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みんなロックで子供になる!

70'80'90'ロック全盛期の曲を聞き直す。

スティックス!

2016年01月13日 05時31分32秒 | 日記
*正式名はスティクスなんですが、昔からスティックスと
呼んでいましたので、スティックスと表記させていただきます。


1982年5月「ヤングミュージック・ショー」
この日「スティックス」なるバンドが放映された。
なると言っても当然ラジオでは頻繁にかかっていたので、
知ってはいたのであるが・・・。
大ヒットアルバム『パラダイス・シアター』日本ツアーの
模様を収録した番組だった。

私はこの番組を見て思った。
リード・ボーカルが3人もいる!
それもそれぞれ全く違う声質で歌う。
これは本当に飽きさせないバンドだと!

以下にジャーニー同様ベスト10を記載していくが、
おそらくすべてのバンドの中でベスト10やベストアルバムを
決めるのに一番迷うバンドである。

リード・ボーカルが3人もいる上に、個々のアルバムが
全部イイ!まんべんなくすべてのアルバムを聴くバンドは
『スティックス』のみと言っていいぐらいだ。

『スティックス』から匂ってくる香りが私をプレグレの世界へ
導いていったのは間違いない。
単純にPOPな産業ロックグループとしてくくってはいけない
バンドだと私は強く思う。
早速ベスト10を発表したいと思いますが、
前述のとおり、ベスト10はかなり熟考いたしました。
1位はすんなり決まりましたが2位以下は明日になればまた変わるかもしれません。

スティックス ベスト10

出だしのキーボードのフレーズから見事に流れるハードな旋律!
せんだみつおバリの「ナハッ」も入り、途中の間奏は変化し、
プログレッシブな構成に感嘆の声が頭のなかでぐるぐると!
似た構成の曲も多々ありますが、私はこれが1番!
第1位 偽りの時
(アルバム コーナー・ストーンより)

STYX - Borrowed Time


こちらもキーボードのオープニングからデニスのパワフルなボーカル
ジェームズとトミーの美しいハーモニーが奏でる旋律は超快感!
第2位 ローレライ
(アルバム STYXⅡより)

Styx - Lorelei


デニスのクラシカルなキーボードにアコギが重なったイントロが終わると
トミーのアコギ伴奏から透き通った歌声!思わず首が横に触れてしまうノリの名曲!
第3位 フーリング・ユアセルフ
(アルバム グランド・イリュージョンより)

STYX - Fooling Yourself


ジャームズが担当するハードロック系楽曲の代表曲
ジェームズ・ヤング・・・ギターもうまいし声も張りのある低音から
高音まで自由自在。バンド内ではデニスとトミーを立てるような存在で
スティックスの中では一番好きなプレーヤー!
第4位 ミス・アメリカ
(アルバム グランド・イリュージョンより)

Styx - Miss America


大ヒット曲!スティックスを知った人はこの曲からの人も多いはず。
A.D.1928からのセットで演奏される曲。
詩のような学曲A.D.1928からど派手なイントロで始まるハードロック!
ライブのオープニングの為に作られたようなうってつけの曲!
これでライブが盛り上がらないわけがない!
第5位 ロッキン・ザ・パラダイス
(アルバム パラダイス・シアターより)

Styx - A.D.1928~Rockin' The Paradise


デニスの美しいピアノソロから静かで壮大なボーカルで始まる。
そして一気にハードなサビに移行するドラマティックすぎる巨編!
第6位 カム・セイル・アウェイ
(アルバム グランド・イリュージョンより)

Styx - Come Sail Away


ディズニーの主題歌になりそうなファンタジックなバラード。
デニスの作曲センスには本当に関心させられる一曲
第7位 愛の火を燃やせ
(アルバム ミスター・ロボットより)

Styx - Don't Let It End


ロード・オブ・ザ・リングのファンタジーワールドを
ジェームズヤングのヘヴィなボーカルが歌い上げる
ロックオペラ。プログレッシブな代表曲
第8位 指輪物語
(アルバム ピーシズ・オブ・エイトより)

STYX - Lords of the Ring


デジタルな曲調が出始めた曲だが、トミーのかわいらしいパフォーマンス
は必見!現在のワイルドな印象とは別人のトミー。
女子からキャーキャー言われていたころの貴重な映像。
第9位 時は流れて
(アルバム パラダイス・シアターより)

Styx - Too Much Time On My Hands


デニスお得意のドラマティックなロックオペラ。
このころの私の嗜好、ドラマティックで複雑でなおかつノリがイイ
と言う事をモロ表した名曲。デニス版のライブ映像が無くて残念。
第10位 ピーシズ・オブ・エイト ローレンス・ゴーワンVer.
(アルバム ピーシズ・オブ・エイトより)

Styx - Pieces of Eight


正直1位以外は滅茶苦茶流動的です。3人のボーカルを
まんべんなく散らしたかったのと、ライブ映像が無かったりと
圏外になってしまった曲がたくさんあります。

『Lady』『Rock & Roll Feeling』『Crystal Ball』『Miss America』
『Renegade』『Sing for the Day』『I'm OK』『Babe』『Blue color Man』
『Great White Hope』『Lights』『Boat on the River』『She Cares』
などが漏れてしまいましたが、ベスト10に入っても
全くおかしくない曲ばかりです。新しいアルバムからもデニスの曲では
『While There's Still Time』『Show Me The Way』など捨てがたい曲も
ありますので、一度聞いていただきたいです。

ちなみにアルバム1枚目から5枚目まではジョン・クルリュウスキー
とデニス・デ・ヤングとジェームス・ヤングがボーカルで
ジョンの場合はミドルテンポからバラード系の曲や少しPOP要素が
入った曲、ジェームスがバリバリのハードロック、
デニスが組曲っぽいプログレ的な曲取ることが多く、
アルバム6枚目から13枚目までがジョン脱退で美声の美少年
トミー・ショウを加えた3人となり編成はトミーがジョンの
やっていたミドルテンポからバラード系の曲やアコースティックな
曲の担当と各々個性が出ております。
14枚目からはデニス脱退したり、復帰したりの混迷期です。
最近のメンバーのファンには申し訳ありませんが、
グループ分岐点論争を持ち出すと私の中では
『パラダイス・シアター』までで、『ミスター・ロボット』
からはちょっと私の中でも情熱が薄れてきてしまいました。
アルバムも1位~4位までは本当に拮抗していますが
全体のバランスと私の中でもっとも完成された曲群と構成
と言う観点から『ピーシズ・オブ・エイト』を神レコードにいたしました。

神レコード⑪ 
ピーシズ・オブ・エイト~古代への追想1978年





第2位 コーナーストーン 1979年


第3位 パラダイス・シアター 1981年


第4位 グランド・イリュージョン~大いなる幻影 1977年


第5位 分岐点 1975年


第6位 レディ (Styx II) 1973年


第7位 クリスタル・ボール 1976年


第8位 ミラクルズ 1974年


第9位 エッジ・オブ・ザ・センチュリー 1990年


第10位 サーペント・イズ・ライジング 1974年



トミー・ショウがメンバー入りした時もジョン・クルリュウスキー
の甘い声に合わせた入団の感じだったと思いますが、
デニス・デ・ヤングが脱退してローレンス・ゴーワンが加入した時の
来日コンサートでローレンス・ゴーワンが歌った後、
ジェームスかトミーが「どうだい!彼はデニスに声が似てるだろう??」
みたいなMCを入れていた。それってあまりにもどうなんだろう。
ジャーニーもスティックスもそりゃあメインボーカルのイメージを
崩したくないのはわかるんだが、「そっくりさん連れてきたぜっ!」
みたいな感じで非常に安っぽさを感じました。
まあ山田康雄の代わりに栗貫がルパン三世の声で認知されちゃうような
例もあるんですけどね。

ジャーニーもスティックスもそうだけど、バンドってなんで仲良く
できないんだろうと思ってしまいます。
デニスのいないスティックスでのトミー・ショウの伸び伸びしたこと!
ワンマンな連中の集まりが偉大なバンドを生むことは承知の上だが、
ファンとしては残念でたまらない・・・。

スティックスの良さはとにかく曲の構成にドラマ性があること!
曲が何か映画のワンシーンをあらわしているような起承転結があり、
聞いていて飽きない。
そのうえボーカルが3人もいるからハーモニーも美しい。
デニス・デ・ヤングの才能があふれていると思います。

ぜひともパラダイスシアターツアーのようなライブをもう一度見てみたい!



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