熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

カジノの国”マカオ”も一変、トヨタも1兆円の減益。

2008-11-12 | 路地裏の経済

毎日毎日出てくるニュースは、最近の経済不況の話題ばかり。
別にこれらを書いて、みんなでもっと悲観的になりましょう~と言う気は
私には全く無いが。

確かに世界で、それも大きな企業がこれだけ、(例えばアメリカのGMも、
来年には公的資金の注入がないと破綻するとか、スターバックスも大きく利益を
減らしている)悪い情報が出てくると、私を取り巻く実体経済にも悪く影響する
訳であるから、喜ぶ話ではない。

でも、これも経済の変化。 変化あるところには、必ず何かが生み出される筈だ。
と思い、今の”嵐の経済”も決して目を背けることなく、苦しい事も味わいながら
(苦笑)、次の来るべき時代の準備に自分を適合していきたと。

私が読んでいるメルマガに、下のような記事が。 
(記事引用-宮崎正弘の国際ニュース・早読み)

「 マカオの空気が一変、不況の荒波は新カジノ・ホテル建設を中断させる
   九州の温泉も韓国からの観光客が去って閑古鳥、業者の悲鳴 」

マカオのカジノ・ビジネスは破竹の勢いだった。
 本場ラスベガスの売り上げを抜き去り、ことしは20%成長といわれた。ラスベガスの本場からサンズ・グループ,KKRなどがマカオへ上陸して豪華ホテルが23軒も乱立し、ネオン輝く二十四時間の不夜城。博打客がホテルを埋めた。

 筆者も一昨年に取材したが、ロビィではロシアの美女のダンス、フロアにはトランプ、チップが乱れ飛び、目の色を変えた中国人の博徒らが夜を徹してマネー・ゲームに興じていた。
 (中国人に限らず博徒の目は、どうしてあんなに怪しい光をおびているのか?)。

豪華カジノ・ホテル地下の特別部屋にはVIP専用個室がならび、その裡の一つは金正日のお坊ちゃま専用だった(そこだけ写真撮影不許可だった)。

 狂乱は去った。
 株式がピークから82%の大暴落を演じ、不動産暴落は秒読み段階。中国政府は総額57兆円という破天荒なテコ入れを決めたが、上海株式は僅かに5%回復し、しかも一日で回復基調が去り、翌日から下落を再開した。

 57兆円の景気刺激策は数字こそ破天荒だが、なかみはとりあえず1兆4000億円の追加で、今後四年間の総額。しかも従来の予算を、その中に含んでいるコトが分かり、まやかしに近いのだ。
(ま、ごまかし専門の中国ゆえ驚くべきコトでもないのだが。。。。)

 さて、マカオで新ホテルの豪華博打場「ベネチアン・マカオ」の建設は、ラスベガスの博打場チャンピオンであるシェルダン・エーデルソンが率いるサンズ・グループである。
 エーデルソンは11日に記者会見し、この新ホテルの「建設の中断」を発表した。
第三四半期のマカオのカジノ売り上げは32億ドルで、前年比10%のダウン。見通しが暗いからと理由を説明した。(ヘラルドトリビューン、11月12日付け)。

 もとよりマカオは99年に中国に返還されたものの香港と同じく一国両制度が適用された経済特区。主要産業はカジノだけ。
 この賭場めがけて毎年1500万人の博徒が中国大陸から押し寄せるのだが、VIPは共産党幹部である。
 ここでデベロッパー相手に博打をやって、業者が「わざと負ける」。勝ち金は、領収証が発行され、合法的に幹部の懐に入る。
つまりマカオで「賄賂の洗浄」がなされるわけである。

 中国経済が破竹の勢いを失って深刻な不況入りし、不動産価格の下落、売れ行き低迷という大不況が示すのは、デベロッパーと癒着してきた共産党幹部の実入りが激減した事実であり、したがってマカオが寂れるのは当然なのである。

 サンズ・グループのホテル建設中断の裏に、こういう理由がある。

           ( 中  略 )
 
 韓国ウォンは急落した。55%の落下とは100円が45円になったのである。もう対馬の土地を買えるどころか、たたき売りが近いのでは?
 何が九州でおきているか?
 雲仙、嬉野、黒川、別府、高千穂、湯布院。。。。。。。
 韓国からの観光客で繁栄していた、これらの有名な温泉地が、いま“ガラ空き”である。天璋院篤姫ブームで支えられてきた指宿温泉さえも、韓国からの観光客は不在に近いという。

 世界金融危機の被害はカジノや温泉地にも飛び火した。



【熟年ドラキチ】
マカオにはまだポルトガルから中国に返還される前に、香港出張のついでに
お客と行った事が。 香港から高速フェリーでマカオに、そして、もちろんお目当ては
カジノである。
私は経験する事が目的で行ったので、使う予算金額も本当に可愛らしい金額。(笑)
その当時と比べたら、近年のマカオの盛況ぶりは全然違ったようだ。

なにしろ、カジノと言えばラスベガス。そのラスベガスを抜いたと言うのだから
驚いた。  その一番の要因はやっぱり、中国の経済発展と上の記事にあるような
「ダーティマネー」の資金洗浄の場になっていたからかぁ~。

考えてみれば、一口に世界経済の好況といっても、その中には必ずと言って
いい位に、ちょっとダーティな経済も組み込まれている。
これは世界だけに限った事でなく、日本でも規模の違いはあっても同様だろう。

世界経済の不況により、ダーティなビジネスも縮小される事はいい事だが、
彼らも我々と同様に「生き残りの道」は必死に考えるだろうから、
また別の道を考えるかもしれない。(苦笑)

最近、中国が57兆円規模の景気刺激策を世界に向け発表し、
「私は、中国もなかなかやるなぁ~、この世界経済不況を利用して中国の
 世界での経済的地位を明らかに上げるな~」と単純に理解していた私なのだが。

メルマガ発行者の宮崎正弘氏は、さすが事情をよく把握しているなぁと、私は感嘆。
この発表にも、ちょっと偽装に似た事が含まれていたのかぁ~。
何でも「表と裏」があるもんですね (笑)

で、日本だが私の住む東海地方では、やはり「トヨタ自動車」の話題。

(記事引用-産経ニュース)
トヨタ自動車は6日、平成21年3月期連結決算(米国会計基準)の業績予想を下方修正した。売上高は前期比12・5%減の23兆円、本業のもうけを示す営業利益は73・6%減の6000億円と大幅な減収減益となる。米国発の金融危機に伴う世界的な消費低迷や急激な円高が原因で、従来予想と比べ売上高で2兆円、営業利益で1兆円減る。営業利益が1兆円を割り込むのは8年ぶり。世界経済の減速が日本のトップ企業の経営にも深刻なダメージを与え始めた。

 通期の営業利益は20年3月期と比べ約4分の1に減る。減益の内訳は、対ドル・対ユーロでの円高差損で6900億円▽米国や欧州での販売減などで6100億円▽鉄鋼など原材料費高騰で3600億円前後-など。円高や欧米市場の不振が当初の予想を大きく上回り業績を直撃した格好だ。

【熟年ドラキチ】
予定していた営業利益が1兆6000億円から6000億円に。
なんと1兆円も予定より少なくなってしまう。
為替差損で6900億円、販売の落ち込みで6100億円、原材料費の高騰で
3600億円と減益の内容が。

これは東海地方に相当な経済的ダメージをもたらすと予想するのは難しくない。
今日のニュースでは、陶器で有名な「ノリタケ」も6000人の人員削減を発表。

上の記事で、韓国からの観光客で賑わっていた九州の温泉地も、韓国経済の悪さと
韓国ウォンの激安で、いまや閑散となってきたみたい。

日本人の国内旅行も、この経済状況であると随分旅行も控えられたり、
予算も縮小されると思うから、観光地も更に大変になるかも。

明日は韓国からのお客さんと商談の予定の私。
韓国の世界的企業のこのお客さんは、泊まるホテルはまだ高級ホテルを指定して
きているから、ちょっと安心したのだが。

世界でも日本でも、経済の大きな嵐が吹き荒れているが、
私が漕ぐボートは小さく頼りない乗り物かもしれないけど(苦笑)、
手で漕げば漕いだだけ前進できると信じて、気楽にいこう~~~~と。(笑)


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