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絶滅危惧種の写真をブログへUPすることについて

2017年06月18日 | 【山野草と木の花】

絶滅危惧種の写真をブログへUPすることについて

ブログにUPしたところ 自然公園指導員と言う方から
「絶滅危惧種のUPを控えるように」とコメントを頂きました。

私としては

* 絶滅危惧種とそうでない山野草との区別をしない。
  絶滅危惧種だけを守れば良いのか?
  いずれも可愛い山野草です。
  ただ 人気のある蘭系や珍しい植物のUPにはかなり気を遣っています。

* 登山道以外の場所へ入り込んで見つけている場合などはGPSの地図UPしない。
  または 入り込んだルートのGPSデータの削除をしている。

* 文字検索できないように画像内に名前を書いている。

* 山野草の画像はランダムに並べ替えてUPし
  ルートから場所の予測をされないようにしている。

等の対応をしているつもりでしたが
「おまえのブログが盗掘の原因になっている」として
UPそのものを否定されたことに多少違和感を感じています。


「ただただ存在を隠していいのか?」
より多くの人に知ってもらうことで
ある意味「みんなの目」が貴重な花を守ることになるのではないかとも思います。

また
腐生植物や寄生植物は 葉がないので気持ち悪いと思われる方が意外と多い。
以前に銀竜草を足で踏み潰している姿を見て注意したことがあります。
「ツツジの仲間で鬼太郎のお父さんみたいなブルーの目をしていますよ」
と説明すると愛着もわいて大切にしてくれます。
このような行為の一つは 「知らない」ということが要因のひとつだと思います。
「このような葉のない植物もある」と言うことを知ってもらうことが
踏み潰されない対策のひとつになると信じます。

また 単に登ることだけの人にとっては
山野草は ただの草なのです。
平気で踏み潰して登ったり走ったりしている姿を見かけます。
「ただの草ではなく貴重な植物である」ことを知ってもらうことも重要だと思っています。


また
大峰のジギタリスが有名ですが
とある山のクロコスミアには 大変危惧しています。
クロコスミアの繁殖力は 在来種の百倍以上だと思っています。
数年前に「クロコスミアが咲いていますよ」と警告したにもかかわらず
放置されました結果 もう駆除は無理だと思われるほどに繁殖しています。

クロコスミアは
種子が飛んであちこちに出てくるだけで無く
地下茎で数倍に増えるので密集し
他の植物を寄せ付けない繁殖の仕方をします。
数年後には 登山道で見られるようになり
近い将来 弱い在来種がなくなるでしょうね。
盗掘や踏み潰されることよりも
遙かに恐ろしいことだと思っています。

 

 

「貴重な花を皆さんに知ってもらうことが花を守ることになる」
これが私の考えです。

自然公園指導員の方との考え方の相違ですね。
これに対するコメントは 不要です。
平行線ですから論争する気もありません。

最終目的は 
「この先もその季節になれば山で会える」
です。

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