DAYTONA SPORTS ECM for VQ35DE



以前より何度か相談メールは頂いていましたが、デイトナのお客さんが紹介された雑誌「オプション」が引き金?に、
福岡県の隣 とは言っても海を渡らないといけませんが、山口県よりZ33オーナーがDAYTONA SPORTS ECMの書き換えで来店してくれました。

最近SPORTS ECMの問い合わせも多い事ですので、今回は流れを少し解説しますね

まずはDAYTONA SPORTS ECMについての解説を行います。
ここでは、実際にECM MAP画面を見ながら、変更する項目などを簡単に説明して行きます。 
もし、オーナーさんの希望等ありましたら、あわせて打ち合わせを行います。

それが終わると今度は実車の点検を行います。
いつもデイトナで手を入れている車両でしたら何の問題もありませんが、やはり初めて手を入れさせてもらう車は入念に点検します。 オイル漏れも怖いし、ECMがエラーを拾っていても怖い。 
とにかく、今からSPORTS DATAを入れる訳ですので、キチンと基礎体力があると確認した後にインストールを開始します。

そして点検が終わると、DAYTONA SPORTS ECM 品番別の基礎データーを元に、実車のカスタム具合に合わせ微調整を行います。
今回の車両では、社外キャタライザー、社外マフラー、むき出し型エアフィルターが装着されていましたので、
DAYTONAで施工した過去データーを見ながら、ひとまずたたき上げdataの作成です。
それと同時に、安全確保の為 DATAの暴走禁止プログラム処理を行い、100万が1の事故をも起きないように徹底しています。

出来あがったDATAを実車にインストールした後は、今度は確認作業と擦り合わせです。
実際に僕が指示するそのDATA通りに実車が動いているか確かをめるためにデーターロガーをSETして走らせます。
勿論、気持ちよく伸び伸び走ると言うことは我々が求める最大の要素ではあるのですが、それ以前に常に安全な状態であると言うことが最も大切です。 その確認の為のロギング処理でもあります。
フィーリングの確認や高負荷、高回転までエンジンを廻しロギングした情報をMAPアナライザーでグラフと数値で確認。 
装着されているパーツとECM DATA そして安全を上手く擦り合わせを行います。
点火時期や空燃比、可変バルブタイミング等 全ての安全とパフォーマンスを確かめたうえで問題無いと判断出来た時に、初めてオーナーさんに車両の引き渡しをします。

ここまでがSPORTS ECMの流れです。


帰り道
ポテンシャルをすぐにでも確かめたいオーナーさんの心とは裏腹に、天候はあいにくの雨。
少しガッカリした様子でしたが、高速に乗り少し走ると天候は回復しだし、思いっきりDAYTONA SPORTS ECMを楽しんで家に帰りついたと即日連絡がありました。

『何これ すげぇ!』

アクセル全開で走った時 車の中でニヤけながら思わず発した一言だと メールの最後には そう書いてくれました。

■DAYTONA SPORTS ECM for VQ35DE

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