どれも電源が入らなくなる、または液晶が映らなくなる(音は出ている)といった症状で、困ってネットで検索して、このブログにたどり着いてお問い合わせをいただくといったケースがほとんどです。
電源が入らない場合は・・・なんとなく電源ユニットがおかしいのかなと推測できますが、液晶が映らない場合は、普通は液晶パネルが故障したのかなと思ってしまいますね。
もちろん液晶パネルや、インバーター回路の故障の場合もあるのですが、上記機種については、電源ユニットが原因のことが多いです。
どらともでは、電源ユニットをお客様のほうで取り外していただき、一度内部を確認していただき、電解コンデンサーの液漏れや頭部膨張が確認できるようでしたら送付いただいています。液漏れや頭部膨張が見られない場合は、電源ユニット以外が原因の可能性もあるので、どうするかについてはお客様とご相談させていただいております。
確かに、電源ユニット内の半導体の故障や部品のイモ半田(半田がきちんとついていない)といった電解コンデンサー以外が電源ユニット故障の原因の場合もありましたので、判断が難しいですが・・・
液漏れ・頭部膨張でお送りいただいた電源ユニットについては、液漏れ・頭部膨張している電解コンデンサーだけでなく、今後故障の可能性のあるものも含めてすべて交換します。(電源ユニットの種類にもよりますが9個~11個)
また使用する電解コンデンサーについては、日本メーカー(日本ケミコン、ルビコン)の長寿命低ESR品を使用しています。通常の汎用のコンデンサーと比べるとかなり割高になりますが、今後長期間使っていただくためにはよい部品を使うべきだと思っています。


上の写真はAPI4PC50の例ですが、6個の電解コンデンサーに液漏れまたは頭部膨張が確認できた電源ユニットで、電源が入らないといった症状でした。
パソコン本体がとっても大きく、輸送における液晶パネルへのリスクもあるので、お客様の方で電源ユニットを外して送付していただき、こちらで電源ユニットを修理してご返却。お客様の方で取り付け・動作確認をしていただくという形態を取らさせていただいております。
どらともサポートでは、上記電源ユニットのコンデンサー交換(9個~11個)、半日の負荷テストを行い、返却送料込みで1万円弱で対応させていただいております。
同様の症状でお困りの方は
support@doratomo.net までお問い合わせください。
お客様からメール、時には電話で「電源ユニットを取り付けて正常に起動・動作しました」という連絡をいただくと・・・とてもうれしいですね。
