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日本鉄鋼連盟、6月の鉄鋼生産概況を発表

2008-12-17 16:00:33 | Weblog










鉄鋼生産概況2008年6月


粗鋼生産1,037万トン、前月比1.7%減、前年同月比3.9%増
4~6月 3,106万トン、前年同期比3.9%増
1~6月 6,190万トン、前年同期比4.2%増


◎2007年6月の鉄鋼生産動向をみると、銑鉄、粗鋼は前月比では減少したものの、前年同月比では増加した。熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)は、前月比、前年同月比ともに増加した。

○銑鉄生産は726.0万トンと前月に比べ23.5万トン、3.1%減、前年同月比0.7%増となり、前年同月比では24カ月連続の増加となった。
 4~6月では2,194.5万トン(前年同期比2.6%増)、1~6月では4,411.1トン(同3.9%増)となった。
 なお、6月の高炉稼働基数は前月と同様34基中28基であった。

○粗鋼生産は1,037.1万トンと、前月比17.5万トン、1.7%減、前年同月比3.9%増となり、前年同月比では25カ月連続の増加となった。6月としては、2007年6月の998.0万トンを抜いて史上最高となり、月間としては史上6位であった。
 また、4~6月では3,106.1万トン(前年同期比3.9%増)となり、四半期では1973年10~12月の3,126.6万トンに次ぐ史上2位であった。1~6月では6,189.7万トン(同4.2%増)となり、下半期を含む暦年半期では1973年7~12月の6,151.0万トンを抜いて史上最高となった。
 6月の炉別生産をみると、転炉鋼が757.1万トンと前月比2.9%減(前年同月比4.1%増)、電炉鋼が280.0万トンと同1.7%増(同3.6%増)となり、前年同月比でみると転炉鋼が25カ月連続の増加、電炉鋼は2カ月振りの増加となった。
 6月の鋼種別生産では、普通鋼が808.7万トンと前月比1.6%減(前年同月比3.3%増)、特殊鋼が228.4万トンと同1.7%減(同6.3%増)となり、前年同月比では普通鋼が25カ月連続の増加、特殊鋼は6カ月連続の増加となった。なお、1~6月の特殊鋼生産は、1,375.8万トン(前年同期比4.7%増)で、暦年半期ベースで2007年1~6月の1,314.4万トンを抜いて史上最高となった。

○熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は931.6万トンと前月比5.0万トン、0.5%増(前年同月比4.0%増)と、前年同月比では25カ月連続の増加となった。また、4~6月では2,770.4万トン (前年同期比2.7%増)、1~6月では5,585.5万トン(同3.2%増)となった。なお、1~6月の熱間圧延鋼材生産は、暦年半期ベースで2007年7~12月の5,435.9万トンを抜いて史上最高となった。

○普通鋼熱間圧延鋼材(一般)の生産は745.1万トンと前月比7.8万トン、1.1%増(前年同月比3.6%増)となり、前年同月比では25カ月連続の増加となった。
 4~6月では2,207.9万トン(前年同期比1.9%増)、1~6月では4,420.4万トン(同2.7%増)となった。
 6月の品種別では、条鋼類は217.4万トン、前月比0.6%増(前年同月比0.2%増) で、前年同月比では10カ月振りの増加となった。一方、鋼板類は521.2万トン、前月比1.1%増(前年同月比4.9%増)で、前年同月比では25カ月連続の増加となった。
 主要品種の生産内訳をみると、最大のウエイトを占める広幅帯鋼が401.4万トン(前月比1.0%増、前年同月比4.2%増)と、前年同月比で25カ月連続で増加した。厚板は112.1万トン(同2.9%増、同10.7%増)と、前年同月比で20カ月連続の増加となった。一方、条鋼類では小形棒鋼が104.4万トン(同0.2%減、同3.8%減)が前年同月比で10カ月連続の減少となった。H形鋼は45.9万トン(同2.1%減、同10.2%増)と同2カ月連続の増加、大形形鋼(13.7万トン、同11.3%増、同1.3%増)は同3カ月振りの増加、中小形形鋼(13.1万トン、同1.5%減、同2.7%増)は同2カ月連続の増加となった。

○特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は186.5万トンと、前月に比べ2.8万トン、1.5%減(前年同月比5.5%増)となり、前年同月比では8カ月連続の増加となった。また4~6月では562.4万トン(前年同期比6.1%増;四半期ベースで史上第2位)、1~6月では1,138.0万トン(同5.3%増)となり、暦年半期ベースで2007年1~6月の 1,081.2万トンを抜いて史上最高となった。