日本グルーヴチューン振興会

アイドルからインディーポップまで、主にカッコいいJ-POPのレヴューを書いています。

Special Favorite Music『Royal Blue』

2017-08-17 11:29:27 | CDレヴュー

ご無沙汰しております。8月上旬は山下達郎のゴージャスなバンドライヴ、原田茶飯事のガットギター1本弾き語りライヴと両極端なパフォーマンスを味わった訳ですが、9月はインストアも含めて4本のライヴに行く事が既に決定しております。

今日紹介するのは、その行く予定にしているバンド。

 

 

Special Favorite Music

『Royal Blue』

 

2017/8/2リリース

P-VINE

PCD-83000

 

 

 

 

今まで何回か記事に書きましたSpecial Favorite Musicが、待望のセカンドフルアルバムをリリースしました。

コレがもう素晴らしい出来で個人的には今年のベスト入り確定の名盤。

去年の5月にファーストアルバムのレヴューを書いたのですが、その時も絶賛した訳です。しかし今回、前作を軽く飛び越えてきた。失礼ながら前作に若干漂っていた青臭さや若い故の粗さが消え見事に磨き上げられている気がするのです。もちろんメロディの良さや、人力グルーヴと管弦の豊かな響きといった良さは更にブラッシュアップされていて。

特に今回感じたのはメロディの見事さ。サビメロの心地よさが半端ない曲が満載です。しかもキャッチー過ぎることがないので聴き飽きる心配もない(笑)


1曲目の「Royal Memories」を聴いて頂ければお解りかと思いますが、この多幸感ダダ漏れな感じは本当にヤバいレヴェルです。私、最初に聴いた時サビでちょっと目頭熱くなりました。メロディとホーンの音色と声の醸し出す雰囲気が堪らないんです。



そして、もう一つはヴォーカルのラビンユーちゃんの歌が本当に成長著しい。成熟というのとは少し違うベクトルで深みが増していると感じました。

個人的には久米くんの歌も好きなので、「The Entertainment」の様な彼メインの歌ももっと聴きたいというのもあったりしますが(苦笑)

 


とにもかくにも気持ちよすぎるんです、このアルバム。一人でも多くのポップス好きに聴かれますように。そして同じ様に感じてくださる方が増えますように。

 

来月、地元でライヴを見られる幸運に感謝しつつ楽しんできたいと思います、ハイ。

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the bandapart『Memories to Go』

2017-08-05 13:22:26 | CDレヴュー

昨日、山下達郎のコンサートに行ってきました。

生・達郎は昨年のツアーに続いて2回目。相変わらずのクオリティ、というかヴォーカルの凄みは更に増しているんじゃないかと思うくらいでした。いくつか残念に思う事はあったのですが、終わってみれば大満足のライヴでございました。(しかし、開演して2曲目やってる最中に何十人も客入れするのは本当に勘弁して欲しい。大好きな曲が台無しになってた・・・・MCのタイミングまで外で待たせてろよと怒りすら沸いた)

 

という訳で達郎御大を枕に使いつつ本日のおススメ盤。

 

 

the bandapart

『Memories to Go』

2017/7/19リリース

asian gothic label

asg-037

 

 

山下達郎のゴージャスなコンサートも楽しいですが、バンアパの様なシンプルな編成でグルーヴを感じられるバンドのライヴは本当にテンション上がります。彼らのファンではない私ですが、2回ほどライヴに行って曲を良く知らなくても身体が楽しんでいるのがわかる演奏に感嘆したのを思い出します。

という訳で、彼らの音源を数枚しか持っていない私ですが、今回のアルバムの感想を少し。

 

 

数少ないライヴ経験や聴いたCDから考察しても、彼らを知らない層に最も受け入れられる作品なのではないかと思います。とりあえずパッと聴きキャッチーですし気持ち良い曲が多い。

じっくり聴けばものすごくテクニカルな事をやってるのが解るだろうけど、それを感じさせないベテランの技といいますか・・・・素晴らしいです。

ファンではない私は、アルバムリリースの話を聞いても「とりあえず音聴いてからだな」と思っていました。

そしてリリース日に試聴機で曲を聴いた瞬間にCDをレジに運んでいました(笑)

その曲がコチラです。

 

 

これ聴いてしばらくは仕事中でも風呂入っててもグルグル頭の中をメロディが渦巻いてました。恐るべき中毒性。

この曲は日本語詞ですが、このアルバムは英語詞と日本語詞の曲が一緒に収められているのですが、そのバランスが程よくて尚且つサウンドやメロディの魅力と相まって非常にフックが強い名盤になっていると思います。

 

個人的には各人の楽器プレイが魅力的過ぎる。特にベースの原さん。(失礼ながら)見た目からは想像し難い繊細でメロディアスなベースラインが実にグルーヴィ。川崎くんのアタックの強いギターも実に印象的です。

 

'80~'90年代のフュージョンやシティポップのテイストやブラコン風味、ポストロックやハードロックなど色んなファクターが混じり合ってて、抑揚が効いているのにバンアパとして一本芯の通った、軸がぶれないアルバムに仕上がっていると感じました。

 

とりあえず身体が自然に揺れる心地よさがあります。聴いてて気持ち良くて幸せな気分になります。

ファンではない私がこれだけ虜になるアルバムです。聴いていただければ心に響く方が必ずいるはずだと確信できるアルバムなので、是非聴いてみてくださいませ。

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Negicco『Negicco 2011~2017-BEST-2』

2017-07-22 13:33:24 | ガールズアイドル

普段、ガールズアイドルの曲を聴いていると家内はあまり良い顔をしません(苦笑)

それは純粋に彼女が、若い女の子のキンキンした歌が苦手だという事なのですが、家内も好きだと言ってくれるガールズアイドルがコチラです。

 

 

Negicco

『Negicco 2011~2017-BEST-2』

2017/7/20リリース

レーベル:T-Palette Records

ディストリビューター:タワーレコード

TPRC-0180/TPRB-0006(初回生産限定盤)

 

 

 

 

 

彼女たちの楽曲がとにかく粒揃いでイイキョクばかりだというのが、私以上に音楽にシビアな家内が聴いてくれる理由の一つでしょう。このアルバムはベスト盤ですから当然だという意見もあると思いますが、それでもこんな名曲だらけのアルバムは滅多にありません。

楽曲のクレジットに名を連ねるのは堀込高樹(KIRINJI)、長谷泰宏(ユメトコスメ)、西寺郷太(NONA REEVES)、小西康陽、矢野博康、田島貴男(オリジナルラブ)、池田貴史(レキシ)、土岐麻子、さかいゆう、畳野彩加(Homecomings)といった、日本のポップスを牽引する作り手たち。これだけの面子がNegiccoの為に曲を書いている。しかも、例外なくハイクオリティな楽曲。それだけでも凄いのですが、もっと注目すべきはこのアルバムの楽曲の3分の1強の楽曲を書いているのが、彼女たちの楽曲をずっとずっと支えてきたconnieさんだという事実。音楽で食ってる人じゃないんですよ。普通にサラリーマンですよ。何なんですかね、この楽曲制作力の高さ。「あなたとPop With You!」とか「圧倒的なスタイル」とか「さよならMusic」とかアイドルポップとしての完成形に近い出来だと思うくらい素晴らしい。目頭熱くなります、ホントに。

 

 

そして冒頭に収められた新曲「愛は光」がもう涙モノ。

 

 

堀込高樹が書き、KIRINJIがアレンジと演奏を担当した柔らかく神々しいミディアムチューン。この曲にはタイトルどおりNegiccoやファンに対する愛が溢れていると感じるのです。ブックレットに挟まっていたメンバー3人の手紙を読みながら、この曲を聴いていると不覚にも泣いてしまう・・・・彼女たちが14年という長きに渡って活動してきた事がこの曲に結実していると感じるのです。

 

私は常々、Negiccoこそが日本のポップスの優れた作り手のhubだと思っています。彼女たちと繋がるミュージシャンを集めたら、すごい事になるだろうなと。そして、その輪はこれからも広がっていくと信じています。

 

どうか、少しでも長くNegiccoが活動し続けられる事を祈って。

そして、一人でも多くのポップスファンの耳に楽曲が届きます様に。

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購入記録

2017-07-17 12:43:41 | CDレヴュー

ここ何か月かで買ったけど、まだ何も触れられていないモノをご紹介するという、困った時に時々発動する企画(笑)

 

大ベテランからアイドルまで色々と織り交ぜてご紹介します。

 

 

まずコチラ。

 

 

角松敏生が過去にリリースしたギターインストアルバムをセルフリメイクで再構築したアルバム『SEA IS A LADY 2017』から。オリジナルの方も散々聴きましたが、今回聴き比べてみてオトナな音に仕上がっているなと感じました。もちろん音のクオリティも格段に上がっています。このアルバムを聴いていると、やっぱりカッコいいギターはイイもんだなぁと改めて確認できる素晴らしい作品です。

 

 

続いてコチラ。

 

 

4月に国内盤がラリーレーベルからリリースされたPREPの「FUTURES EP」から。私的名盤紹介というブログの管理人、@privategrooveさんが紹介していたのを聴いてハマったので購入。個人的にはリアルタイムのUKモノを買うのは非常に珍しい(笑)それくらい良かったんですよね。どこかジャパニーズアーバンポップの匂いも漂う心地よいメロウグルーヴ満載のアルバムでした。

 

 

次はコレです。

 

 

5月にリリースされた、シンリズムくんのアルバム『Have Fun』から。この曲を含む冒頭の3曲が本当に大好きなのですが、個人的には好みとの乖離が若干感じられるアルバムでした。それだけ振れ幅が大きくなってきて多彩になってきているんだろうなと好意的には捉えていますが。とにかくまだ若いので、これからの成長が本当に楽しみ。

 

 

続いてコチラ。

 

 

空気公団の結成20周年を記念してリリースされた3枚組CD『Anthology Vol.0』より「呼び声」。ヴォーカル:山崎ゆかり嬢が醸し出す唯一無二の佇まいと、張り詰めた空気と緩さを共存させるバックトラック。気持ちいいのにどこか緊張も感じる歌が心に突き刺さる。

 

 

ここからアイドルっぽいゾーン(笑)

 

 

元AKB初期メンバー(という枕も不要かと思いますが)、星野みちるがリリースしたアルバム『黄道十二宮』から。楽曲や演奏に参加しているのは、新井俊也・はせはじむ・佐藤清喜・杉真理・清浦夏実・沖井礼二・辻林美穂・小川貴史・かせきさいだぁ・井上薫(ブルー・ペパーズ)・福田直木(ブルー・ペパーズ)・ゲイリー芦屋etcというクレジット見るだけでテンション上がる1枚。

 

 

その星野みちるのレーベルメイトがコチラ。

 

 

元エスペシアの脇田もなりのシングル「I'm With You-Extended Version-」よりタイトルチューン。ハウス界のレジェンド:福富幸宏プロデュースによるオシャレダンスグルーヴ。この曲も素晴らしいけど、それ以上にカップリングの「EST! EST! EST!」が大好きです。冗談伯爵の新井俊也のアレンジとスムースエースのコーラスが最高にカッコいいジャジーメロウグルーヴ。

 

 

最後はコチラ。

 

 

東京女子流の最新シングル「water lily~睡蓮~」よりタイトルチューン。この曲も悪いわけじゃないんだけど、やはり心惹かれるのはカップリングの「illusion」の方。俺は松井寛センセの音作りが本当に大好きなんだと再確認。女子流と松井寛の組み合わせがもっと聴きたいんたけどな・・・・

 

 

という訳でダラダラとご紹介してきましたが、少しでも興味を持っていただける曲がありましたらこんなに嬉しいことはありません。

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UNCHAIN『from Zero to “F”』

2017-07-08 15:38:31 | UNCHAIN

前記事で嵐のシングルをレヴューし、相変わらず沢山の方々に見ていただけました。ファンのパワーというのは凄いものだなと改めて実感します。

さて、本日のレヴューは嵐のカッコいい曲が好きだという方にも楽しんでみて欲しいカッコいいバンドサウンド。

 

 

 

UNCHAIN

『from Zero to “F”』

2017/6/7リリース

日本クラウン

CRCP-40516

 

 

 

まず、1曲目を聴いていただきましょう。

 

 

カッコいいですよねぇ・・・・楽器のクローズアップを多用したMVも良いです。コレ見ながら音を聴いてると楽器と曲の関係性が更に理解できる気がします。

今でこそベースやドラムのグルーヴにワクワクしたり、ホーンの華やかさやストリングスのダイナミズムにドキドキする様になりましたが、音楽を聴くのが好きになった頃は楽器といえばギターでした。自分の中でギターヒーローみたいな人がいたものです。

アンチェインの曲を聴いてると、やはりギターってカッコいいなぁと素直に感じられる。もちろん、多彩なビートを叩き出す吉田くんのドラムとグルーヴを醸し出す谷くんのベースが根底にあってこそではあるのですが。佐藤くんのギターはコードカッティング一発で惹き込まれるオーラがあると思います。

 

 

で、結成21年目に突入したアンチェが出す9枚目のオリジナルフルアルバムがコレな訳ですが、最初に聴いた時は少しピンとこない部分も結構あったんですよ。(自分の好み的に)曲ごとにムラがあるなぁと。彼らの作品で、1枚通して素晴らしく完成してるアルバムは何枚かあって、それらと比べて・・・・みたいな事を思ってしまったんですが、発売から1か月して印象が変わりました。

本当に良いアルバムです。バンドしてのアンサンブルが熟成して一塊で聴く方にグワッと覆いかぶさってくる感じが増しました。ドラムが今までで一番カラフルかもしれません。ギターの音色にしても素直というか真っ直ぐというか小細工なしで響かせている上にフレーズがありきたりでなく捻りが効いてる。

加えて谷川くんのヴォーカルの圧は、もう常人の域を軽く飛び越えてて(笑)

 

前半の6曲はどれもおススメです。如何にもアンチェインのメインストリームというソウルフルなグルーヴロックからウエットなレゲエチューンまでキャッチーな楽曲が揃っています。後半はアコースティックナンバーやアニソンっぽい曲、独特なタイム感と粘りがクセになる作品など、より多彩な彼らが堪能できるでしょう。

 

 

これだけのクオリティを誇る作品、もっと聴かれて欲しいんですよ。本当に。

内輪で盛り上がるだけじゃなく、もっともっと外に開いていって欲しいし、それができるバンドだと思うので、何かのはずみでこのブログにたどり着いてしまった方にも何かを感じて貰えたら嬉しく思います。

 

 

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嵐「つなぐ」

2017-07-04 14:02:14 | 嵐 レヴュー

7月一発目のレヴューです。色々とご紹介したいモノはあるのですが、なかなか聴き込めない状況で記事を書くまでに至りません(苦笑)

そんな中、先週リリースされたコチラ。とりあえず簡単に感想を書いておきたいなと。

 

 

「つなぐ」

2017/6/28リリース

ジェイ・ストーム

JACA-5667~5668(初回限定盤)

JACA-5669(通常盤)

 

 

 

今回のシングルは大野くんの映画主題歌がタイトルチューンな訳ですが、これに関しては個人的にちょっと辛いです。ごめんなさい。もちろん私の好みじゃないって話でクオリティ云々ではないというのは何時ものことです。

映画主題歌という縛りもありますしね。トーンが暗めで重たいのが好きじゃないんですよ(苦笑)リズムのハネの無さも苦手ですし。佐々木博史らしい重厚感あるストリングスとか質の高さは伝わるんですが。

 

 

で、このシングルの眼目は初回盤・通常盤にそれぞれ収められた4曲のカップリングな訳です。まぁ気持ちよいったらない。それぞれにタイプを変えながらグループポップという全体を貫く軸があるのが素晴らしい。

特に初回盤に収められた「お気に召すまま」が本当に大好きなタイプのグルーヴチューンで嬉しかった。乾いた軽快なビートが心地よい夏にピッタリなグルーヴポップですが、歌入りとインストで印象が変わるのが驚き。インストはシンプルで音数も控えめで、ループ主体のポップハウスに控えめなストリングスやギターソロが添えられてる感じなんだけど、歌入りだと一気にゴージャス感が増す。Aメロで展開される相葉ちゃんのクセ声のフック→櫻井くんの素直な歌→松本くんの粘る歌→大野くんの伸びやかで気持ちよい声からBメロでの二宮くんの圧のある歌への流れが完璧です。そしてそれぞれの声が重層的に組み合わされた時の華やかさ。本当にヴォーカルグループとしての実力が感じられる。

この曲の作・編曲にクレジットされているジャスティン・ラインシュタインってJ-Hypeだよね?ジャスティン・ビーバーやリル・エディを手掛けてるNYのプロデューサー/シンガーソングライター。良い曲を提供してくれて感謝です。

 

通常盤のカップリングも素晴らしい。まずCMソングとしてオンエアされている「Reach for the sky~天までとどけ~」は、お馴染みのサウンドグラフィックス社サイモン・ヤンラブとFUNK UCHINOのコライト作品を水樹奈々で知られる藤間仁が編曲した爽やかなポップチューン。しかし、ブリッジで曲調を展開させてからダイナミックなストリングスを被せた大サビへの流れは圧巻。

「抱きしめたい」も気持ちよい曲です。シンセ使いの巧みさとボトムに響くベースラインが柔らかいグルーヴを醸し出す。編曲はアニソンを多く手掛けるスマイルカンパニー所属:前口渉氏のお仕事。ザクッとしながらも柔らかいギターのリフも好きです。この曲でも感じられたのですが、今回のシングルのカップリングは櫻井くんの真っすぐで素直な歌唱が実に効いている曲が多いと思います。

そして「Under the radar」も素晴らしくカッコいい。作曲はケヴィン・チャージ&エリック・リボム、編曲はケヴィン・チャージというチームですが、バックトラックがメリハリ効いててワクワクする。打ち込みのホーンがグワッと襲ってくる瞬間に鳥肌。鍵盤の使い方も実に好みです。そして、その圧の強いトラックに全く引けを取らないヴォーカルワーク。サビメロの後半(どれほど未来に~からの部分)でのタメが本当に大好き。2段階ロケットみたいなサビ(笑)。歌詞変えたらコレが映画の主題歌でも良かったんじゃないの?と思うくらいのカッコ良さがありました。

 

カップリング全ての曲に感じたのは、キャッチーなんだけどフックが強すぎないこと。心掴まれるんだけど聴き飽きるほどベタにキャッチー過ぎない程良い按配。実によく計算されたシングル。

 

でも、これらの曲はテレビで披露される事はなくて、コンサートでも1つ2つがその年のツアーでだけ歌われて、特別なコンサートの機会でも無い限りは・・・・と思うと残念で仕方ないんですけどね。

あ~「お気に召すまま」をテレビで見てみたいなぁ(苦笑)

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婦人倶楽部「旅とフェリー」

2017-06-18 11:59:23 | CDレヴュー

今日の一枚は、鬱陶しい梅雨の時期を爽やかに過ごし、来るべき夏の暑さを軽減する作品。

 

 

婦人倶楽部

「旅とフェリー」

2017/6/14リリース

GRAND PACIFIC WORK

GPWF-0002

 

 

 

 

 

佐渡島在住の婦人による覆面ユニット(笑)のシングルです。

スカートの澤部渡くんや辻林美穂さんといった私好みのポップスを手掛けるクリエイターを輩出する昭和音楽大学出身のクリエイター、佐藤望(ムッシュレモン)くんが手掛ける音が本当に素晴らしいです。

彼はカメラ=万年筆という、もっとエッジの立ったユニークなポップスを演るユニットでも活動しているのですが、この婦人倶楽部に関しては自然豊かな佐渡の風景が見える様な楽曲が都会的なポップサウンドで色付けされていて親しみやすいのが好みに合うんです。

渋谷系という言葉はそんなに好きではありませんが、古今東西の様々な音楽を咀嚼して普遍性を持つポップスを構築するという形は共通点を感じます。

ご婦人方のヴォーカルの心地良さも特筆もの。ムッシュレモンの豊かな音楽的素養から作られるトラックと相まって気持ちが軽くなります。

そして、このご時世このタイプの音楽としては珍しく生楽器が満載なのも嬉しい。ドラム:荒山諒、ベース:上野恒星、ギター:君島大空、フルート&ピッコロ:渡邊麻美、サックス:大石俊太郎、コーラス:やなぎさわまちこ、という布陣が良いグルーヴを作り上げています。

勿論、佐藤望くんは曲作りからプログラミング、プロデュース、アレンジ、レコーディング、ミックス、マスタリングと八面六臂の大活躍(笑)

タイトルチューンの「旅とフェリー」が素晴らしいのは当然ですが、個人的には佐藤くんの推し曲「お茶うけ物語」が大好きです。こんなにオシャレにブルボンルマンドを歌う曲があるなんて!(というか、他にルマンドの事を歌ってるポップスがあるかも疑問ですがw)。新潟愛を感じます。

「夏は夏野菜」のソプラノサックスもイイ感じなんですよね~・・・というか、このシングルは不満に思う所が全くなかった気がする。それくらい好みにぴったりだった。

 

婦人倶楽部のシングルは早い段階でけっこう入手困難になる事がありますので、MVとか見て気になった方は買っておいた方が良いですよ~

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あヴぁんだんど「Hello!!/FEVER」

2017-06-11 13:45:03 | ガールズアイドル

不定期更新もなかなか進まない状況でございます。どうか気長に時々覗いていただければありがたく思います。

 

さて、本日紹介するのは久しぶりにガールズアイドル。あまりPVも上がりませんし家内にはいまいち不評ですが(苦笑)、それでも紹介する価値がある一曲。

 

 

あヴぁんだんど

「Hello!!/FEVER」

2017/5/31リリース

レーベル:TRASH-UP!! RECORDS

ディストリビューター:File Records

TUR-016(TYPE-A)

TUR-017(TYPE-B)

 

 

とりあえずは聴いてみてください。

 

 

 

イントロのピアノがもう素晴らしいんです。音色といいフレーズの気持ちよさといいポップスとして超一級品だと思うのです。加えてAメロの美しい旋律とサビ前の高揚感。サビメロはキャッチーなフックの塊。

作詞・作曲・編曲と鍵盤を担当するのは、つるうちはな。

弾けて歌うポップなピアノをやらせたら日本屈指の存在だと確信するシンガーソングライター。この曲を提供するなんて懐が深いなと思ってしまいました。自分自身のアルバムのリード曲にしても良いくらいの名曲なのに惜しげもなくアイドルに提供する。そーいうところも彼女らしいというか(笑)

演奏陣も素晴らしいです。コーラスにPLECTRUMのタカタタイスケ氏、リズム隊にthe electersのチョップさんと鉄さん、そして卒倒するくらいエモーショナルで痺れるギターソロを弾いてくれたのは岡野貴昭さん。

 

もちろん、メンバーの宇佐蔵べにちゃん&小鳥こたおちゃんのパフォーマンスもグッときます。ひたむきで、時に力強く時にエッジィに、そして時折垣間見える良い意味での不安定感。この曲を歌ってくれたことに最大限のリスペクトを。

 

申し訳ないのですが、あヴぁんだんどのライヴは見たことがありませんし、活動の状況もよく知りません(苦笑)

そんな私ですが、この曲は名曲だと断言します。こんなに気持ちよくてワクワクしてちょっぴり切ないピアノポップは、そうそうお目にかかれないと思うのです。

 

アイドルだとか、ジャケがヘン(笑)だとか偏見や先入観を捨てて純粋に音楽を音楽として聴いて、そして楽しんで頂けると嬉しいです。

 

 

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最近のYOU TUBE視聴履歴から

2017-05-27 15:15:53 | 音楽

異動して2ヶ月近くが経ち少し職場に慣れてきたものの、それはそれで仕事の分量も増えてくる訳で色々とバタバタしております(苦笑)

 

ということで今回は、最近YOU TUBEでよく視聴していて気に入っているもの(もちろんCDを買っているものも含まれます)をザザーっと並べてみようかなと。

 

 

まずコレ。今年の3月にリリースされた大好きなSpecial Favorite Musicのシングル「Ceremony」です。

非常に多幸感溢れる心地良いサウンド。男女ヴォーカルのバランスが塩梅良く、サウンドメイクも実に私好み。

 

 

次はこちら。ファンキーロック界の最早ベテラントップランナー、SCOOBIE DOのシングル「ensemble」(4/12リリース)。

彼らの曲としては珍しく、興奮よりも洗練を感じるミドルグルーヴ。相変わらずマツキくんのギターの音色が素晴らしい。大好きなギタリストです。

 

 

続いて5月3日にリリースされたKASHIFのファーストアルバム『BlueSongs』の試聴ダイジェスト。

スチャダラパーや一十三十一といったアーティストのサポートギターやソングライティングで知られるギタリストが満を持してのアルバムデヴュー。

洒落ているんだけど、どこか温もりや自然の匂いを感じるサウンドとヴォーカルが気持ち良くて素敵です。

 

 

tofubeatsが5/24にリリースしたアルバム『FANTASY CLUB』からの1曲。

このテの音楽がそれほど得意ではない私でも唸ってしまうサンプリング音源のチョイス(今回はブレッド&バター)とメロディラインの素晴らしさ。彼のヴォーカルも声質が大好きで、この曲は特に見事なハマり具合。

 

 

前述のトーフくんと同日リリース、Nulbarich(ナルバリッチ)のEP『Who We Are』から。

クリーントーンの中に若干の湿り気を帯びたギターが実に心地良いグルーヴチューン。アシッドジャズやブラックミュージックを底流に持ちながらも2017年の日本にフィットするカッコいい音楽を作る彼ら。今後も期待大です。

 

 

1カ月程前に出たCornelius(コーネリアス)久々のシングル『あなたがいるなら』"If You're Here"。

MVも楽曲も神々しいと呼ぶに相応しい。凄いです、コレ。一音一音のチョイスからギターの音色から歌に至るまで小山田圭吾の世界。

 

 

 

 

 

 

 

この辺りはこれから出るCDのトレーラーやリード曲です。満島ひかりをフィーチャ―したモンドグロッソの久しぶりのアルバムや、ウワノソラの桶田知道くんのソロアルバム、謎だらけの(笑)覆面音楽集団さよならポニーテールの4枚目のアルバム、大好きなつるうちはなちゃんが書いたあヴぁんだんどの極上ピアノポップ、進化が止まらないUNCHAINのアルバムからのリード。どれも本当に素晴らしい。リリースが待ち遠しいです。

 

 

そして、今最もリリース化が待ち遠しい曲がコチラです。

 

 

キリンビールのグランドキリンのPRムービーに提供されたceroの新曲「陸のうえの晩餐」。今までの彼らの楽曲で一番好きかも・・・と思える極上のメロウグルーヴ。世界のどこに出しても大丈夫と太鼓判を押せる名曲だと思います。

 

 

という訳で色々と紹介してきました。一つでも聴いた人の心に引っ掛かるものがあれば嬉しく思います。

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TRI4TH&CALMERA「HORNS RIOT」

2017-05-13 14:53:16 | CDレヴュー

前記事では普段の10倍近いPVをいただき、改めて嵐の凄さを感じた訳ですが、今回の記事で取り上げるのは嵐きっかけで訪れてくださった皆様にも是非聴いていただきたい1枚。

 

 

 

TRI4TH&CALMERA

「HORNS RIOT」

2017/5/10リリース

レーベル:Playwright

ディストリビューター:disk union

PWT-033

 

 

 

とりあえず、この動画をご覧ください。

 

 

 

 

初めてコレを見た時にぶっ飛びました。なんとまぁカッコいいんだと。

ジャズをベースにしながらもとっつき難さや難解さは皆無にして、唯々音の洪水に身を任せ身体を揺らす心地良さが溢れています。

ツインドラム、ツインベース、ツインキーボード、ギターに乗せて炸裂する6管ホーンのダイナミズムとエモーショナルなソロの応酬。

管楽器って素晴らしくカッコ良いんだと改めて思わされます。

公開されてから何十回と見てますが、毎回鳥肌が立つ。

 

このスプリットミニアルバムにはトライフォースとカルメラの楽曲が2曲づつ収録されていて、トライフォースの圧の強い踊れるハードバップ感とカルメラの親しみやすいメロディを生かしたエンタメ感がそれぞれの色を主張しています。

そして、最後に収められたのがご覧頂いたタイトルチューン。最高です、本当に。ホーンの凄さ、カッコ良さが全面に出ていて。

 

全国に数え切れないくらいいる吹奏楽部で管楽器をやっている学生達に是非見て欲しい。あなた方がやっている楽器は、こんなにもカッコいい素晴らしい音楽を生み出せるんだという事を感じて欲しい。古典的な吹奏楽の世界だけでなく、ジャズやロックやポップスやファンクを華やかに彩るホーンセクションの世界に身を投じる人達がもっともっと増えて欲しいと切に願います。彼らの音楽はそれだけの力があると信じています。

 

CDで聴いてもカッコいいのですが、彼らはやはりライヴで体験して欲しいなと思います。音源の何十倍もカッコ良くて楽しい。一発で虜になる事を保障します。

 

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嵐「I'll be there」

2017-04-30 15:20:11 | 嵐 レヴュー

今年も早3分の1が終わろうという今、嵐の今年第一弾シングルのレヴューを書こうとしています。

昨年の傑作アルバムのレヴュー以来、どんな感じになるのか若干の不安も(苦笑)抱きつつ期待して待っていました。

 

 

「I'll be there」

2017/4/19リリース

ジェイストーム

JACA-5654~5655(初回限定盤)

JACA-5656(通常盤)

 

 

 

タイトルチューンをテレビの音楽番組で初めて聴いた時は「おっ!コレはイイんじゃないの?!」と感じたのです。

アルバム曲やカップリングでは時々あったジャズテイストのアッパーチューンでシングルのタイトル曲としては非常に珍しいタイプだった事もあって新鮮に感じたものです。

ただ、何度も聴いているうちに自分の好みとの微妙なズレが気になる感じになってきて・・・・・結局初聴がピークだったという結果に(苦笑)

もちろん、自分の好みとの乖離という話なのでクオリティ云々の問題ではありません。

圧とキレのあるホーン、控えめながら(特に2番で)軽やかに転がる鍵盤、ベースのリズムも抑揚があって良いです。そのゴージャスな演奏に負けないヴォーカルの圧がちゃんとあります。嵐というヴォーカルグループの実力が本当に解る作りです。

ただ、このタイプのジャズアッパーが少し古臭く感じてしまうのはホントに個人的な好みの問題。

 

 

しかし、このシングルはカップリングも含めて全体で考えればメチャクチャ素晴らしい。初回盤のカップリング「Round and Round」と通常盤の「unknown」「Treasure of life」は3曲が全て最高の出来映えです。タイトル曲と全てタイプを変えてて3曲とも名曲という凄さ。コレ、ファンしか聴く機会が殆ど無いのは勿体なさ過ぎると思うんですけどね。

 

「Round and Round」はキレキレのホーンとグルーヴィなベースラインがカッコ良すぎるアッパーファンク。端正な鍵盤が情緒を加えているのも好きだしシンセソロも効いてます。転調してのサビは、ジャクソンズ「Blame It On the Boogie」のオマージュと思しき仕上がり。実にカッコいいんです、コレ。5人の歌が本当に魅力的に生かされているのが感じられます。

 

「unknown」は更にオトナの魅力に溢れたアンビエントグルーヴ。それぞれの声質が生きた完璧な歌割、ユニゾンの圧の強さ、このテンポでのRapが醸し出す成熟した色気、これほどの表現力が・・・と驚かずにはいられない一曲。インストゥルメンタルを聴いてみて、そんなに凝ったバックトラックには感じられないんですよ。吉岡たく氏にしてはシンプルだなと思うくらいで。5人のヴォーカルが乗っかった時の華やかに開ける感じが物凄いです。彼らの歌の力を感じられずにはいられない。

 

そして「Treasure of life」に関してはその歌の力が更に感じられる。凄過ぎてちょっと泣きそうになりましたよホント。イントロのピアノ聴いた時、また感動的なヤツかな?なんて穿った見方しちゃったんですけど(苦笑)サビの破壊力がハンパなかった。こんなフックが強いキャッチーな歌メロだと一歩間違うとクサくなり過ぎてダサくなる可能性もあったと思うんだけど、実に軽やかに気持ち良く上質なメロの髄だけを届ける。Cメロの最後の迫力からラスサビ冒頭のフェイク辺りへの流れ、控えめにしかし存在感を示すエモーショナルなギター、本当に音楽の力で涙が出そうになった。恣意的に感動させる様なあざとさが一切無いのにジーンとしてしまうヴォーカルの表現力に彼らの力をヒシヒシと感じるのです。このタイプの曲は今までも何曲かあったと思うのですが、過去の曲に比べて「Treasure of life」に強く引き込まれてしまうのは、本当に嵐というヴォーカルグループが成長した証だなと思うのです。

 

 

これだけの普遍的な良メロを持った楽曲を、ファンでない方々に届ける手立ては無いものだろうか・・・・

そんな事を考えてしまうくらい素晴らしいシングルでした。

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カルメラのライヴって楽しい~!

2017-04-19 11:26:43 | ライヴ・コンサート

仕事が変わって本当に不定期更新になってしまった・・・

とりあえず時間がある時に少しづつ書きますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

さて、本日は4月8日に行ったライヴの事について。

 

 

 

以前、少しだけレヴューを書いたことがあるカルメラというエンタメジャズバンドのライヴに行ってきました。

場所は、人生で一番行っているであろうライヴハウス、高松DIME。ロックバンド、鶴をゲストに迎えてのツーマン(転換の時にゲッターズ飯田さんの占いトークショー有)だったのですが、けっこうパンパンに入ってる感じで盛り上がりました。

カルメラに関しては、アルバム2~3枚しか持ってないんですが、ギターの宮本敦くんが地元出身という事もあってユルくウオッチしていたので、初めてのライヴを楽しみにしていた訳です。

 

 

しかし、予想以上にというか期待値を遥かに上回る素晴らしいライヴで、早くも次が見たいという気持ちにさせられているのです。

まず、そのホーンセクションの圧の強さに興奮が止まりませんでした。エモーショナルで切れの良さがあり実に上手い。元々ホーンの入った曲好きですが、至近距離で3管・4管の生ホーンを浴びるという経験は少なくて、改めて俺はホーンの音が大好きなんだと再確認させられた一夜。時にトロンボーンの音が堪らなかった。

寡黙にグルーヴを醸し出すリズムセクションコンビ。的確なカッティングとエモーショナルなプレイで彩りを添えるギター。お笑い芸人の様なトークを繰り出しながらプレイにはカッコ良さが溢れる鍵盤。絵力がハンパなく強くカッコいいのに吹き出すとパワフルでキレキレで音の波を浴びせてくるホーンセクション。そして時にギター、時にトランペット、時にアジテーションと多彩なパフォーマンスでライヴを最高に盛り上げるリーダー、西崎ゴウシ伝説のカリスマ性。

スタートからアンコールまで一切のダレがなく盛り上がりっぱなしで時間がアッという間に過ぎていきました。

親しみやすいメロディやカッコいいアンサンブル、確かな演奏スキルと観客を楽しませるエンタメ力、興奮と笑いと身体に染み渡る音が満載の素晴らしいライヴを体験できました。

 

 

 

これは去年の12月に出た10周年記念アルバムの全曲試聴動画です。メロディの良さやスキルの高さは伝わると思うのですが、ライヴの素晴らしさの半分も伝わらないかも、と感じてしまう。彼らは本当にライヴバンドなんだなと思わされました。

 

 

こちらの動画でライヴの楽しさ、少しでも伝われば嬉しいです。色々と探してみればライヴの映像も出てくると思います。そして、少しでも楽しそう、と思ったら迷わずライヴ会場にどうぞ。

極上のエンターテインメント空間がそこには待っているはず。

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ONIGAWARA『ヒットチャートをねらえ!』

2017-04-01 18:05:59 | CDレヴュー

4月になり新年度が始まりました。

私も勤め人の宿命、人事異動によって変則勤務の職場に変わる事から、今まで土日中心で更新してきたのが不定期になろうと思われますが、今後とも宜しくお願いいたします。

さて、本日の1枚は春に相応しく楽しい気持ちが掻き立てられるコチラ。

 

 

ONIGAWARA

『ヒットチャートをねらえ!』

2017/3/22リリース

Lastrum

LACD-0281

 

 

 

 

 

 

元・竹内電気の竹内サティフォと斉藤伸也によるスーパーJ-POPユニット、ONIGAWARAのファーストフルアルバム。

昔、竹内電気のシングルを買った(何故買ったかはハッキリ覚えていなかったりするけど)ことがあるので、彼らがユニットとして活動する様になってからも少し動向は気になってはいた。

しかし、音源を片っ端から買うというところまではいってなかったし、とりあえず緩くウオッチしてるくらいの感じだったのだが、このアルバムには脱帽です。

素晴らしい出来です、ホントに。

今までの音源も良かったんだけど、このアルバムは一皮も二皮も剥けて“スーパーJ-POPユニット”の名に相応しい作品になってると思います。

 

何よりもポップネスが溢れている。ポップスへの愛とリスペクトに満ちたオマージュの数々。

結局、何だかんだ言ってもポップスが最高なんだという気持ちが満ち満ちています。

 

冒頭からエモーションズの「ベスト・オブ・マイ・ラヴ」という手垢に塗れた(言い方が悪いw)ソウルクラシックを下敷きにしながら、きちんと21世紀のJ-POPとして成立させる見事なお仕事。ベースにOKAMOTO'Sのハマ・オカモト、ドラムにマシータ、パーカスに西岡ヒデロー、鍵盤にSawagiのコイチ、ホーンにチャンケンやNAPPI、村上大輔といったゲストを迎えてゴージャスな音に仕上げているのも素晴らしい。

 

そこから、ジャジィでポップなグルーヴチューン「ダバダバ」~林田健司辺りを彷彿とさせる「タンクトップは似合わない」~秀逸なメロディラインが印象的なミドルチューン「僕の恋人」と続く前半の4曲で、このアルバムの評価は確定しました。2017年を代表するポップアルバムになると思います。

 

そこには、80年代の所謂産業ロック的テイストや90年代渋谷系といった辺りのニュアンスはもちろん、その辺を含めて様々なグッドサウンドを咀嚼したSMAP楽曲を彷彿とさせる音作りがあります。古今東西のポピュラーミュージックをお手本としつつ、現代の自分たちの音に昇華させる彼らの腕を見せつけられる。

 

 

本当に、こんなに聴いてて楽しいアルバムは滅多にないです。是非聴いてみて欲しい。当振興会は太鼓判を押します。

 

 

 

 

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BRADIOのワンマンライヴに行って

2017-03-19 13:00:54 | BRADIO

今日、3月19日のお昼現在、地元の商店街界隈ではサヌキロックコロシアムというサーキットイベントが行われている。

昨年の今頃、そのイベントでBRADIOのライヴを見ていた。地元で見るのは4回目だっただろうか。

彼らと少し会話を交わした時、この地方都市でワンマンを狙っていると語った。

そして1年後の先週日曜、その言葉は現実のものとなった。

 

音楽好きの間では評価が上がり、ライヴの動員も伸びている。昇り調子である事は間違いない。

しかし世間的には・・・・

そんな彼らが高松でワンマン。この種のジャンルには食いつきがイマイチのこの地で(苦笑)

 

 

初めてBRADIOを高松で見たのはUNCHAINとのツーマンライヴ。客の入りはスカスカではないがパンパンでもなかった。

しかし、そこで繰り広げられたライヴは忘れ難い時間。至高のパフォーマンス。なんでコレが、こんな人数にしか楽しまれていないんだと憤った(苦笑)

それから2年半経って、目の前に広がる光景は・・・・・

大都市の大箱の様なライヴハウスではないが、きっちりソールドアウト。フロアは人でいっぱいになっていた。

 

感慨深く思いながら、今までとは違って最後方に近い位置で楽しんでいたんだけれど、それまで感じられなかったモノが少し見えた様な気がした。

 

それは不満とかそういうネガティヴなものではないんだけれど、彼らに対する若干の違和感。

自分の好みとの少しの乖離。

 

ツアーは始まって間もないし、ネタばれする様な事は書かないつもりなので詳しくは説明しませんが、一般的なファン層とウチの家族とでは彼らの音楽に対するグルーヴの求め方が違うんだなぁと思った訳です。

ウチの家族は下半身にグルーヴを感じる曲が好きなんですが、そーいう曲よりも腕を挙げたり手を振ったりする曲の方がウケがいいんだなぁと改めて感じました。

あと、アツい語り口や演奏以外の部分に少し醒めてしまうのは年齢のせいなのか(笑)

 

 

まま、色々と思うトコロはあるんですが、ライヴ自体は本当に素晴らしかったです。2時間以上彼らの演奏を浴びるとお腹一杯で苦しくなりますけど(苦笑)

有希くんのドラムは本当にしっかりとグルーヴの土台を支え、亮輔くんの良く歌うベースがそれを膨らませ、聡一くんの色気溢れるギターが縦横無尽に駆け回る。サポートで参加したルルルルズの奥野大樹くんが弾く鍵盤が加える彩りも素晴らしくて。そこに乗っかる貴秋くんのヴォーカルはオーラを纏い、強く柔らかく降り注ぐ。地声の圧も凄いけど、ファルセットの強さは本当に最高です。それから、ライヴで演奏しながらあれだけのコーラスができるのも彼らの強み。

 

次に見る時は、もっともっと成長している事でしょう。その方向性が自分の好みかどうかは別として、ちゃんと見ていこうと思います。

そして、更にグルーヴを振り撒いて進んでいって欲しいと願っています。

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WHY@DOLL「君はSteady」

2017-03-11 13:45:34 | ガールズアイドル

二週間のご無沙汰でした。3月も中旬になり、そろそろ年度末も大詰め。仕事がどの様に転ぶか、期待と不安が入り混じるこの頃でございます。

 

そんな春の訪れも目の前に迫った日々を気持ち良くしてくれるシングルがコチラ。

 

 

 

WHY@DOLL

「君はSteady」

2017/2/28リリース

T-Palette Records

TPRC-0172

 

 

 

 

 

北海道出身のオーガニックアイドルユニット、“ほわどる”ことWHY@DOLLのTパレット移籍第二弾シングルです。

前作「菫アイオライト」は本当に素晴らしい曲で、去年のベストシングルの一角を占める水準だった訳ですが、今回も最高でした。

 

タイトルチューンは、今勢いに乗るポップユニットONIGAWARAが手掛けた楽曲。

作詞が竹内サティフォ、Programmingとミキシングを斉藤伸也、作曲・編曲・コーラスとギターを2人で手掛けた、正にONIGAWARAメイドな一曲。

2人のコーラスや軽やかなギター、アッパーグルーヴとポップネスが炸裂するトラックメイク、とても心弾む気持ちの良い楽曲に仕上がっています。

 

そして、驚かされるのはカップリングが負けず劣らず・・・・というか個人的にはコッチの方が好きかもと思わされる名曲。

「菫アイオライト」を手掛けた吉田哲人(作・編曲とプログラミング&mix)と長谷泰宏(共同編曲とストリングスアレンジ&鍵盤)の楽曲ですが、めちゃくちゃお洒落なアーバンミドルグルーヴで最高でした。

イントロや間奏で聴けるエモーショナルなシビレるアルトサックスは名手:竹上良成。インストだけでも満足できるくらいの完成度。

自分好みのアーバンアイドルグルーヴとしてはTomato n' PineやNegiccoに匹敵するクオリティで、聴いてると角松敏生辺りのアダルトオリエンテッドグルーヴの匂いも感じられるのです。

前作から今作への流れを踏襲してアルバムを作ってくれたら、今年を代表するアルバムになるのではないかと期待せざるを得ない。

それくらいのレヴェルだと確信しています。

 

楽曲派アイドルはムーヴメント全体からするとニッチな存在なのかもしれませんが、こと音楽という要素だけ考えればこれほど面白い世界はありません。

自作自演に拘ってタコツボ化している界隈に比べたら楽曲の作り手の矜持やポテンシャルが楽しめる、とても面白い世界だと思うのです。

 

そんなアイドル界隈でも彼女たちの楽曲は本当に高い水準で楽しませてくれます。

偏見なく聴いて、そして感じて貰えたらこんなに嬉しい事はありません。

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