はねゆう倉庫

What's up? Sak Passe?

タスカルーサにトルネード襲来

2011-04-30 01:56:20 | バマ
こちら時間27日午後5時頃、
タスカルーサに超大型トルネードが襲来しました。

私個人の事をいうと大学内にいて、かつ、家もクルマも無事でした。
今朝ようやく電気が復旧した、というぐらいです。

が、街は大変なことになり、うちのメンバー2人は
アパートとクルマが飛ばされてしまいました。
(幸い本人&家族は無事でしたが・・・)

日本の災害のとき、「外国なんかにいると何もできない」と
思ってましたが、こんな近くで災害があっても同じです。
仕事が詰まっているのもありますが、唯一のお手伝いチャンスも逃しました。

ともあれ、起こったことを私の目線で綴っておきます。
長いんですが、個人的な記録も兼ねてるんで・・・


前日(26日)夜:
寝付けない・・・しかも近所で学生がパーティ。
学生はセメスター終了のテスト期間中で、テストが終わった学生らは
夏休みに向けて浮かれ始めていたところ。夜中3時ぐらいまで大騒ぎする一団と
うるさいと文句を言っている?住人との小競り合いを聴きながら
ようやくウトウト・・・・と思ったら今度は雷雨!
数秒続くぐらいの強烈な稲光と雷の重低音でまた目が覚める。

27日 朝:
どよーんとした朝を迎える。テレビをつけると朝からいきなり
シビア天気特番。あ~今日もワーニング日和か~。
でも一番シビアなのはさっき去ったんでしょ?
・・・と思ったら、わ~、ハイリスクどまんなかかよ、ヤメレ~!


ともあれ出勤。時々お天気サイトをのぞくも、シビアな状態が
ずっと続いているのはミシシッピ州な感じで、なかなか州境は越えず。

同 午後:
なんとなく日常が過ぎつつ・・・というところでサイレン。
来ましたか。トルネードワーニング。
長引くことを見込んでパソ持参でもそもそと1階へ避難。

パソでお天気サイトを見たり、トルネードチェイサーを見たりするも
なかなか雨も降らないので緊張感高まらず。
しかし、地元TV局のチャンネルでは、確実にシビアな映像が。


午後5時前:
ついにトルネード中継がはじまる。


画面下部はフットボールスタジアム。その向こうに大型トルネードが。

トルネードワーニングが出たからと言って、必ずしも本当に来るとは限らず
だいたい毎回「は~、終わったか~」で散っていくのだけれど、
今回はほんとに来たか、となり、館内がソワソワしはじめる。

トルネード中継画面が乱れ始め、とうとう消えてしまう。

窓に近づいてはいけない、が基本だけれど、みんないてもたってもいられず
トルネードが来ている方向の窓に向かう。


で、このとき撮ったのがこの動画です。
110427

このときはまだ、街で何が起きているのか誰も知らず
緊張感もそれほどではなく笑い声さえあるのがわかります。
私を含め、どちらかといえばトルネードを見つけて興奮しているぐらいで。


写真にしよう、写真で共有しようよ、OK、というやりとりのあと
写真に切り替えたんですが、これといって大した写真は撮れず・・・


5時10分頃:
そうこうしているうちに、明らかに何かが巻き上げられているのが見え、
こちらに向かってくる感じになったので、写真どころではなくなる。

It's coming!!

と、全員走って窓ナシ部屋に戻り、机の下に隠れ本当の避難体制に。
少し経ったところで何人かが外の様子を見ると、東側にある学生寮方向に
トルネードが移動している!とのこと。

5時20分頃:
とりあえず去った?というところで館内が停電。
一同、さてどうしようか?と緊張感がほぐれてまたザワつきはじめる。
110427 after


5時40分頃:
そうこうしているうちに、ワーニングが解除になったので解散。
停電が続いていて仕事もできないので、帰ることに。
huをクルマで送る途中「あれ?信号消えてない?」「消えてるね」



彼女を送り届けたあとも、信号は全部消えていて、
自宅に帰ってもやっぱり停電。
携帯電話は充電しわすれていて電池がカラ。インターネットも停電でアウト。
ドア前にいたおとなりさんも電話中だったので特に話しかけることもなく部屋へ。
この時点でほぼ情報孤島に。

電気が使えないので、日没前にガスコンロで夕食を済まさねばなりません。
急いでラーメン。

長いのでつづきます。


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