文を読む
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リメイクと、あるお調子者の想い出

晴れ。のち曇り。夕立に遭遇しなくて助かった。 真偽のほどは分からないけど、「日本沈没」の映画がリメイクになるそうな。 「日本沈没」と言えば、小松左京の傑作小説の映画化だ。この映画、日本のSF映画、いや日本映画史上に残る不朽の名作である。ここでの特撮の素晴らしさはもちろんのこと、原作にほぼ近い人間ドラマが見事に描かれた点に注目できる。 主人公で風変わりな天才地球物理学者を演じた小林桂樹(わたく . . . 本文を読む
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梅雨明け、もう幾つ寝ると…

晴れ。猛烈な暑さ。関東から中国地方にかけて梅雨明けだ。 皆様からの激励もあって、「あかね」は小康状態を保っている。昨日までの状態が信じられないくらいに、自分で立ち上がって場所を移動したり、水を飲みに行ったり。でも、もうお散歩には出られない。 あかねのいないお散歩は寂しいよ。 この3連休。あかねの介護のために、ほぼすべての時間を使ってしまった。でも、わたくしはそれでいいと思う。愛する者のために、 . . . 本文を読む
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生きようとして…

曇り。時々晴れ。相変わらず蒸し暑い。 昨夜は「あかね」と一緒に寝た。ただし、ゆみこによれば、「あかね」は迷惑そうだったとのこと。 朝8時30分。動物病院へ行く。ドクターと打ち合わせの上、すべての治療を一時中断することにした。わたくしたちとしては、苦渋の選択だ。高度医療で延命させるか、自然死を迎えるか。散々悩んだ末、後者を選択することにした。もちろん、「あかね」がいちばん楽に最後まで生きて行かれ . . . 本文を読む
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