手わざを楽しむ

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7月23日 干天の慈雨

2015-07-23 | 日記
 昨夜から、時折雨粒がパタパタと屋根を打ち、なかなか雨らしい音が続かなかったが、明け方頃か?やっと雨らしい雨となった。「待ってました」である。まぁこの暑さに辟易していることもあるが、畑の作物がカラカラの土で弱り切っていたからだ。我がどんぐり共和国の森のそばに400坪の畑の、(うふっ)その一部を借りての野菜作り。始めて7,8年か。もともと農家の二男、百姓は門前の小僧、見よう見まねで、まぁそれらしくできたものである。とは言えやはりなかなかいい出来は少なく、ここ1,2年でやっと満足のいく作物が作れるようになって来たと思う。 胡瓜に茄子、かぼちゃにトマト、ピーマンにサツマイモ、そしてメロンも植えた。3日ほど前にジャガイモを収穫した。これがなんと豊作であった。だが土の中はカラカラでさらさらで、水ッ気がない。ジャガイモは多分東南アジアかなんかの原産かも。あんなカラカラでよくぞこんなに大きくなったと感心したものだ。こぶし大がごろごろ出てきた
 ま、それは良かったが他の野菜の葉はちじこまっている。水分がないのだ。そこへ待望のこの雨。干天の慈雨さまさまである。胡瓜は3本しか植えてないが、わが家だけでは食べきれないほど次々に大きく育つだろう。 
   ポテトサラダは1個でいいかもね。

5月、6月近詠 自註(俳号 安部克詠)

2015-07-10 | 俳句
 どうしたいのかわからずになめくじリ *暗いじめじめした、鉢の下とか石の陰などにいるナメクジ。他の虫なら、餌を探してるとか、なにかしらの行動の目的が想像できるが、ナメクジのそれはとんと解らない。ほんとうに姿そのものもだが、あまり可愛くはない。余談だが、しかしそれを飼っていると言うかたも居て、なるほど人はみな
それぞれなのだと実感した次第・それにしても、ほんと、なにを考えているんだろう?。

 夏来たるたくらみと言う化粧水 * テレビのコマーシャルで「たくらみ」という化粧水の宣伝を流していた。夏は女性が謳歌する季節?、ファッションもそうだが、たくらみというと、いみしんでちょっと怖いか。それにしてもたくましいし、たくらまれてもいいか、ははは。
 
 まだ知らぬお隣のひと青すだれ
 *庵のとなりに新しく越してきた方があります。が、まだお顔をみてないし、会っても勿論いない。どうやら若い家族とみた。なぜなら小さな三輪車が、玄関あたりに置いてあったから。目隠しと風の涼しさを演出する青すだれ、の季語を置いてみた。少しミステリアスの感も、、、。
 
  奥州は夏草の中静生来る
  田村麻呂アテルイ蹴りし夏の草 *静生とは私の結社の主宰で、現代俳句の会長ですが、第54回の芭蕉祭に招かれ、平泉に来た。講演で「岩手は夏草が多い、、、」と開口一番の言葉だった。
 夏草や兵どもが夢のあとfont> の句にかけたに違いなかったが、上の二句はそれに触発されてできたもの。いま勢いよく伸びている夏草。7,800年ころか?、は田村麻呂とアテルイは、このおなじ地で夏草を蹴り、刃を合わせたに違いない。象徴的な夏の草である。