【423】額安寺 奈良
住所 大和郡山市額田部寺町36-1
宗派 真言律宗
山号 熊凝山
開山 聖徳太子
本尊 虚空蔵菩薩
国宝 額田寺伽藍並条里図
重文 乾漆虚空蔵菩薩半跏像 木造文殊菩薩騎獅像 五輪塔
大和川と佐保川の合流地点付近に位置し、天香具山の南にあった大官大寺(現大安寺)から移転した熊凝精舎の跡とも言う学者も多いが、実際には豪族額田部氏の氏寺として建立されたのが始まりのようだ。
奈良時代には大伽藍であったようだが、平安時代には衰退して西大寺の叡尊・忍性により再興し律宗になった。更に、信長検地で寺領を没収され、後に豊臣秀吉により四天王寺へ五重塔を譲ることと引き換えに寺領一町歩が与えられて再興された。