日本グルーヴチューン振興会

アイドルからインディーポップまで、主にカッコいいJ-POPのレヴューを書いています。

TRI4TH&CALMERA「HORNS RIOT」

2017-05-13 14:53:16 | CDレヴュー

前記事では普段の10倍近いPVをいただき、改めて嵐の凄さを感じた訳ですが、今回の記事で取り上げるのは嵐きっかけで訪れてくださった皆様にも是非聴いていただきたい1枚。

 

 

 

TRI4TH&CALMERA

「HORNS RIOT」

2017/5/10リリース

レーベル:Playwright

ディストリビューター:disk union

PWT-033

 

 

 

とりあえず、この動画をご覧ください。

 

 

 

 

初めてコレを見た時にぶっ飛びました。なんとまぁカッコいいんだと。

ジャズをベースにしながらもとっつき難さや難解さは皆無にして、唯々音の洪水に身を任せ身体を揺らす心地良さが溢れています。

ツインドラム、ツインベース、ツインキーボード、ギターに乗せて炸裂する6管ホーンのダイナミズムとエモーショナルなソロの応酬。

管楽器って素晴らしくカッコ良いんだと改めて思わされます。

公開されてから何十回と見てますが、毎回鳥肌が立つ。

 

このスプリットミニアルバムにはトライフォースとカルメラの楽曲が2曲づつ収録されていて、トライフォースの圧の強い踊れるハードバップ感とカルメラの親しみやすいメロディを生かしたエンタメ感がそれぞれの色を主張しています。

そして、最後に収められたのがご覧頂いたタイトルチューン。最高です、本当に。ホーンの凄さ、カッコ良さが全面に出ていて。

 

全国に数え切れないくらいいる吹奏楽部で管楽器をやっている学生達に是非見て欲しい。あなた方がやっている楽器は、こんなにもカッコいい素晴らしい音楽を生み出せるんだという事を感じて欲しい。古典的な吹奏楽の世界だけでなく、ジャズやロックやポップスやファンクを華やかに彩るホーンセクションの世界に身を投じる人達がもっともっと増えて欲しいと切に願います。彼らの音楽はそれだけの力があると信じています。

 

CDで聴いてもカッコいいのですが、彼らはやはりライヴで体験して欲しいなと思います。音源の何十倍もカッコ良くて楽しい。一発で虜になる事を保障します。

 

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嵐「I'll be there」

2017-04-30 15:20:11 | 嵐 レヴュー

今年も早3分の1が終わろうという今、嵐の今年第一弾シングルのレヴューを書こうとしています。

昨年の傑作アルバムのレヴュー以来、どんな感じになるのか若干の不安も(苦笑)抱きつつ期待して待っていました。

 

 

「I'll be there」

2017/4/19リリース

ジェイストーム

JACA-5654~5655(初回限定盤)

JACA-5656(通常盤)

 

 

 

タイトルチューンをテレビの音楽番組で初めて聴いた時は「おっ!コレはイイんじゃないの?!」と感じたのです。

アルバム曲やカップリングでは時々あったジャズテイストのアッパーチューンでシングルのタイトル曲としては非常に珍しいタイプだった事もあって新鮮に感じたものです。

ただ、何度も聴いているうちに自分の好みとの微妙なズレが気になる感じになってきて・・・・・結局初聴がピークだったという結果に(苦笑)

もちろん、自分の好みとの乖離という話なのでクオリティ云々の問題ではありません。

圧とキレのあるホーン、控えめながら(特に2番で)軽やかに転がる鍵盤、ベースのリズムも抑揚があって良いです。そのゴージャスな演奏に負けないヴォーカルの圧がちゃんとあります。嵐というヴォーカルグループの実力が本当に解る作りです。

ただ、このタイプのジャズアッパーが少し古臭く感じてしまうのはホントに個人的な好みの問題。

 

 

しかし、このシングルはカップリングも含めて全体で考えればメチャクチャ素晴らしい。初回盤のカップリング「Round and Round」と通常盤の「unknown」「Treasure of life」は3曲が全て最高の出来映えです。タイトル曲と全てタイプを変えてて3曲とも名曲という凄さ。コレ、ファンしか聴く機会が殆ど無いのは勿体なさ過ぎると思うんですけどね。

 

「Round and Round」はキレキレのホーンとグルーヴィなベースラインがカッコ良すぎるアッパーファンク。端正な鍵盤が情緒を加えているのも好きだしシンセソロも効いてます。転調してのサビは、ジャクソンズ「Blame It On the Boogie」のオマージュと思しき仕上がり。実にカッコいいんです、コレ。5人の歌が本当に魅力的に生かされているのが感じられます。

 

「unknown」は更にオトナの魅力に溢れたアンビエントグルーヴ。それぞれの声質が生きた完璧な歌割、ユニゾンの圧の強さ、このテンポでのRapが醸し出す成熟した色気、これほどの表現力が・・・と驚かずにはいられない一曲。インストゥルメンタルを聴いてみて、そんなに凝ったバックトラックには感じられないんですよ。吉岡たく氏にしてはシンプルだなと思うくらいで。5人のヴォーカルが乗っかった時の華やかに開ける感じが物凄いです。彼らの歌の力を感じられずにはいられない。

 

そして「Treasure of life」に関してはその歌の力が更に感じられる。凄過ぎてちょっと泣きそうになりましたよホント。イントロのピアノ聴いた時、また感動的なヤツかな?なんて穿った見方しちゃったんですけど(苦笑)サビの破壊力がハンパなかった。こんなフックが強いキャッチーな歌メロだと一歩間違うとクサくなり過ぎてダサくなる可能性もあったと思うんだけど、実に軽やかに気持ち良く上質なメロの髄だけを届ける。Cメロの最後の迫力からラスサビ冒頭のフェイク辺りへの流れ、控えめにしかし存在感を示すエモーショナルなギター、本当に音楽の力で涙が出そうになった。恣意的に感動させる様なあざとさが一切無いのにジーンとしてしまうヴォーカルの表現力に彼らの力をヒシヒシと感じるのです。このタイプの曲は今までも何曲かあったと思うのですが、過去の曲に比べて「Treasure of life」に強く引き込まれてしまうのは、本当に嵐というヴォーカルグループが成長した証だなと思うのです。

 

 

これだけの、普遍的な良メロを持った楽曲をファンでない方々の届ける手立ては無いものだろうか・・・・

そんな事を考えてしまうくらい素晴らしいシングルでした。

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カルメラのライヴって楽しい~!

2017-04-19 11:26:43 | ライヴ・コンサート

仕事が変わって本当に不定期更新になってしまった・・・

とりあえず時間がある時に少しづつ書きますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

さて、本日は4月8日に行ったライヴの事について。

 

 

 

以前、少しだけレヴューを書いたことがあるカルメラというエンタメジャズバンドのライヴに行ってきました。

場所は、人生で一番行っているであろうライヴハウス、高松DIME。ロックバンド、鶴をゲストに迎えてのツーマン(転換の時にゲッターズ飯田さんの占いトークショー有)だったのですが、けっこうパンパンに入ってる感じで盛り上がりました。

カルメラに関しては、アルバム2~3枚しか持ってないんですが、ギターの宮本敦くんが地元出身という事もあってユルくウオッチしていたので、初めてのライヴを楽しみにしていた訳です。

 

 

しかし、予想以上にというか期待値を遥かに上回る素晴らしいライヴで、早くも次が見たいという気持ちにさせられているのです。

まず、そのホーンセクションの圧の強さに興奮が止まりませんでした。エモーショナルで切れの良さがあり実に上手い。元々ホーンの入った曲好きですが、至近距離で3管・4管の生ホーンを浴びるという経験は少なくて、改めて俺はホーンの音が大好きなんだと再確認させられた一夜。時にトロンボーンの音が堪らなかった。

寡黙にグルーヴを醸し出すリズムセクションコンビ。的確なカッティングとエモーショナルなプレイで彩りを添えるギター。お笑い芸人の様なトークを繰り出しながらプレイにはカッコ良さが溢れる鍵盤。絵力がハンパなく強くカッコいいのに吹き出すとパワフルでキレキレで音の波を浴びせてくるホーンセクション。そして時にギター、時にトランペット、時にアジテーションと多彩なパフォーマンスでライヴを最高に盛り上げるリーダー、西崎ゴウシ伝説のカリスマ性。

スタートからアンコールまで一切のダレがなく盛り上がりっぱなしで時間がアッという間に過ぎていきました。

親しみやすいメロディやカッコいいアンサンブル、確かな演奏スキルと観客を楽しませるエンタメ力、興奮と笑いと身体に染み渡る音が満載の素晴らしいライヴを体験できました。

 

 

 

これは去年の12月に出た10周年記念アルバムの全曲試聴動画です。メロディの良さやスキルの高さは伝わると思うのですが、ライヴの素晴らしさの半分も伝わらないかも、と感じてしまう。彼らは本当にライヴバンドなんだなと思わされました。

 

 

こちらの動画でライヴの楽しさ、少しでも伝われば嬉しいです。色々と探してみればライヴの映像も出てくると思います。そして、少しでも楽しそう、と思ったら迷わずライヴ会場にどうぞ。

極上のエンターテインメント空間がそこには待っているはず。

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ONIGAWARA『ヒットチャートをねらえ!』

2017-04-01 18:05:59 | CDレヴュー

4月になり新年度が始まりました。

私も勤め人の宿命、人事異動によって変則勤務の職場に変わる事から、今まで土日中心で更新してきたのが不定期になろうと思われますが、今後とも宜しくお願いいたします。

さて、本日の1枚は春に相応しく楽しい気持ちが掻き立てられるコチラ。

 

 

ONIGAWARA

『ヒットチャートをねらえ!』

2017/3/22リリース

Lastrum

LACD-0281

 

 

 

 

 

 

元・竹内電気の竹内サティフォと斉藤伸也によるスーパーJ-POPユニット、ONIGAWARAのファーストフルアルバム。

昔、竹内電気のシングルを買った(何故買ったかはハッキリ覚えていなかったりするけど)ことがあるので、彼らがユニットとして活動する様になってからも少し動向は気になってはいた。

しかし、音源を片っ端から買うというところまではいってなかったし、とりあえず緩くウオッチしてるくらいの感じだったのだが、このアルバムには脱帽です。

素晴らしい出来です、ホントに。

今までの音源も良かったんだけど、このアルバムは一皮も二皮も剥けて“スーパーJ-POPユニット”の名に相応しい作品になってると思います。

 

何よりもポップネスが溢れている。ポップスへの愛とリスペクトに満ちたオマージュの数々。

結局、何だかんだ言ってもポップスが最高なんだという気持ちが満ち満ちています。

 

冒頭からエモーションズの「ベスト・オブ・マイ・ラヴ」という手垢に塗れた(言い方が悪いw)ソウルクラシックを下敷きにしながら、きちんと21世紀のJ-POPとして成立させる見事なお仕事。ベースにOKAMOTO'Sのハマ・オカモト、ドラムにマシータ、パーカスに西岡ヒデロー、鍵盤にSawagiのコイチ、ホーンにチャンケンやNAPPI、村上大輔といったゲストを迎えてゴージャスな音に仕上げているのも素晴らしい。

 

そこから、ジャジィでポップなグルーヴチューン「ダバダバ」~林田健司辺りを彷彿とさせる「タンクトップは似合わない」~秀逸なメロディラインが印象的なミドルチューン「僕の恋人」と続く前半の4曲で、このアルバムの評価は確定しました。2017年を代表するポップアルバムになると思います。

 

そこには、80年代の所謂産業ロック的テイストや90年代渋谷系といった辺りのニュアンスはもちろん、その辺を含めて様々なグッドサウンドを咀嚼したSMAP楽曲を彷彿とさせる音作りがあります。古今東西のポピュラーミュージックをお手本としつつ、現代の自分たちの音に昇華させる彼らの腕を見せつけられる。

 

 

本当に、こんなに聴いてて楽しいアルバムは滅多にないです。是非聴いてみて欲しい。当振興会は太鼓判を押します。

 

 

 

 

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BRADIOのワンマンライヴに行って

2017-03-19 13:00:54 | BRADIO

今日、3月19日のお昼現在、地元の商店街界隈ではサヌキロックコロシアムというサーキットイベントが行われている。

昨年の今頃、そのイベントでBRADIOのライヴを見ていた。地元で見るのは4回目だっただろうか。

彼らと少し会話を交わした時、この地方都市でワンマンを狙っていると語った。

そして1年後の先週日曜、その言葉は現実のものとなった。

 

音楽好きの間では評価が上がり、ライヴの動員も伸びている。昇り調子である事は間違いない。

しかし世間的には・・・・

そんな彼らが高松でワンマン。この種のジャンルには食いつきがイマイチのこの地で(苦笑)

 

 

初めてBRADIOを高松で見たのはUNCHAINとのツーマンライヴ。客の入りはスカスカではないがパンパンでもなかった。

しかし、そこで繰り広げられたライヴは忘れ難い時間。至高のパフォーマンス。なんでコレが、こんな人数にしか楽しまれていないんだと憤った(苦笑)

それから2年半経って、目の前に広がる光景は・・・・・

大都市の大箱の様なライヴハウスではないが、きっちりソールドアウト。フロアは人でいっぱいになっていた。

 

感慨深く思いながら、今までとは違って最後方に近い位置で楽しんでいたんだけれど、それまで感じられなかったモノが少し見えた様な気がした。

 

それは不満とかそういうネガティヴなものではないんだけれど、彼らに対する若干の違和感。

自分の好みとの少しの乖離。

 

ツアーは始まって間もないし、ネタばれする様な事は書かないつもりなので詳しくは説明しませんが、一般的なファン層とウチの家族とでは彼らの音楽に対するグルーヴの求め方が違うんだなぁと思った訳です。

ウチの家族は下半身にグルーヴを感じる曲が好きなんですが、そーいう曲よりも腕を挙げたり手を振ったりする曲の方がウケがいいんだなぁと改めて感じました。

あと、アツい語り口や演奏以外の部分に少し醒めてしまうのは年齢のせいなのか(笑)

 

 

まま、色々と思うトコロはあるんですが、ライヴ自体は本当に素晴らしかったです。2時間以上彼らの演奏を浴びるとお腹一杯で苦しくなりますけど(苦笑)

有希くんのドラムは本当にしっかりとグルーヴの土台を支え、亮輔くんの良く歌うベースがそれを膨らませ、聡一くんの色気溢れるギターが縦横無尽に駆け回る。サポートで参加したルルルルズの奥野大樹くんが弾く鍵盤が加える彩りも素晴らしくて。そこに乗っかる貴秋くんのヴォーカルはオーラを纏い、強く柔らかく降り注ぐ。地声の圧も凄いけど、ファルセットの強さは本当に最高です。それから、ライヴで演奏しながらあれだけのコーラスができるのも彼らの強み。

 

次に見る時は、もっともっと成長している事でしょう。その方向性が自分の好みかどうかは別として、ちゃんと見ていこうと思います。

そして、更にグルーヴを振り撒いて進んでいって欲しいと願っています。

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WHY@DOLL「君はSteady」

2017-03-11 13:45:34 | ガールズアイドル

二週間のご無沙汰でした。3月も中旬になり、そろそろ年度末も大詰め。仕事がどの様に転ぶか、期待と不安が入り混じるこの頃でございます。

 

そんな春の訪れも目の前に迫った日々を気持ち良くしてくれるシングルがコチラ。

 

 

 

WHY@DOLL

「君はSteady」

2017/2/28リリース

T-Palette Records

TPRC-0172

 

 

 

 

 

北海道出身のオーガニックアイドルユニット、“ほわどる”ことWHY@DOLLのTパレット移籍第二弾シングルです。

前作「菫アイオライト」は本当に素晴らしい曲で、去年のベストシングルの一角を占める水準だった訳ですが、今回も最高でした。

 

タイトルチューンは、今勢いに乗るポップユニットONIGAWARAが手掛けた楽曲。

作詞が竹内サティフォ、Programmingとミキシングを斉藤伸也、作曲・編曲・コーラスとギターを2人で手掛けた、正にONIGAWARAメイドな一曲。

2人のコーラスや軽やかなギター、アッパーグルーヴとポップネスが炸裂するトラックメイク、とても心弾む気持ちの良い楽曲に仕上がっています。

 

そして、驚かされるのはカップリングが負けず劣らず・・・・というか個人的にはコッチの方が好きかもと思わされる名曲。

「菫アイオライト」を手掛けた吉田哲人(作・編曲とプログラミング&mix)と長谷泰宏(共同編曲とストリングスアレンジ&鍵盤)の楽曲ですが、めちゃくちゃお洒落なアーバンミドルグルーヴで最高でした。

イントロや間奏で聴けるエモーショナルなシビレるアルトサックスは名手:竹上良成。インストだけでも満足できるくらいの完成度。

自分好みのアーバンアイドルグルーヴとしてはTomato n' PineやNegiccoに匹敵するクオリティで、聴いてると角松敏生辺りのアダルトオリエンテッドグルーヴの匂いも感じられるのです。

前作から今作への流れを踏襲してアルバムを作ってくれたら、今年を代表するアルバムになるのではないかと期待せざるを得ない。

それくらいのレヴェルだと確信しています。

 

楽曲派アイドルはムーヴメント全体からするとニッチな存在なのかもしれませんが、こと音楽という要素だけ考えればこれほど面白い世界はありません。

自作自演に拘ってタコツボ化している界隈に比べたら楽曲の作り手の矜持やポテンシャルが楽しめる、とても面白い世界だと思うのです。

 

そんなアイドル界隈でも彼女たちの楽曲は本当に高い水準で楽しませてくれます。

偏見なく聴いて、そして感じて貰えたらこんなに嬉しい事はありません。

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土岐麻子『PINK』

2017-02-25 16:44:20 | CDレヴュー

2月も終わりが近づき、そろそろ春の気配も・・・と思い始めるこの頃。

今日の1枚はリリースから少し経ちましたが、今から春にかけて良い感じで聴ける作品です。

 

 

土岐麻子

『PINK』

2017/1/25リリース

rhythmZONE

RZCD-86245/B

 

 

 

 

考えてみれば、彼女のアルバムレヴューを書くのは5年以上ぶり。

買って、聴いて、それでも筆力が追いつかず、レヴューが書けなくてという状況が続いていた訳ですが(苦笑)、今回ばかりは書いておかないと。

それくらい良いアルバムです。専門家の様に的を得た文章が書ける訳じゃないけど、一人でも多くの人が絶賛してるんだと記録に残しておきたいという気持ちで書いてます(笑)

 

 

今回のアルバムは全体を通してトオミヨウという俊英クリエイターがサウンドプロデュース&アレンジ、殆どのバックトラックと作曲を手掛けています。

彼の事は名前を知ってる程度だったんだけど、ちょっと調べてみたら尾崎豊で有名なプロデューサー:須藤晃さんの息子さんなんですね。ビックリした。

で、まぁこのアルバムの何が良いかという話なんですが。

昨今、シティポップ回帰とか色々言われている訳ですが、それっぽいサウンド(シティポップは概念であって特徴的なサウンドで括るモノでもないとは思いますが)に仕上げているけど、なんか違うな・・・という曲も十把一絡げにしちゃってる様に見受けられるんですよ。

でも、このアルバムから漂うオーラは正しくシティポップ。土岐麻子の声が持つアーバンな響き。歌詞の端々から感じる都会の匂い。シティポップは概念であってサウンドではないとは言うものの、あの頃のシティポップを想起させるコード感やリズムのグルーヴ。

古のアーバングルーヴを今聴いてみると、音が薄っぺらかったりダサ古い感じに聴こえたりする事が結構あるんだけど、このアルバムはやっぱり2017年の音なんだなと実感できる。

あの頃のコンセプトを今のサウンドで組み立てると、こんなにも圧があってカッコ良くてお洒落な音になるんだと気づかせてくれる。

 

やっぱり土岐麻子の声は特別だ。この都会的でスタイリッシュな音との親和性の高さは彼女のアドバンテージなんだと改めて思わされる。

 

レコメンドは如何にもシティポップ然とした佇まいのタイトルチューン「PINK」

川上鉄平や田中充のトランペット、弓木英梨乃のギターが効いたミドルグルーヴ「Fancy Time」

トオミヨウのトラックメイクと作・編曲のポテンシャルが堪能できる疾走アッパー「Rain Dancer」

といった辺り。でも、全10曲に隙が無い上に抑揚も効いてる。

もっともっと聴かれてしかるべき好盤なのは間違いないです。

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脇田もなり「boy friend」

2017-02-19 12:15:19 | ガールズアイドル

最近は2週に1回という更新頻度がデフォルトになってしまった・・・・

暫くは、こんな感じが続くかもしれませんが、何とぞ宜しくお願いいたしますm(__)m

 

 

さて、今日の1枚は昨年後半に素晴らしいシングルでソロデヴューを飾った彼女。

 

 

 

脇田もなり

「boy friend」

2017/2/15リリース

VIVID SOUND

HCCD 9583

 

 

 

まずはMVをご覧ください。

 

 

 

 

楽しい。本当にキラキラしててワクワクするグルーヴィなシンセポップス。

前作と少しベクトルをずらしつつ、軸はぶれない制作陣の気概が伺えます。

もなり嬢の魅力であるフックの強いクセ声が活かされつつも、スムースに耳に馴染む絶妙のバランスが保たれ、実にクオリティの高いガールズポップが出来上がりました。

カイリー・ミノーグやWINKといった辺りのテイストを感じる80年代ガールズポップを21世紀にブラッシュアップした感じが、私の様なオッサンには堪りません(笑)

でも、若い人にも魅力的に聴こえる音になっていると思うのです。

 

プロデュースは、昨年素晴らしいアルバムをリリースしたり、もなり嬢のデヴューシングルでもmixやコーラスで良いお仕事をされていたmicrostar。

飯泉裕子さんが作詞とコーラス、佐藤清喜さんが作曲&アレンジ&トラックメイク&mixという布陣。

 

タイトルチューン同様にカップリングの「赤いスカート」も素晴らしい。ドライヴ感に満ちたトニー・マンスフィールド風味のサウンドと飯泉裕子さんの見事なコーラス、シンセのソロやキメのカッコ良さ。どちらの曲もインストまで味わい尽くしたくなるシングルです。

 

 

本当にもなり嬢が歌を続けてくれて良かった。今の彼女の歌には歌う喜びが溢れている様に感じられる。歌が好きなんだろうなと思わせてくれる力がある。

もっともっと成長していくんだろうなと信じられる予感がある。今はアイドル的な部分もあるけど、女性ポップヴォーカルの旗手になれる逸材だと私は思っています。

 

 

今年中にアルバム出ないかなぁ~

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BRADIO『FREEDOM』

2017-02-05 14:24:58 | BRADIO

2週間ぶりの投稿でございます。

日々、仕事に対するストレスが増す一方でなかなか音楽に楽しく向き合えないのですが、本日の1枚はそんな憂欝を吹き飛ばすアルバム。

 

 

 

BRADIO

『FREEDOM』

2017/1/18リリース

HERO MUSIC ENTERTAINMENT

HRME-1013(初回生産限定盤)

 

 

彼らの記事を書くのは1年2ヶ月ぶり。待望のセカンドアルバムがリリースされました。

ファーストアルバムで示した音楽性を更に進化させ楽曲の深みを増した楽曲が詰め込まれています。

昨年、バラッドシングルをリリースした時はレヴューをスルーしてしまいました。

ライヴ会場限定のシングルが出た時も同様に。

その間に色々とBRADIOに対する意識が変化していくのも感じたりしていたのですが・・・・・

このアルバムを聴いて、そんな瑣末な事はどうでもよくなりました(笑)

やはり、彼らの作る音楽は最高でした。これがライヴで楽しめると思ったら、それだけで気分がスッキリしてワクワクします。

 

 

根底に流れる軸はファンキーなロックと、グルーヴィでメロウなポップネス。それは変わりないのですが、細部のリファインやアレンジの拘りが強化されている様に感じます。

冒頭「Back To The Funk」のカッティングのカッコ良さや腰を直撃する強烈なベースライン。リード曲「FREEDOM」のダイナミックなストリングスと微妙な違和感がフックになるコード。最初っからグイッと心を引っ掴まれます。

 

 

 

また、「Revolution」や「KAMISAMA」の様なライヴで弾けるロッキングルーヴには彼らのルーツを垣間見る事ができます。

 

 

しかし、個人的には今回もミドルテンポで腰を揺らすグルーヴチューンが秀逸だなと。彼らの真骨頂はこの辺りにあるのではと思ってしまうくらい。

「蝙蝠」や「思い通りにならない世界」で聴こえる柔らかなグルーヴと繊細なギターフレーズ、歌う様に色気を撒き散らすベースライン、ピシっと心に楔を打つスネアやハイハットはBRADIOの楽曲クオリティの高さを指し示していると思います。

「彼女ハリケーン」終盤のハモンドソロとかも最高でした。

歌詞が前に出る感動的なバラッドが嫌いな私ですが、「ギフト」のメロディのチョイスや間奏のギターソロのフレーズにはハッとさせられる訳で、嫌いにはなれない(苦笑)この曲、歌詞が全く違ってたらどう感じるのか、非常に興味深い。

 

もちろん、全ての楽曲に共通して言えるのは、ヴォーカル真行寺貴秋の歌が放つオーラと圧力、そして繊細な表現力。この4人でしか作りえない極上のグルーヴチューンがアルバムに溢れています。

 

加えて、ルルルルズの奥野大樹くんの鍵盤や、EFFYのアレンジ、ホーンやストリングスの導入といった貪欲な姿勢。シンプルとゴージャスを両立するバランスの良さが見事です。

 

ラストに据えられた2曲が本当に楽しくてウキウキして素晴らしい。モータウンビートとホーンセクションが楽し過ぎる「All I Need Is You」から、イントロのギターカッティング一発でノックアウトされる冬の名曲「Colors」への流れは鳥肌モノでした。アルバムの曲順が良く練られている事にも彼らの矜持を感じます。

 

 

本当に良いアルバムだと思います。音楽が好きで好きで、でもまだ気づいていない人に浸透していってくれたら良いなと思います。

でも、大ブレイクする為にオトナの事情で色々と変えられたり、意に沿わぬ仕事をしたりするくらいなら、今のままで徐々にファンを増やしつつ、長く続いていって欲しい。

敬愛する角松敏生やシングライクトーキング、田島貴男や高野寛、それこそ山下達郎の様に。

 

とりあえず、来月の地元ワンマンライヴで弾けたいと思います。ライヴでこれらの曲たちがどう身体に響くのか。それを確かめてきます。

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COUCH『リトルダンサー』

2017-01-21 14:16:16 | CDレヴュー

新年のご挨拶以来の記事ですが、今週の火曜日に今年初めて新譜を買いました。

本日は、その中の1枚。

 

 

COUCH

『リトルダンサー』

2017/1/18リリース

Happiness Records

HRBR-004

 

 

 

不勉強ながら、このバンドの事を殆ど知りませんでした。

購入のきっかけになったのは、最近奥さんがドハマりしてる青山陽一さん。彼の名曲「最後はヌード」のカヴァーが収められているという事が興味をそそり、COUCHの動画を何曲か探して、コレは良いと思った次第。

そうして買ってみたこのアルバム・・・・素晴らしかった。カヴァー曲目当てで買ったのが申し訳なく思うくらいオリジナル曲が全部最高だった。

 

 

 

 

ギター・ベース・ドラムという最小限のスリーピースバンドが奏でているとは思えないリッチでダイナミズムに溢れたサウンド。力強さも繊細さも感じられる絶妙のアンサンブル。心地良く胸の奥に突き刺さるヴォーカルとコーラスワーク。何よりも素晴らしいのは、様々なファクターを取り込み丁寧に構築された楽曲の数々。

 

同じスリーピースのGreat3やペトロールズが好きな私や家内がハマるのも頷けるバンドです。

今まで注目してなくてスイマセン(苦笑)

 

シュガーベイブや山下達郎、オリジナルラブといった系譜に連なるブラックアイドソウルフレーヴァ―の作品として、ずっと聴き継いでいくべき名盤だと思います。「OUTBACK」の様な曲は、ベースのグルーヴやドラムのキレ、ギターリフの身体を揺らす感じなど、グルーヴチューン好きとして、とても惹かれる要素が満載。加えて、バラッドが苦手な私も脱帽する名スロウナンバー「ちいさな星」が本当に沁みる。

というかリード曲「街の草原」を筆頭に全部が最高なんですけどね。

 

今年の購入1発目で2017年のマイベストアルバムの一角は埋まりました。それくらいのインパクト。是非、今まで知らなかった方々にも手に取るきっかけになってくれれば、こんなに幸せな事はありません。

 

なお、詳しい曲解説などは敬愛するWebVANDA:ウチタカヒデ氏のレヴューをご覧頂ければと思います。

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謹賀新年

2017-01-09 11:11:04 | 日記・エッセイ・コラム

年が明けて一週間以上経ち、このタイミングで新年のご挨拶というのも、どんなモノかと思いますが(苦笑)

 

旧年中は拙ブログをご覧いただき本当にありがとうございました。

ブログを始めた当初は10年以上続くとは思ってもいませんでした。

少しでもグルーヴィな楽曲を好きになってくれる方が増えれば良いなと思い細々と書いてきたのですが、自分が思う以上に多くの方々に見ていただいて、そして時折頂く反応に感謝して、ここまで続けてこられた様に思います。

 

定期的にご覧頂いている方々、

何かの間違いで辿りついてしまった方々、

素人の好き勝手なレヴューを暖かい目でご覧頂いているミュージシャンの方々、

本当にありがとうございます。

本年も何とぞ宜しくお願いいたします。

 

 

年末年始から今まで、殆ど新譜に触れる事もなく過ごしてきましたが、来週のリリースくらいから新譜を購入する予定なので、今年も大好きなグルーヴチューンを紹介していけたら嬉しく思います。そして、年間ベストを選ぶ際には迷って悩んで嬉しい悲鳴となる一年であります事を願って。

 

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2016年マイベスト

2016-12-30 11:58:55 | CDレヴュー

今年最後の更新は、どこに需要があるかわからないですが毎年恒例のマイベスト発表。

 

2016年は例年以上に大好きな作品が多くて少ない枚数に絞り込むのも、順位をつけるのも、ジャンルとかで括るのも難しく、結局シングル10枚とアルバム15枚をピックアップして並べるというだけにしました。

熱の入ったレヴューを書いた盤も、何枚かを纏めて記事にした盤も、諸事情あってタイミングを逸してレヴューを書いていない盤も混ざり合っていますが、今の時点で私の中では全部大好きで愛おしい作品たちです。

 

 

アルバム部門

 

・嵐『Are You Happy?』

・Negicco『ティー・フォー・スリー』

・フィロソフィーのダンス『ファンキー・バット・シック』

Hauptharmonie(ハウプトハルモニー)『Herz über Kopf(ヘルツ・ウーバー・コップ)』

・WHY@DOLL『Gemini』

・冨田ラボ『SUPERFINE』

・Lucky Tapes『Cigarette&Alcohol』

・bonobos『23区』

・ゲントウキ『誕生日』

・辻林美穂『Clarté』

・Special Favorite Music『World's Magic』

・Shiggy Jr.『ALL ABOUT POP』

・NONA REEVES『BLACKBERRY JAM』

・マイクロスター『シー・ガット・ザ・ブルース』

・つるうちはな『LOVE』



シングル部門


・Keishi Tanaka feat. fox capture Plan「透明色のクルージング」

・嵐「復活LOVE」

・cero「街の報せ」

・ESPECIA「DANGER」

・WHY@DOLL「菫アイオライト」

・オリジナル・ラブ「GOLDEN TIME」

・辻林美穂「pignon」

・Negicco「矛盾、はじめました。」

・スカート「静かな夜がいい」

・脇田もなり「IN THE CITY」



こうして見てみると、意外と男性ヴォーカルが入ってる。そして相変わらずのガールズアイドル系の充実っぷり。特にNegiccoがアイドル界隈だけでなく私の聴くテリトリーのHUBになっているのが垣間見える。


各作品についてのコメントは割愛しますが、どれもおススメです。ネットには色々と記事や試聴があると思いますので、自分で探ってみて欲しいなと思います。


来年も心躍る曲との出会いを楽しみに。

そして、これらの音楽を愛してくださる方が少しでも増えます様に。

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つるうちはな『LOVE』

2016-12-24 15:30:43 | CDレヴュー

そろそろ今年のマイベストを考える時期ではあるんだけど、その前にどうしても書いておかないといけない盤がある。

10年以上ブログでポップミュージックを紹介してきたけど、その中でも自分の中でとても重要な人。それが彼女です。

 

 

つるうちはな

『LOVE』

2016/11/30リリース

花とポップス

HTP-1015

 

 

 

 

私がブログを書く様になって、一番大きく変わった事。それはリアルではない友人が出来、それらの音楽仲間から情報を貰い楽しむ音楽が格段に広がっていった事です。ライヴの為に遠征する様になったのもブログがあったからかもしれません。

音楽仲間から彼女のライヴ会場でしか売ってないCD-Rを送ってもらったのが、私の運命を変えました。彼女の作る楽曲に惚れ、ピアノの虜になりました。

今まで、このブログで何度となく書いてきました。彼女のポップクリエイターとしての素晴らしさについて。

ピアノのフレーズ一発であらゆるモノを支配する鍵盤のファンタジスタとしての“つるうちはな”のこと。

クセのあるヴォーカルなのに歌詞がスッと腑に落ちてくる歌唄いとしての凄さのこと。

そして、メロディメイカーとしての稀有なポテンシャルについて。

しかし、間接的にではありながら10年くらい彼女の様子を見ていて思う事は、決して天賦の才に恵まれただけで苦労も無く音楽を生み出しているのではないという事実。

彼女の歌には愛が溢れている。その歌が生み出される過程で、色々な業や虚飾や嘘や嫉妬や不安定な諸々が混じり合った末に削ぎ落されて、ピュアなコアが残っているんだろうなと思うのです。

 

本質的に音数が多いグルーヴチューンが好きな私が、ピアノ弾き語りのシンガーソングライターを好きになる事は珍しいんです。でも、時々好きになっちゃってどうしようもない人が現れる。そんな中でも、つるうちはなは特別な存在。彼女の作る音楽には、心の奥底にアプローチしてむんずと掴むメロディがあります。こればかりは理屈じゃなくて感覚でしか無いけど、聴いてみて感じたらどうか愛してあげて欲しい。

こんなにも真摯に音楽と人生に向き合って愛を届けてくれる人は、そうそういないと思うので。

 

 

全10曲の宝石。それはどれも素晴らしいのですが、個人的に好きなモノを少し紹介しておきます。

 

2曲目「むすんでひらいた」のサビのメロディは、今まで聴いた何万曲というポップスの中でも最上級にゾワゾワするキャッチーなフックを持つ。間奏のピアノソロも気持ち良い事この上なし。

3曲目「赤いハート」の弾む様な鍵盤のコードが醸し出すポップネスと押し出しの強さ。

4曲目「I HATE YOU」で珍しく低音を強調したヴォーカルとYMOライクなアレンジの絶妙なマッチング。

5曲目「LOVE」は、私の中では21世紀で最も好きなラヴソング。歌詞もメロディも名曲の貫録十分ですが、今回加えられた佐々木くんのギターがますます曲の表情を豊かにしていて至高の一曲になりました。

 

過去にレヴューを書いた「一緒にいようよ」や「あいゆうえにい」も勿論素晴らしいですし、他の曲もポップで切なくて優しくて愛に溢れています。

 

そんな楽曲を作ったつるうちはなちゃんと、見事な手腕で化粧を施しカラフルに楽曲を彩ったteoremaaこと佐々木二郎くん。最高の作品をありがとう。

 

ずっと愛していけるアルバムを手に入れました。

 

 

 

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フィロソフィーのダンス『ファンキー・バット・シック』

2016-12-17 18:18:28 | ガールズアイドル

2つほど前の記事でガールズポップが大豊作だという事を書きました。

その時に敢えて外していた作品があります。それがコチラ。

 

 

フィロソフィーのダンス

『ファンキー・バット・シック』

2016/11/23リリース

PHILOSOPHY OF THE WORLD

UXCL-100

 

 

彼女たちを意識する様になったのは何時だったのか覚えていない。ただ、ハマるきっかけになったのはこの曲だ。

 

 

イントロのギターカッティングとハルちゃんのヴォーカルを聴いた時から、彼女たちの音源がCDショップに流通するのを心待ちにしていた。

 

その気持ちは、会場限定のセカンドシングルである、この曲を聴いて益々高まっていく。

 

 

モータウンやスタックスといった古のアメリカンソウルを下敷きにキラキラとしたガールズポップに仕立てるスタッフと彼女たちから目が離せなくなっていく。

 

そして、個人的に決定打になったのがコレ。

 

 

グルーヴィなベースライン、エモーショナルなサックスブロウ、4人の声質を生かしたヴォーカルワーク・・・どこを切り取っても極上のアーバンファンク。

 

 

この3曲を含む全10曲のフルアルバム。ダレる部分は一切なく、全てが極上の楽曲揃い。

作詞はヤマモトショウ(ex:ふぇのたす)、作曲とアレンジの大半を担うのは俊英、宮野弦士。個人的にはSMAP屈指の名曲「FLY」を作った野戸久嗣が2曲手掛けているのが嬉しかったな~(そういやスマスマで平成ノブシコブシの徳井くんが彼女たちを推しとして紹介してたのに運命を感じてたりする)

その2曲、「コモンセンス・バスターズ」と「バイバイよりも」はタイプは違えど、どちらもグルーヴが気持ち良く身体に響く。

他にも、マイケル・マクドナルド在籍時のドゥービーの様な楽曲だったり、ストリングスを効果的に使う鉄板ディスコチューンが収められていて、私の様なグルーヴオタクなおっさんには抗えない魅力に溢れている。

 

そして大切なのは、彼女たちの歌の力。良い意味でステレオタイプなアイドルとしてバランス感覚に優れた佐藤まりあ、アニメチックなのに妙な芯の強さを感じさせる十束おとは、シンガーソングライターとしての顔を持ち艶やかなのに微妙なクセが心に楔を打つフックを持つ奥津マリリ、圧倒的な歌唱力と声量とグルーヴ溢れる歌を聴かせる日向ハル。4人のヴォーカルが生き生きと躍動することでフィロソフィーのダンスというユニットが魅力的なものになっている事を確信する。

 

彼女たちを手掛け、このアルバムをプロデュースしているのは、ナンバーガール、ART-SCHOOL、Base Ball Bear、フジファブリック、氣志團、相対性理論といったバンドを手掛けてきた加茂啓太郎氏。その伝説のプロデューサーが手掛けるガールズユニット。面白くない訳がない。

 

CHICの「C'EST CHIC」をモチーフにしたかのごときジャケットデザイン。昔の洋楽アルバムを彷彿とさせる帯の装丁。歌詞カードにライナーノーツが収められている・・・色んな意味でツボを突いてきます。

これからも目が離せない。というか、来年1年でとんでもなく大きな存在になってたりしないかなと本気で期待してます。

これほどの逸材、もっともっと世に認知されないと勿体ないとしか思えなくて。

 

とりあえず、私にとって今年の女性アイドルベストアルバムは決定しました。早くセカンドアルバム出してください(笑)

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嵐のコンサートに行って

2016-12-10 14:55:34 | ライヴ・コンサート

12月4日の日曜日、京セラドームであった嵐のコンサートに行ってきました。

今まで散々CDのレヴューを書かせていただいている立場としては、1回くらい見ておきたいなと思っていましたので、家内がチケットに当選したのは良い機会でした。

コンサートで感じた事は、その夜にツイッターで結構書いて、沢山の方々にご覧頂いたのでソレを纏めて補足を入れる感じにしています。

 

 

まぁね、とにかくオープニングのドキドキとワクワクを高める演出が凄かったなと。普段は数百人キャパのライヴハウスがメインで、年に1回くらい数千キャパのホールライヴという生活なので、あれだけ大規模なギミックや仕掛けのあるコンサートというモノに免疫が無い訳です(苦笑)。それもあって衝撃が凄かった。そしてバンドの演奏が本当にカッコ良くて期待が膨らみ過ぎてパンパンになりました。

 

会場にはそれなりに男性がいたと思うのですが、私の周りには少なかった様で私が“うおぉぉ~”って言った声が周辺で一番大きかった気がする・・・恥ずかしいけど弾けられた瞬間(笑)

 

リーダーのソロに関しては、もう驚嘆しかありません。あのパフォーマンスと歌を同時に、しかも最高水準で成立させている。物凄いモノを見せつけられました。願わくばブラックコンテンポラリーに寄ったテンポ落としめのグルーヴチューンで超絶パフォーマンスを見てみたい。個人的な願望です(笑)

 

ニノの声はいつも語気が強く、圧のあるブレない歌。コンサートの様な場では、彼の様な軸がしっかりした歌声が成否を決める。彼の声が、嵐のコンサートの歌の水準を高めているのが本当に感じられました。

 

彼の監修した楽曲、ソロの曲辺りを見て感じるのは本当にセンスの良さ。個人的には嵐で一番私と音楽の趣味が合いそうな感じがします。グルーヴに対する理解と向き合い方は本当に素晴らしい。そしてハモやユニゾンでボトムを支え続ける歌も彼の魅力。

 

 

生の歌やパフォーマンスを見て、一番グッときたのは相葉雅紀という存在です。手足が長く抜群のスタイルを生かした動き。とにかくオーディエンスを楽しませようとするサービス精神。見ていて本当に楽しくて、五十のオッサンが我を忘れて盛り上がってました(苦笑)。そして、なんといっても歌が素晴らしかった。ワシャワシャした声質のせいかどうか解りませんが、彼の歌は過小評価されている気がします。コンサートであれだけのファルセットが歌える人、そんなにいないです。ピッチの安定感もあるしリズム感もいい。彼の歌声が嵐の歌に奥行きやフックを与えているのだと実感しました。

 

 

ペンライトの演出に関しては個人的にはアリな部分が大きいです。とにかく綺麗でしたし。拍手の件に関してはツイート後に色々と教えて頂いて、納得する部分もあります。これも色々と積み上げられてきた結果なのかなと。個人的には、手が痛くなるくらい拍手したいコンサートでしたけど。

 

翔くんの歌は素直で真っ直ぐで丁寧な印象がありました。それがRapのカッコ良さと相まって魅力を作っているのだと。生で見ても、その印象は変わらず。Rapは予想以上にカッコ良かったし、ソロの歌も真摯で良かった。煽りのエネルギッシュさとMCの上手さ、時折顔を出す惚けた味わい、色々と魅力的(笑)

 

 

てな訳で、生まれて初めて何万人という規模のコンサートを体験したのですが、予想を超えて楽しかったです。兎にも角にも、楽曲が好みだと本当に気持ち良い時間が過ごせます。彼らにはこれからもカッコよくてグルーヴィな歌を送り出していって欲しいなと改めて思いました。

 

個人的には、大編成のバンドをバックにグルーヴチューンを唄い踊りまくる嵐を、数千人キャパのホールで見てみたいとは思います。叶わない夢ではありますが(苦笑)

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