歩くたんぽぽ

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eiga.『チェ・ゲバラ&カストロ』

2011年06月15日 | 映画
たんぽぽのわがまま映画批評No.11
『チェ・ゲバラ&カストロ』アメリカ/2002
監督:デヴィッド・アットウッド
脚本:スティーヴン・トルキン
音楽:ジョン・アルトマン

キャスト:ピクトル・フーゴ・マルティン、ガエル・ガルシア・ベルナル、パトリシア・ヴェラスケス、セシリア・スアレス、ディエゴ・ルナ


未だ知り得ないチェ・ゲバラへの期待が強すぎたか、
あるいはガエル・ガルシア・ベルナルを全面に押し出したDVDのジャケットに惑わされたか、
原因はたくさんあるが、とにかく単純に面白いとは言い難い。

『CHE』を先に見てしまったのも大きい。
あの密な映画を観た後に観ると、どうしても革命の総集編といった感じに思えてしまう。
展開早っ!!みたいな。
そして『CHE』のデル・トロがかっこよすぎた。

また『モーターサイクル・ダイアリーズ』のあの穏やかで勇ましいガエル・ガルシア・ベルナルに理想をおきすぎた。
『チェ・ゲバラ&カストロ』は『モーターサイクル・ダイアリーズ』の前につくられた。
つまりより若いガエルが、より大人のチェを演じる事になったわけだ。

でも最大の誤算は、主演がカストロだったこと。
この映画では革命時チェは、カストロの後ろについていくだけ。
それでは正直物足りない。
これこそ個人的な話だ。

単純ではあるが、この映画でカストロについても勉強したくなった。
特に独裁政権時のカストロ。
『CHE』ではカストロの人生はほとんど語られない。

とにもかくにもこの映画は私の中で、他の映画との比較により駄作になてしまった。
もう少し冷静に観れるように意識した方がいいかも。


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