甲状腺の検査についての見解を一度まとめておきます。
チェルノブイリ事故後甲状腺に被曝影響が出たのは4年後から。
事故から2年未満のこの時期までに見られることはありません。
現在の調査は「まだ影響が見られない段階での大規模調査」という解釈です。
4年後以降の影響との比較にするためと、
それ以上に、要対処の症状の早期発見、早期治療のためでもあります。
他県での大規模調査もこれから行われるようです。
甲状腺の放射能による影響があるのは
「半減期8日のヨウ素被曝」が原因。
「ヨウ素による被曝」は、既に終わっていることなので、
・今後、福島事故の影響によって甲状腺被曝する可能性はまずありません。
・事故直後に受けてしまった被曝量はもう変わりません。
・どのくらいの被曝があったかの調査はある程度行われています。
発症リスクの可能性は計算上は1000万人に1人以下。
以前にまとめた記事↓
http://blog.goo.ne.jp/diakira/e/b7063a21f5e877699e22bc520e38b27f
現状では、甲状腺がんになるほどの被曝影響はないと考えられますが、
例外的に高い被曝をしてしまってるケースがもしあったら、
4年後以降に見つかる可能性は否定できません。
ただし、発症の見込まれる最低ラインでも
福島相双地区で例外的に高い人の20倍以上とかなので
極端に近所で飛散ルート直撃したような
現実的には考えにくいレアケースに限られる。
結論として、
・事故より4年後以降、被曝影響が見つかる可能性はないとは言えない。
・ないとは言えないが、あっても1千万人に1人くらいの低確率。多発はありえない。
・今からできることは継続検査、早期発見早期治療(実施中)。
・甲状腺の病気はがんも含めほとんど治療できるし生死にかかわらない。
・少なくとも原発事故から8日以内に、ヨウ素飛散の大きい所(福島県内のごく一部)にいなかった人は、出る原因がない(高線量のヨウ素被曝の可能性がない)ので影響出ません。
>チェルノブイリ事故後甲状腺に被曝影響が出たのは4年後から。事故から2年未満のこの時期までに見られることはありません。
実際は甲状腺に注目した検診はほとんど行われていなかったのが実情だったようですが?
>発症リスクの可能性は計算上は1000万人に1人以下。
福島36万人の子供のうち今年、3人のガン、その他7人の悪性の疑いと発表されました。
詰み、という断定にも見直しが必要でしょうか?
心配です。
「原発事故被害での健康被害は出ない」とは書いておりませんのでお答えのしようがありません。お書きになられてる方にご質問ください。
> 実際は甲状腺に注目した検診はほとんど行われていなかったのが実情だったようですが?
そのとおりです。日本では大規模検査が行われております。何か問題ありますか?
> 福島36万人の子供のうち今年、3人のガン、その他7人の悪性の疑いと発表されました。
大規模検査は初めてのことです。福島県以外の検査では福島よりも、いわゆる「異常」は多いという結果が出ております。事故と関係のない、妥当な数値だと判断できます。
> 詰み、という断定にも見直しが必要でしょうか?
元記事を覆すような話は一つも出ておりませんので、「詰み」とした範囲の話においての見直しは全く必要ありません。