ベクレル→シーベルトの換算で、何ベクレルがどのくらいの影響なのかを計算してみました。
参考元 チーム中川blog '11 3/20
http://tnakagawa.exblog.jp/15135702
- 1Bqの被曝量 (変換係数) - μSv(マイクロシーベルト)/Bq(ベクレル)
[ヨウ素131]
0.14 μSv/Bq (0歳・母乳から摂取)
0.075 μSv/Bq (1~6歳)
0.038 μSv/Bq (7~14歳)
0.025 μSv/Bq (15~19歳)
0.016 μSv/Bq (大人)
[セシウム134]
0.019 μSv/Bq (大人)
[セシウム137]
0.017 μSv/Bq (大人)
- 100mSvに達するベクレル数 -
[ヨウ素131]
714,285 Bq (0歳・母乳から摂取)
1,333,333 Bq (1~6歳)
6,250,000 Bq (大人)
[セシウム134]
5,263,157 Bq (大人)
[セシウム137]
5,882,352 Bq (大人)
- 1mSvに達するベクレル数 -
[ヨウ素131]
7,142 Bq (0歳・母乳から摂取)
13,333 Bq (1~6歳)
62,500 Bq (大人)
[セシウム134]
52,631 Bq (大人)
[セシウム137]
58,823 Bq (大人)
↑以上の計算からすると、
・子供で70万ベクレル、大人で5メガベクレル以上摂取しなければ健康被害は出ない。
・1mSvを守るとしても、子供で7,000Bq、大人で5万Bqに至らなければよい。
この数値がひとつの目安ですね。
「参考」
「原子力資料情報室の市民年鑑にあった年間摂取限度~セシウム137は320万分の10グラム」
Cs137 10/320万g ≒ 99.5MBq、つまり年間摂取限度は約1千万Bqと示されている。
↑これをSv換算すると、約170mSvになります。
もひとつ。これは基礎中の基礎で既に何度も言ってるけど、
「人体にはカリウム40や炭素14などの放射性物質が
体重60kgの成人で約7,000Bqほど内在し、
年間0.1~0.2mSvの内部被ばくをしている」
つまり、数百ベクレルとかは一般人の個人差程度。
核医学のお医者さんが、
「一桁メガベクレルとかで体に何か起きることはない」
と言ってたこととか、
チェルノブイリ周辺地域で数万ベクレルレベルでセシウムを摂取してる人たちが
健康被害ないこととか、
一通り辻褄合いますね。
食品基準の100Bq/kgっていうのがいかに小さい数値か。
↑食べるものすべてがこの数値でも年間1ミリ以下
被災材の受け入れ処理で基準が8,000Bq/kgっていうのがいかに小さい数値か。
↑基準値いっぱいのものばかり受け入れても住民影響は年0.01mSv以下
ありえないけど仮に被災材を1kg食べたとしてもまだまだ1mSvにはほど遠い。
それを居住区から離れたとこにご丁寧に埋め立て処理するわけです。
食品基準や被災材広域処理はこういうレベルで定められています。