中国 大連にある 中国資本の大連永森木業という広葉樹のフローリングを生産している工場です。
今 現在 日本国内の木材関係の業種に携わる人は、日本の住宅着工数の減少、また少子化、経済不況などのため、
現在 発展中の中国マーケットに、木材の販売を考える人は多いと思います。
中国の住宅情況は、下記 写真のように、高層アパートがいたるところに、どんどん建設されていることは皆さん周知のとおりでございます。
日本のように、土台、桁、梁、柱などの構造材から、敷居、鴨居、方立、廻縁などの造作材、建具材、フローリング、羽目板などの内装材に、木材をどんどん使うようでしたら、13億人のものすごいマーケットですが、実際は、木材の住宅での使用比率は、日本に比べてごくわずかです。
中国の住宅事情ですが、たとえば 台所、洗面所、トイレなどの水廻りなどは、すぐ部品が壊れますし、水が詰まったり、もれたりします。よって 水廻り付近は、木材羽目板を貼るのは今の現状ですとちょっと厳しいと思います。
中国人の好みは、見た目が、豪華なものを好みます。車なら小型車より大型車を好みます。
日本人は、渋い、緻密な 繊細なものを好みますが、中国人は、食事をするレストランでも温泉でも大きく広い
豪華な感じをするところを好みます。(日本人からすれば こじんまりとしていても、味がおいしく、雰囲気がよければいいわけですが、中国人の場合 こじんまりしたものは、好みません。温泉にしても、泉質よりも、広くて豪華なものを好みます。
木材の中国国内販売については、日本的な木材住宅は、将来的には、大きな可能性があると思います。
一部の中国人富裕層は、日本へ旅行に来て、日本の木材文化、木造住宅や旅館にも触れていますが、まだまだ一般市民は、
木材住宅よりも車だったり、アパートのローン返済が重要課題です。
日本の観光業などが、中国のブログで、中国語で、店のブログを書いて営業しているのに対して、
日本の木材業界は、中国語で、まだまだ日本の木材の宣伝ができていないと思います。
日本の木材業界も観光業界に見習うべきではと思いました。
日本の桧の原木の製材の中国語ブログでもいいですし、秋田杉の天井板の中国語ブログでも何でもいいと思います。
まずは、営業コストがかからない中国語の無料ブログから、日本の木材が団結して、中国マーケットに売り込んでアピールしていけば、13億いる中国マーケットですから、可能性はあると思います。
もっと 中国が発展し、よりたくさんの中国人が、日本の木造旅館などを訪問し、ケヤキや秋田杉、木曽ヒノキ、などなど
高級木材に触れる機会が増えれば非常に期待はもてそうです。
日本人は、桧のにおいを好む人が多いですが、中国人に聞きましたところ、あまり好きではないとの返事がありました。
あとは、中国人の感性や生活様式、文化を研究していきたいと思います。