Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

日本、2大会ぶりの決勝進出!

2011-01-28 00:00:01 | サッカー全般
昨日「速報」としてエントリーしていますが、改めて、こちらでも振り返る事にします。

サッカーに関しては、拙ブログにブックマークさせていただいている、けいいちさんが、毎回深く鋭い分析をなさっており、この日韓戦に関しても、既に記事をエントリーしているので、そちらが大変参考になると思います(けいいちさんのブログは、サッカーに関してはネット上で一目を置かれている様で、約3,000IPと、凄いアクセス数になっています)。

ですので、こちらでは、あくまでスポーツ観戦全般が趣味の、浅く鈍い分析で恐縮ですが…。


結論から申し上げると、日本も韓国も、持ち味は発揮されていて、内容も良かったと思います。

日本に関して言えば、前半36分の1点目が、素晴らしかったと思います。

韓国の右サイドバックの車 ドゥリ 選手を、本田 圭佑 選手がひきつけ、長友 佑都 選手が「自分への(車選手の)マークが甘くなった」と判断したその一瞬の隙をついて、空いたスペースへ果敢に「突入」し、最後は前田 遼一 選手へ託して、その前田選手がきっちり決めた「一連の流れ」は、日本が「4-5-1」(実は、「4-6-0」という話もありますが…)のシステムを採用してから、初めてと言って良いほどクリーンに決まったと思います。

実は、事前に、本田選手と、長友選手との間で、このパフォーマンスに関して、コミュニケーションをとっていたとはいえ、試合で描いた通りに発揮できたところは、賞賛に値すると思います。元々は、オフェンシブな車選手が、日本のこの2人の術中にはまってしまったのは、韓国にとっては痛かったかもしれません。

しかし、前半に「飛ばしていた」のか、ピッチに立つ日本代表は、後半では足が止まってしまったように見えました。
ディフェンスラインも常に下がり気味で、縦のロングパスからゴールにアタックしてくる韓国の「得意パターン」にしてしまったように思います。後半から延長前後半にかけて、再三現れた「危ない」シーンは、そんなところから生まれてしまった気がします。
ザッケローニ監督も「守りに入るのが早過ぎた」と認めているように、90分はもちろん、現時点でのルールでは、90分で決まらない場合、更に30分走り続ける事が必要ですから、スタミナを維持して集中し、ボールに対してアタックできるかが、今後の日本の課題だと思います。

その意味では、日本では、長友選手が良かったと思うし、韓国は、エースの朴 智星 選手が、やっぱりタフだし、メンタルも強いし、前を向いてからのプレーの速さは素晴らしいと思いました。
朴選手は、この大会で代表から退くようですが、もったいない気がしますし、現時点でアジアではナンバーワンのストライカーであると、私は感じます。
(日本は、ドイツで香川 真司 選手がブレークした感はありますが、この試合のパフォーマンスから、プレーの正確性などの面で、やはり本田選手が「エース」でしょうね。)

この試合、良いところも、課題がある面でも、お互いの「実力」が拮抗している…というのが、スコアにも現れているように思います。

しかし、こういう国際大会は、なんらかで決着をつけなければなりませんから、PK戦も「想定内」ではありました。

ワールドカップでのパラグアイ戦の影響も心配されましたが、川島 永嗣 選手が集中していました。

川島止めた!止めた!外させた/アジア杯(日刊スポーツ) - goo ニュース

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 日本代表GK川島永嗣(27=リールス)が、執念のPKストップでザックジャパンを決勝進出に導いた。日本(FIFAランク29位)はアルガラファ競技場で行われた準決勝で宿敵韓国(同39位)と対戦。2-2で延長戦を終えても決着がつかずPK戦へ。川島が韓国のPKを2本連続でストップし、3本目も相手キッカーのミスを誘い、日本代表は4人中3人が成功し3-0の圧勝。韓国戦勝利は05年8月以来。昨年6月南アフリカW杯決勝トーナメント1回戦、パラグアイ戦でPK戦負けした悔しさを晴らし、守護神川島が日本を救った。

 勝利の瞬間、守護神はアッという間にイレブンの歓喜の輪に消えていった。緊張感から解き放たれた川島の表情は、喜びに満ちあふれていた。日本を救った2連続PKストップ。「120分、フィールドの選手があれだけ走って、成長も見せてくれた中で、あそこまで来たら自分が仕事する番なので、いい仕事ができてよかったです」。

 完全に読み切っていた。我慢して我慢して、シュートの瞬間まで動かずコースを見極めた。鬼のような形相でキッカーをにらみつけると、韓国1番手MF具滋哲のキックを右に飛び、両手ではじき出した。

 続く2番手MF李容来のシュートは体でブロック。右手人さし指を天空に突き上げた。韓国3番手のDF洪正好のキックは枠の外。川島の迫力が日本に勝利をもたらした。

 恩師の思いに報いた。09年から川崎FのGKコーチに就任したイッカ氏(53)から、PKに対して繰り返された言葉がある。「川島は気持ちが強すぎる上に動くのが早すぎる。お前の瞬発力なら相手が蹴ってからでも止められる。だから直前まで動くな」。川島の悪癖を言い当てていた。

 昨年6月の南アフリカW杯決勝トーナメント1回戦パラグアイ戦。PK戦では冷静さを欠き、悪い癖が出た。キッカーより先に動き、逆を突かれシュートを決められた。帰国後、イッカ氏に「早く動きすぎていたよ」と声を掛けられた。「相手のPKの情報は何もなかった」。W杯後にリールスに移籍した守護神は、極限まで動かず相手のキックを読むという恩師の教えを体現した。

 1次リーグのシリア戦で退場処分を受け、準々決勝カタール戦ではFKの壁の作り方をミス。失点の要因をつくってしまった。「壁の作り方については問題なかったと思っているが、修正点はあった」。この日は延長戦終了間際の同点弾を含む2失点を喫したが、前半16分に韓国MF奇誠庸のFKを美技で防ぎ、最後のPK戦で勝利の立役者となり、ようやくチームへの恩返しができた。

 1月4日にチームに合流すると「自分は年齢的にも上になった。言葉より、プレーや態度でチームを引っ張りたい」と話していた。

 まさに、その言葉通り気合とプレーで仲間を決勝進出に導いた。「まだ1つ残っているので。また、いい形で臨めると思う。こういう試合で、みんなが成長できると思う。厳しい試合は続くと思いますけど、次で負けたら意味がない」。

 04年のアジア杯中国大会、準々決勝ヨルダン戦で当時正GK川口がPK戦で伝説となったファインセーブ連発の離れ業を見せた。それから7年、日本に本物の守護神が誕生した。川島に引っ張られ、日本は2大会ぶりのアジア制覇へ、あと1勝。

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けいいちさんもご指摘なさっていますが、この大会では、シリア戦の「一発レッド」もあったし、戻ってきての初戦のカタール戦の2点目の献上の感じから、多少心配な面はありましたが、ライバルである韓国戦という事で、川島選手自身、闘志を内に秘めていたのでしょう。今大会の「掘り出し物」といっても過言でない、韓国1番手の具 滋哲 選手を止めて、完全に乗りました。

私は、運動神経がそれほど良くなく(むしろ、走る事以外「音痴」です)、体育の授業でサッカーがあるときは、ほとんど全試合ゴールキーパー(GK)を務めていたので、なんとなく分かるのですが、川島選手のPK戦に臨む表情から、「多分、ほとんど止める」だろうと「勘」で感じました。
なんでもないキックをゴールとして許してしまう事もあれば、乗っていると、全部止められる気にもなるものです。不思議ですが、GKのそれが「感覚」ですね。

ですので、PK戦3-0というのは、それほど驚いてはいません。私が川島選手の立場で、「そっち」とか「あっち」とか読んでいて、当たっていたのですから、川島選手なら、尚更止めて当然でしょうね。

川島選手は、これを自信に、「日本のゴールマウスは、任せろ!」と堂々と言える位に成長して欲しいですね。


しかし、Twitter上でも、私が知る限り、女流棋士や女子プロゴルファーの皆さんも、注目して熱心に観戦していましたが、改めて数字で見ると、日本国民の韓国戦への「熱い思い」が感じられます。凄いですね、『紅白歌合戦』と遜色ない数字ですから。

サッカー韓国戦、平均視聴率は35・1%(読売新聞) - goo ニュース

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 25日夜に放送されたテレビ朝日系のサッカー・アジア杯準決勝、日本対韓国戦(同日午後10時20分~26日午前1時15分)の平均視聴率(関東地区)は35・1%だったことが26日、ビデオリサーチ社の調べでわかった。

 テレビ朝日によると、瞬間最高視聴率は40・6%(午後11時58分)で、後半に日本が韓国陣内に攻め込んだ場面だった。

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注目度が高い試合で、結果的に勝って、本当に良かったと思います。


決勝の相手は、ウズベキスタンに大差で勝って進出を決めた、オーストラリアです。

確かに、上手な選手もいるし、フィジカルも強そうで、実力もありますが(何しろ、オージービーフを食っている連中ですからね…)、オセアニアからこちらに加盟してきた「インベーダー」にやられるのは、たまらないものがあります。

監督も、浦和レッズで指揮を執ったことがあるオジェック氏ですから、倒しがいはあると思います。

頑張って勝って、本田選手が回りに公言してはばからない「優勝」を手にして欲しいですね。
(優勝しても、今の日本代表は、本田選手を筆頭に、「ワールドカップで優勝」と、「マジ」で思っている選手ばかりなので、「通過点」位にしか思わないでしょうけど。)


好ゲームで3位決定戦に回った、28日の韓国の試合ぶりももちろんですが、29日の決勝戦が、楽しみです。

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