ヴェジタリアンにダイエット、マクロビオティックetc. etc...「あれはダメ、これはダメ」という制限食が私は苦手です。「病気でもないのに。宗教もないし」と、ずっと思ってきました(今でもちょこっと思っています)。何が何でも「健康、健康、健康、ヘルシー!!!」という健康宗教のような気概がこんな私にあるはずもなく(自然食品なんか売ってるくせに何ですが)健康のために今食べたいものを我慢、という禁欲精神がそもそも欠けています。
もちろん宗教や身体の具合で食を制限している人の考え方は尊重します。イスラム教の人と居酒屋なんか行って心底困ったこともありますが仕方ないでしょう。病気で食べたいものが食べられないのは切ないことです。いたわらなければ。
でも今は「できるだけ菜食」もいいなと思っています。今住んでいる実家が食べ物をほとんど自給しているので自然にそうなるだけ、という説もありますが、自分の信条としても菜食中心にいきたい気がしてきました。
ところで、我が家では豚も鳥も飼っています。その割には豚肉もそんなに食べないし鶏肉は食べません。別にかわいそうだから、という訳ではなくて、豚肉は売り物で鳥は卵用だからです。かわいそう、というなら植物だって生きてるので入滅するかシーク教徒にでもなるしかない(それはイヤ)。。。そういえば魚は割と食べます。島に住んでいるのでどこからともなく冷蔵庫に飛び込んできます。海の恵み万歳。お魚大好き。肉も卵も好き。
話は戻ってじゃあなんで菜食がいいのかというお話です。
私が食べたくないのは輸入された肉、そして輸入された穀物飼料で育った肉と卵、遠い国で取れた魚介類です。というと、巷で盛んな論争を生んでいる狂牛病やホルモン剤など自分の身体に対する安全性も頭に浮かぶかもしれません。でももっといただけないのはその魚が、肉が、穀物を日本に輸出するためにそれらを産する場所、またはめぐりめぐって一見関係なさそうな立場の弱い国がかなりの犠牲を払っている場合が少なくないことです。
1キロの牛肉を生産するためには約8キロの穀物が消費されるそうです。牛の成長が止まってからも過剰なカロリーを与え続け、作り出される日本の「霜降り肉」だと一体どのくらいになるのか私には想像もつきませんが、とにかく「肉」という食べ物を作り出すのに穀物を作って与える、ましてその穀物を輸入するなんてやっぱりちょっと気分の悪いことです。「世界には12億人が飢餓状態だって。そのうち半分以上は子どもなんだろうな。肉どころかトウモロコシのおかゆだってご馳走なのかもしれない・・・」こんなことを考え出すと肉の味がしなくなってきそうです。
エビの養殖なんかも結構ひどい話がいっぱいあるので、(うちにはあるルートから年に一度輸入冷凍エビが贈られてくるのですが)これを食べたら自分が今まで好きで勉強してきたことは一体なんだ、まやかしか、インチキか(結構インチキですが)という気がしてどきどきしてしまいます。冷凍の白身魚も、スーパーの卵も鶏肉も、同様の理由でイヤなのです。
基本は穀物と野菜で、あとは放牧しかできないような土地をうまく利用した赤味の牛肉や乳または役牛の肉、残飯と野菜屑で飼う豚や鶏の肉、卵、近海の魚を食べるべきです。私がこんなことを言うと「自分で飼ってるあんたん家はいいけどフツーの人はどーすんねん」と友達には言われてしまいそう。なので、というわけでもないけど、そんなわけで私は最近、思想的理由によるベジタリアンになってもいいかも、と思うようになったのです。
イヤだなと思うものを人に迷惑をかけない程度に避けてみる。または美味しいベジタリアンメニューを探してみる。という程度のゆるゆるでいい加減なものなんですが、気持ちも身体もちょこっと軽くなること請け合い。ちょっと菜食主義、いかがでしょう。
以前はなんだかいかにも「ベジタリアンのための代替食」というイメージで消極的だった大豆ミンチも積極的に自分のお店でお勧めしたいと思えるようになりました。フェアトレード商品なのでなおいい感じです。
もちろん宗教や身体の具合で食を制限している人の考え方は尊重します。イスラム教の人と居酒屋なんか行って心底困ったこともありますが仕方ないでしょう。病気で食べたいものが食べられないのは切ないことです。いたわらなければ。
でも今は「できるだけ菜食」もいいなと思っています。今住んでいる実家が食べ物をほとんど自給しているので自然にそうなるだけ、という説もありますが、自分の信条としても菜食中心にいきたい気がしてきました。
ところで、我が家では豚も鳥も飼っています。その割には豚肉もそんなに食べないし鶏肉は食べません。別にかわいそうだから、という訳ではなくて、豚肉は売り物で鳥は卵用だからです。かわいそう、というなら植物だって生きてるので入滅するかシーク教徒にでもなるしかない(それはイヤ)。。。そういえば魚は割と食べます。島に住んでいるのでどこからともなく冷蔵庫に飛び込んできます。海の恵み万歳。お魚大好き。肉も卵も好き。
話は戻ってじゃあなんで菜食がいいのかというお話です。
私が食べたくないのは輸入された肉、そして輸入された穀物飼料で育った肉と卵、遠い国で取れた魚介類です。というと、巷で盛んな論争を生んでいる狂牛病やホルモン剤など自分の身体に対する安全性も頭に浮かぶかもしれません。でももっといただけないのはその魚が、肉が、穀物を日本に輸出するためにそれらを産する場所、またはめぐりめぐって一見関係なさそうな立場の弱い国がかなりの犠牲を払っている場合が少なくないことです。
1キロの牛肉を生産するためには約8キロの穀物が消費されるそうです。牛の成長が止まってからも過剰なカロリーを与え続け、作り出される日本の「霜降り肉」だと一体どのくらいになるのか私には想像もつきませんが、とにかく「肉」という食べ物を作り出すのに穀物を作って与える、ましてその穀物を輸入するなんてやっぱりちょっと気分の悪いことです。「世界には12億人が飢餓状態だって。そのうち半分以上は子どもなんだろうな。肉どころかトウモロコシのおかゆだってご馳走なのかもしれない・・・」こんなことを考え出すと肉の味がしなくなってきそうです。
エビの養殖なんかも結構ひどい話がいっぱいあるので、(うちにはあるルートから年に一度輸入冷凍エビが贈られてくるのですが)これを食べたら自分が今まで好きで勉強してきたことは一体なんだ、まやかしか、インチキか(結構インチキですが)という気がしてどきどきしてしまいます。冷凍の白身魚も、スーパーの卵も鶏肉も、同様の理由でイヤなのです。
基本は穀物と野菜で、あとは放牧しかできないような土地をうまく利用した赤味の牛肉や乳または役牛の肉、残飯と野菜屑で飼う豚や鶏の肉、卵、近海の魚を食べるべきです。私がこんなことを言うと「自分で飼ってるあんたん家はいいけどフツーの人はどーすんねん」と友達には言われてしまいそう。なので、というわけでもないけど、そんなわけで私は最近、思想的理由によるベジタリアンになってもいいかも、と思うようになったのです。
イヤだなと思うものを人に迷惑をかけない程度に避けてみる。または美味しいベジタリアンメニューを探してみる。という程度のゆるゆるでいい加減なものなんですが、気持ちも身体もちょこっと軽くなること請け合い。ちょっと菜食主義、いかがでしょう。
以前はなんだかいかにも「ベジタリアンのための代替食」というイメージで消極的だった大豆ミンチも積極的に自分のお店でお勧めしたいと思えるようになりました。フェアトレード商品なのでなおいい感じです。