【427】正暦寺 奈良
住所 奈良市菩提山町157
宗派 単立大本山(真言宗御室派系)
山号 菩提山龍華寿院
開山 藤原兼俊僧正・関白九条兼家
本尊 薬師如来
重文 福寿院 銅造薬師如来倚像
奈良の東山一帯を釈迦修行の聖地に見立て、鹿野園・誓多林・大慈山・忍辱山(円成寺)・菩提山と名付けた五大山の一つである、菩提山に由来して一条天皇の発願により関白藤原兼家の子兼俊僧正が創建したのが始まりとされています。
興福寺の別院正願院門跡となり金堂、弥勒堂、講堂等の大伽藍であった。後に、安養院と別院仰接院が浄土宗の念仏道場となったりしたが、当初の法相宗の影響も薄れ、現在、本山仁和寺から独立し、菩提山真言宗大本山としている。