11月21日に開催された総合診療★家庭医療 全国公開セミナー in Tsukuba。私は「将来どうしたい?医者のキャリアデザイン」というセッションに参加。筑波大学総合診療グループの高木博先生&任瑞先生のお話を聞いた。一般ピーポーにも当てはまることが多くたいへん参考になった。
【キャリアはいかだ下りと山登り】
いかだ下り(川の流れのままに方向性を決めない)と山登り(見つけた高みに登っていく)。山は登った分だけ景色が広がる(見える面積が違う)→物事の見方が変わる。
【計画された偶然】
キャリアは計画できず、80%は予想しない偶発的なものによって決定される。だから大事にしたい。
【山を探し上る・アンテナを張り「出会い」に敏感に・人生の節目を大切に】
キャリアには必ず節目(トランジション)があり,それにより移行期(デザイン)と安定期(ドリフト)を繰り返す。マッチングだったり、専門領域を決定するときなり、人生の節目こそキャリアデザインするとき。また、ドリフトとはふわふわと流れに乗っているときで、探さないが「逃さない」ことも大事。
【何でも試してみよう20代】
早い時期に「これしかない!」と決めつけない。でも自己決定には責任を持つこと。
医療、教育、その他どんな分野にローテートしていても、その場その場で一生懸命働いていれば必ず素晴らしい出会いがあり、それを糧に更に高みに登ることができる。ただし、節目には自分のキャリアを真剣に見つめ直して方向を決めることが大切。
ということだろう。青木眞先生が公開収録でおっしゃられていた言葉を思い出す。
【青木眞先生のおことば】
「こうして振り返ると,自分が与えられた場所で目の前のことに精一杯取り組んだ結果として,いろいろな方の助けを得ることができたのだと思います。私にとって日野原先生,松本さんは恩人とも言える方々ですが,皆さんにもこうした方々はきっと存在しており,出会うこともできるはずです。 」
「ただ,人生において,いつ,どこで出会えるチャンスがあるのかはわかりません。ですから,“Chance favors the prepared mind”。この言葉が意味するように,どこで何をすることになっても,置かれた場所で,腐らず,諦めずに力を尽くす。それが大事なのでしょう。意志を持った人間の前には,必ず心ある人が現れ,新たな道が拓けていくものなのです。」
(医学書院:医学界新聞第3091号2014年9月8日「この先生に会いたい!! [公開収録版] 青木眞先生(感染症コンサルタント)に聞く」から抜粋)
高木博先生、任瑞先生はじめ筑波大学総合診療グループの皆さんありがとうございました。
【キャリアはいかだ下りと山登り】
いかだ下り(川の流れのままに方向性を決めない)と山登り(見つけた高みに登っていく)。山は登った分だけ景色が広がる(見える面積が違う)→物事の見方が変わる。
【計画された偶然】
キャリアは計画できず、80%は予想しない偶発的なものによって決定される。だから大事にしたい。
【山を探し上る・アンテナを張り「出会い」に敏感に・人生の節目を大切に】
キャリアには必ず節目(トランジション)があり,それにより移行期(デザイン)と安定期(ドリフト)を繰り返す。マッチングだったり、専門領域を決定するときなり、人生の節目こそキャリアデザインするとき。また、ドリフトとはふわふわと流れに乗っているときで、探さないが「逃さない」ことも大事。
【何でも試してみよう20代】
早い時期に「これしかない!」と決めつけない。でも自己決定には責任を持つこと。
医療、教育、その他どんな分野にローテートしていても、その場その場で一生懸命働いていれば必ず素晴らしい出会いがあり、それを糧に更に高みに登ることができる。ただし、節目には自分のキャリアを真剣に見つめ直して方向を決めることが大切。
ということだろう。青木眞先生が公開収録でおっしゃられていた言葉を思い出す。
【青木眞先生のおことば】
「こうして振り返ると,自分が与えられた場所で目の前のことに精一杯取り組んだ結果として,いろいろな方の助けを得ることができたのだと思います。私にとって日野原先生,松本さんは恩人とも言える方々ですが,皆さんにもこうした方々はきっと存在しており,出会うこともできるはずです。 」
「ただ,人生において,いつ,どこで出会えるチャンスがあるのかはわかりません。ですから,“Chance favors the prepared mind”。この言葉が意味するように,どこで何をすることになっても,置かれた場所で,腐らず,諦めずに力を尽くす。それが大事なのでしょう。意志を持った人間の前には,必ず心ある人が現れ,新たな道が拓けていくものなのです。」
(医学書院:医学界新聞第3091号2014年9月8日「この先生に会いたい!! [公開収録版] 青木眞先生(感染症コンサルタント)に聞く」から抜粋)
高木博先生、任瑞先生はじめ筑波大学総合診療グループの皆さんありがとうございました。