あるます(Harmas)

『Harmas』はジャン・H・ファーブルの住居と庭で、かの昆虫記執筆の地

Y川を源流から支流まで

2015年06月29日 | ヒメドロムシ
昨日の事、Y川を本流から源流までたどった。
源流は長野県までのぼる。標高1,100メートルくらいの山間の採集ではハバビロドロムシとツブスジドロムシを確認した。
本流と本流からの支流ではアシナガミゾドロムシが爆発的に増えていた。
ヨコミゾドロムシの数は完全にアシナガの比ではなくなった・・・


ハバビロドロムシ  細流の流木にて


ツブスジドロムシ  同じく細流の流木にて


アシナガミゾドロムシ  Y川支流の流木にて 

大分県のヒメドロムシ相

2015年06月23日 | 日記
大分県のヒメドロムシ相についての報告が出ていた。
三宅・堤内(2015)によるその報告は、とても刺激的。
特にマルヒメドロムシ属、ナガアシドロムシ属、そしてヒメツヤドロムシ属に未記載と思しきものが複数出ている。
写真も綺麗であるし、採集環境や形態についての説明が詳細で、とても有用であると思う。
今後、各地のヒメドロ調査がますます進展していくのではないかと期待しおります。


三宅武・堤内雄二(2015)大分県のヒメドロムシ科〔予報〕.二豊のむし,(53):12-22.

九州本土のツブスジドロムシ

2015年06月16日 | ヒメドロムシ
九州本土においてツブスジが採集されていた。
昨年の九州福岡への採集旅行で、九州本土にも確実に生息するだろうと確信していたが、やっぱりいた。
生息環境や採集時の状況などについて気になるところ。
写真を見る限り当方のものよりも、艶っぽくて前胸背が頭部へ向かってすぼんで丸くなる印象。
前翅の外側の形状も若干丸みがあって、そして小型である。
ツブスジに間違いないが、こちらのものとパッと見で違いがあるようで面白い!
ツブスジは実に興味深いと思う。


堤内雄二(2015)ツブスジドロムシ九州本土に産す.月刊むし,(531):58.

ヒメドロのポスター作成

2015年06月14日 | 日記
夏休みの自由研究の手ほどきとして、例年A市で開催される夏の親子教室に掲示するヒメドロムシのポスター原稿を作成した。
思いのほか時間がかかってしまった。
子ども達や親御さんに少しだけ、Y川のヒメドロを知ってもらう機会になればよいと思う。


いつものY川にて

2015年06月07日 | 日記
本日の採集で驚いたこと。
Y川本流の岸辺にヒメタイコウチの1齢幼虫がいたこと。
湿地や細流に生息するものと思っていたので普通の河川岸辺で見かけたことが以外だった。
岸辺の石起こしをしているとコシマゲンゴロウもみられた。これも河川にいるんだ・・・
あとは心配していた刈り取られてしまったツルヨシだが、少し伸びつつある・・・