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【091】当麻寺  奈良 二上山

2008年07月13日 | 【 奈良の古刹 】

【091】当麻寺  奈良 二上山

住所 北葛城郡当麻町当麻1263
宗派 真言宗・浄土宗
山号 二上山(當麻山)
開山 聖徳太子
本尊 大蓮曼荼羅・弥勒菩薩

国宝 本堂、梵鐘、東塔、西塔 当麻曼茶羅 塑像弥勒菩薩坐像 当麻曼茶羅厨子 《奥院》倶利迦羅竜蒔絵経箱
重文 金堂、書院、茶室、講堂 石燈籠、方丈、薬師堂 乾漆四天王立像 阿弥陀如来坐像 木造漆箔阿弥陀如来坐像 木造妙幢菩薩立像 木造地蔵菩薩立像・書院

備考 中将姫伝説・新西国11番・花の寺・大和13仏06

 聖徳太子の弟、麻呂子王により建立され、後に当麻氏の氏寺、真言宗として栄えてきた。平氏により焼失、頼朝により再興され浄土信仰と極楽浄土を表した当麻曼荼羅と結びつき浄土宗が併立する結果になった。金堂の本尊弥勒菩薩は、最古の塑像で重量感があります。四天王も法隆寺に次ぐもので百済から来たものと伝えられています。講堂の本尊阿弥陀如来は、丈六仏。本堂の本尊大蓮曼荼羅は、西方極楽浄土を描いた中将姫による絹による綴織の曼荼羅です。
 新西国の観音は、十一面観音菩薩で曼荼羅を織った織女が観音の化身であったと言う伝説が残っています。織殿観音と呼ばれている。

 中将姫伝説とは、聖武天皇の右大臣藤原豊成の娘が当麻寺で出家した。生身の仏を拝みたいと願ったところ、阿弥陀如来の化身尼と十一面観音の化身織女が現れ5色の蓮の糸で曼荼羅を織り上げた。12年後、西方より紫雲に乗ったあまたの仏が来迎し、姫は極楽往生をとげた。この様子を25菩薩練供として5月14日に再現されます。
 初めてこの地を訪れたのは、昭和45年です。子供達が境内で遊び、本堂から奥の院への道途中に絵描さんのアトリエがあり、田舎の大きなお寺と言うイメージでした。昭和53年には、牡丹の寺として長谷寺に次ぐ有名なお寺に変身していました。絵描きさんも亡くなりアトリエもなくなっており、一面牡丹の畑の様相になってしまった。

御詠歌
   

 極楽を いずくととはば 大和なる

 まるこのさとに ゆきてたずねよ

金堂


中の坊 宗派 高野山真言宗 別格本山・開山 実雅法印・本尊 十一面観世音

大和13仏 弥勒菩薩 御詠歌

のちのよに ほとけと なりて おろかなる ひとを みちびく たよりとおとし
 

奥の院 宗派 浄土宗 ・開山 誓阿上人 ・本尊 円光大師
 奥の院納経と御詠歌
 

 阿弥陀仏と 申すばかりを 勤めにて

 浄土の荘厳 見るぞ嬉しき

仁王門

境内

奥の院

西塔
 

  

東塔
  

  

降龍石


   曼荼羅の 浄土に導く 五重塔

   當麻の路標 冬牡丹かも       団子


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