【382】子嶋寺(千寿院)奈良高取町
住所 高市郡高取町大字観覚寺544
宗派 高野山真言宗
山号 子嶋山
開山 報恩大徳
本尊 大日如来・十一面観世音菩薩
国宝 紺綾地金銀泥絵両界曼茶羅図(子島曼茶羅)
重文 木造十一面観音立像
備考 奈良七福神(大黒天)(信貴山朝護孫子寺、久米寺、子嶋寺、小房観音寺、談山神社、當麻寺中之坊、安倍文殊院)
奈良時代以前の創建で、草創の時期や経緯については不明だが、孝謙天皇の勅願により報恩大徳の開基で創建された説が有力です。平安時代に一時衰退し興福寺の僧真興によって中興され観覚寺として大伽藍であった。また、京都清水寺は、坂上田村麻呂と子嶋寺の僧延鎮により建立されたものであり、子嶋寺の末寺と言うことになります。明治の廃仏毀釈により衰退したが、二福の胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅は、国宝で日本三大曼荼羅(東寺・神護寺)に数えられ興隆を極めたなごりが残されている。尚、曼荼羅は、弘法大師が嵯峨天皇に献上した品と伝えられている。
現在の本尊は、真言宗に帰依したために大日如来であるが、昔の本尊は十一面観音菩薩になっている。
国宝の曼荼羅二福
本尊大日如来 大黒天
今では西国33ヶ寺の壺阪寺が有名になっているが、昔はこちらの方が大伽藍であったに違いない。
子嶋寺 曼荼羅二幅 輝きて
導かれしは 密の世界に
詳しくは下記 子嶋寺へ
http://www.bell.jp/pancho/k_diary-2/2008_11_26.htm