題詠blog2007

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023:誰

2006-12-30 | 021-030の歌
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023:誰 (ねこちぐら)
誰ゆえに生きたる命と蒼空に問えば激しき風の撹乱

023:誰 (zoe)(すりきれ)
かべのドアをあけると誰かがいそうな階段がありすべりおちると

023:誰(智理北杜) (智理北杜)
「誰にでもなれるもんじゃない!」「そんな風に夢のないこと言うなよ先コー!」...

023:誰(稚春) (青いキリンの番外編)
大丈夫あたしが居なくなったって代わりの誰かがきっと居るから

023:誰(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
誰もみなザック背負いて街を行く旅番組の旅行者たちは

023:誰(船坂圭之介) (kei's anex room)
歯を透す黒き果実の醸し酒を誰に捧げん春の密か夜

023:誰(柴やん) (明日はきっといいことがある)
君のため野原で摘みしクローバーもらってくれないなら誰にもあげぬ

023:誰(みずき) (空)
その疑惑誰も素知らぬ振りしつつグラス鳴らして気炎を上げぬ

023:誰(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
優しさは無闇に人を傷つける誰が悪いと言うわけじゃなく

023:誰(此花壱悟) (此花帖)
あの人が佛壇の奥で笑うから誰もいなくていいことにする

023:誰(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
「わたしだけ」だいたひかるは言うけれど誰でも思う「どうでもいい歌」

023:誰(はこべ) (梅の咲くころから)
雨の午後誰も見えない裏道に濡れて鳴いてる子猫に出会う

023:誰(オガワ瑠璃) (ことばの調理 ~ レシピ100 ~)
誰がために歩みゆくのか分からずに今日も食して生き永らえて

023:誰(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
誰想ふわが母生(あ)れしけふの日をなほ生きをれば九十八の

023:誰(五七調アトリエ雅亭) (題詠専用ブログ)
誰からも相手にされず孤独感シカトの辛さ計り知れない(T_T)

023:誰(惠無) (なんでもない一日)
この星の悲鳴を誰かに届かせて 降るも振らぬも困る大雪

023:誰 (治視) (cherish!)
他の誰かじゃなくあたしだけを見て ムリだと知っているんだけどね

023:誰(坂本樹) (ひこうき雲)
空に今ひこうき雲が描くなまえきっとわたしは誰でもなくて

023:誰 行方祐美 (やまとことのは)
夕暮は誰と来るのか木蓮の白がふわりと呼ぶのだけれど

023:誰(白辺いづみ) (Iduming☆World)
連れていけ二人の世界誰よりも彗星よりも速く遠くへ

023:誰 (新井蜜) (暗黒星雲)
我を呼ぶこの声は誰ゆめのなか目覚めたあとも遥かに誘う

023:誰(新津康) (NOTHING WORKS)
ある日突然自分が誰かわかる。遠い夕暮れ、間近の闇夜。...

023:誰(原田 町) (カトレア日記)
誰彼もかまわず尻尾ふる犬の今日は何故かわれに吠えつく

023:誰(春畑 茜) (アールグレイ日和)
窓そとに誰かが杭を打つならんくわんくわわん真昼をひびく

023:誰(はな) (はなことば)
誰でもいいわけじゃないのね不器用ね自分の心コツンと小突く

023:誰(フィジー) (逢えなくてもI Love You)
誰だって人に言えない悩みある夜な夜な一人悲鳴あげてる

023:誰(yuko) (tankaの森)
いつの日か願いは叶うものだよと闇に紛れて言ったのは誰?

023:誰(愛観) (◆◇ひ と ひ ら こ と ば ◇◆ ~題詠100首と短歌詩~)
ピンで刺す蝶のようには留まらない誰なら君を仕留められるの

023:誰(本田鈴雨) (鈴雨日記)
誰そ彼のときのあわいにまぎれこむ花ひとひらに記憶さまよう

023:誰(よさ) (やわらかい螺旋)
さあ誰か虚ろを満たせ酩酊の月がこのまま追ってくるから

023:誰(小春川英夫) (さるさるパパ)
今日も夢で追いかけられて迷い込む路地裏の後ろ姿「誰?」

023:誰(青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
霧雨に濡らされていた誰にでもいい顔をすることに疲れて

023:誰(ドール) (花物語?)
三月の道を歩けば捨ててある誰かのものであった悲しみ

023:誰(駒沢直) (題詠blog2007参加用。)
その先は誰と行くのか知りたくて君の背中を見つめてしまう

023:誰 (香山凛志) (東京パピヨン)
誰のことも忘れ続けて夢を見る春限りなく螺旋をなして

023誰(ダンディー) (はじめまして!)
おさな頃想い出多き友有りて誰にも言へぬ秘め事もあり

23.誰(文月万里) (Kagerou つれづれ)
誰からもメールのこない一日は世に無き者の顔して生きる

023:誰(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
他の誰に求むべくもない目の前で二度と目覚めぬ人の身代わり

023:誰(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
誰にでもできる手編みという本をかったときから三度めの春

023:誰(sera5625) (日曜日は猫になる)
誰からの贈り物かと聞いてみる ホントは自分で買ったんだけど

023:誰(暮夜 宴) (青い蝶)
空を飛ぶ鯨みたいに高らかに僕の心を揺らすのは誰

023:誰(野樹かずみ) (告げ忘れたこと)
やわらかいこどものからだでできている地球ニ誰カガ落トス爆弾

023:誰(天国ななお) (お月様は許さない)
誰一人損はしないという僕は忘れてました自分のことを

023:誰(蓮野 唯) (万象の奇夜)
クリスマスの雑踏見れば楽しげに誰の顔にも笑いが灯る

023:誰(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
誰もいない公園で過ごす昼休み桜が静かに舞い落ちてくる

023:誰(こはく) (プラシーボ)
あとくされない世渡りに目をこらす土曜 明日は誰にしようか

023:誰(川瀬菜穂) (あしたのわたしは)
誰のためでもない書きたいから書く何を言われ非難されても

23.誰(文月万里) (Kagerou つれづれ)
誰からもメールのこない一日は世に無き者の顔して生きる

023:誰(きじとら猫) (きじとら小部屋)
机上にて誰かと誰かを入れかえる人事異動の花いちもんめ

023:誰(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
まだ誰も見たことのない昆虫の卵を育て図鑑をつくる

023:誰(ぱぴこ) (テクテク)
なんか違うなんか違うとゆれながら誰かが何か示すのを待つ

023:誰(萌香) (空の青さをみつめていても)
誰にでも優しい人と知りながら特別な日にしてしまう春

023:誰(香-キョウ-) (Sky on Blue)
嫌でしょう 誰も彼もが流行に流されてたら区別がつかず

023:誰 (シンガー短歌ライター)
 どこいった、誰が誰だかわからない背中で探し神経衰弱

023:誰(pakari) (魔法文明)
手をつなぐ必要がある百年後誰も知らない今になるから

023:誰(野州) (易熱易冷~題詠blog編)
あは色のたそがれ近き空に浮かび誰の住む町見下ろしてゐた

023:誰(橘 こよみ) (aglio-e-olio)
ハイチュウの銀紙はがしそこねた日五線譜に見た誰かの希望

023:誰  (翔子) (花こみち)
   二枚あるチケット眺め思案する誰かと誰か音信不通

023:誰(小早川忠義) (ただよし)
塔、未来、心の花や音、かりん 歌人にあらねば誰も知るまい

023:誰(川内青泉) (青泉の部屋)
玄関のセンサーが鳴り飛んで出る誰かと思えば野良猫一匹

023:誰(つきしろ) (あめふりぼし)
香水をすこし甘めのものにする 誰かに呼ばれたような気がして

023:誰(夏実麦太朗) (麦太朗の鍛高短歌4)
この空を君にあげると言ってみた誰のものでもない空だから

023:誰(百田きりん) (きりんメモ)
誰ひとり悪くないのに夜が来る 光はいつも遠くに見える

023:誰(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
いつまでもそうしていればラクだった誰かの陰に隠れるクセを

023:誰(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
我が世誰そ常ならむのか剣山灰の雪縞凍みて匂えど(剣山=つるぎやま)

023:誰(+イチゴ+) (+ イ チ ゴ ノ ウ タ +)
世界中の誰を敵にまわしても そんな台詞イマドキ言うか・・・

023:誰(素人屋) (素人屋雑貨店)
父似でも母似でもないこのままの誰似でもないわたくしとして

023:誰(野良ゆうき) (野良犬的)
夜に入りて海は誰かの手を握り寝息のごとき波音残す

023:誰 (紫月雲) (resume 1970-2007)
誰でもない名もない私であることを君の名を呼ぶ毎思い知る

023:誰(五十嵐きよみ) (99本の薔薇の花束)
 幸せはごくささやかであっていい誰ともちがう私でいたい

023:誰 (すずめ) (すずめの詩)
誰ひとり贄の悲鳴を聞くも無く列車は走る分もたがわず

023:誰(此夢彼方) (SpriteCrossRoad)
叶うなら「あなたは誰」と問われない静かに根を張る木になりたい

023:誰(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
水紋の乱れさみだれ誰ゆゑにわが湖にさざなみは立つ

023:誰(本田あや) (明晃晃)
ペディキュアも塗りなおしたし いい加減わたし誰かに愛されにいく

023:誰(nnote) (題詠blog2007,nnote)
高架下ふえる落描き雨の日は見知らぬ誰かの事を想った

023:誰(遠野アリス) (Gymnopedie)
誰がためあの鐘は鳴り何がためあたしはこうして泣くのだろう

023:誰 (佐藤紀子) (pocoapoco)
本当の悩みは誰にも言へなくて天気の話をして別れたり

023:誰(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
誰一人帰り支度を始めない遠き山に日は落ちても夏 

023:誰 (★SARU×3★)
背中押す為の私に触れる手は誰でもいいと言うわけじゃない

023:誰(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
温かい珈琲をこのテーブルに置いてくれたのは誰だったのか

023:誰(育葉) (言の葉の航路)
朝焼けに背くよ 誰か“一日の始まり”なんて嘘だと言って

023:誰(夏瀬佐知子) (夏瀬佐知子の小説のつもり日記)
雷に窓の向こうの閃光に問いかけていた誰だあなたは

023:誰(吉浦玲子) ([湖]湖蓮日日(これんにちにち))
かつて誰かでありし白骨重なりぬホロコーストに名を奪はれて

023:誰(Yosh) (☆生短歌☆)
「誰々と何々をした」ということで歴史の本は何も変わらず

023:誰(美山小助) (小助の和歌2007)
誰彼と 腰を折りつつ 会釈して 可愛さ募る 老婆の背中

023:誰(スズキロク) (夏休みはもう終わり)
一番が正しいはずの僕のいた世界の決まり 王様誰だ

023:誰(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
誰かって言いつつ実は彼のこと思い浮かべてたってのナシね

023:誰(aruka) (外灯都市)
音のない誰彼時を影のない路面電車がとおりすぎてく

023:誰(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
踏台にのぼってさわる長いこと誰もみつけなかったページに

023:誰(寺田 ゆたか) ( “たまゆらのいのち”)
秋深き誰そ彼時の倫敦の霧の中へと去りしひとはも

023:誰(あみー) (正直なたましい)
しあわせになれる呪文はそいつじゃない他の誰かの名前じゃないか?

023:誰 (佐原 岬) (memo)
誰よりも苦しい君に追い打ちをかけてしまった私の涙

023:誰(逢森凪) (みそじのみそひともじ(再))
大丈夫 他の誰かがわたくしをちゃんとしあわせにしてくれますよ

023:誰(橘みちよ) (夜間飛行)
駐車場(パーキング)にひしゃげし結婚指輪ひろふかつて誰かの指にありしもの

023:誰(橘みちよ)再投稿 (夜間飛行)
駐車場(パーキング)にひしやげし結婚指輪ひろふかつて誰かの指にありしもの

023:誰(笹井宏之) (【温帯空虚】)
誰ひとり見向きもしない帆船に火の夢をみるように伝える

023:誰(島田典彦) (ふるふる電力)
こんなにもたくさんいるのかにんげんは(冷たい人は誰もいないな)

023:誰(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
さっきから誰なんですかこの僕のお墓に花をいけてる人は

023:誰(星桔梗) (風船がわれるまで 2)
誰ですか?心の鍵を開けるのは 私はまだ引き籠りたいのに

023:誰(みゆ) (*** はなたんか ***)
人恋し誰と決めずにメール打つ 飛ばせぬ言葉枯葉と散りて

023:誰(みち。) (幸福アレルギー。)
菜の花はひとりでも咲くふるえてるあたしを誰も知らなくていい

023:誰(花夢) (花夢)
化粧すらしない彼女のゆるぎない神 誰からも愛されること

023:誰(なつみ) (chocoholic)
誰にも甘えない強さが欲しくて あなた以外の誰かに会いたい

023:誰(振戸りく) (夢のまた夢)
まだ誰もいないホームで3回転半のイメージトレーニングを

023:誰(カー・イーブン) (ほぼ31音)
俺のことをしあわせにしてくれるなら誰でもよかったから僕がした

023:誰(月原真幸) (さ か む け の ゆ び き り 。)
誰にでも優しくしたいわけじゃない 向かい風でも下る坂道

032:誰(市川周) (ミルミルを飲みながら)
八月のすべての便座温度(べんざ)をMAXにして去ってゆくその男 誰?

023:誰(A.I) (Private Window)
誰と手を繋いでいたのかわからない 雨降る気配の漂う夕べ

023:誰(ひわ) (十三夜)
飛び立った白い鳥 行ってしまった 誰のせいでもなく でも だから

023:誰(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
優しいといわれるひとのそばにおり優しいひとをさがす誰そ彼

023:誰(長瀬大) (tantan31)
無駄だって知ってたのにな もう二度も誰かを好きになったりしない

023:誰(繭) (アブストラクトマイライフ別館)
聞き分けのなき子と告げたる教師そを復唱する母 誰を恨めども

23:誰 (奇会都市)
わたしを呼ぶのは誰あなたでないことは確かもういないもの……

23:誰(みなと琳) (奇会都市)
わたしを呼ぶのは誰あなたでないことは確かもういないもの……

023:誰(青山ジュンコ) (take it easy)
好きなのは好きなのはただあなただけ誰も代わりになんてなれない

023:誰(理宇) (±雑記蝶)
僕達は非力なのですカコにいた誰かの時に魅せられている

023:誰(さかいまみ) (恋するキモチ。)
キスさせてつぶやいてみた気づいてる?誰(た)そ彼どきの君の横顔に

023:誰(夢眠) (夢眠(ムーミン)∞日々綴り)
エッセイや女性誌特集恋愛論誰に恋して実る物やら

023:誰 (詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
ないしょだよ誰にも秘密きみとぼく結婚するんだ約束のチュウ

023:誰(霰) (徒花日記)
誰なのか解らぬひとを待ち詫びて明日のほとりに白き花咲く

023:誰(滝秋 邑嘉) (エンバラスド・クウェアティ)
君の事大好きだよと言うかわり誰何で私の意義を貰う

023:誰(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
霧いでし夜を歩けば吾を知る誰一人なき街に灯ともる

023:誰 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
誰かさんに笑われたくてさいごまで残した夢を今日葬った

023:誰(葉子) (三十一文字の声)
誰かしら似た人探し尚更にえぐりえぐられ傷負い後悔

023:誰(村本希理子) (きりころじっく2)
わたくしが産みそこなつた森に来て誰かの踏んだ落葉を鳴らす

023:誰(理宇) (±雑記蝶)
僕達は非力なのですカコにいた誰かの時に魅せられている

023:誰(佐倉すみ) (ありがとベティ)
誰よりも知ってるはずの君が何故そんな顔して抱えているの

023:誰(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
幼き日鏡をみながら問い質す映る姿の貴女は誰と

023:誰(澁谷 波未子) (沈思黙考)
誰もかも我を知らない街に行き 大きな声で叫びたき夜...

023:誰(ME1) (FILL mobile)
 もう誰も目もくれないが花でいい 路地端で咲くせめての誇り

023:誰(小籠良夜) (《冥の逸脱》)
「彼(か)は誰ぞ」汝(なれ)に事問ふ術もなく我が惑星は宵にかたぶく

023:誰(小埜マコト) (カルアミルクを飲みながら)
金星が慕情にくれる夕暮れに誰か私の首を締めてよ

023:誰(短歌製造機メカ麦3号) (短歌製造機blog)
おじさんとねじれた方が好きなだけ踏みつけ帰る誰の頭か(オペ:モーフ)

023:誰(萱野芙) (Willow Pillow)
霧にあかく野あざみ立てり誰にでもすぐに謝る人は信じず

023:誰(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
誰もすこし父に似ている レジ横で温めを待つうしろ姿は

023:誰(きくこ) (きくこ)
夕月夜人影途絶えうす闇に誰を待つのか紫煙たちたつ

023:誰(ハルジオン) (ハルジオン デイズ)
誰からも見えない場所で咲いている花にもそそぐ朝のひかりは

023:誰(やすまる) (やすまる)
たゆたう音はだれかの話し声 水槽の底につめたい誰そ彼

023:誰(桑原憂太郎) (桑原憂太郎の短歌Blog)
髪型とひげとメガネで先生と認知する子が「誰?」と交はしむ

023:誰(描町フ三ヲ) (水面走行)
不器用な愛の告白(でも誰が?)厳かに咲く思われにきび

023:誰(兎六) (一人暮らしの日記)
誰にでも優しい人が悪口を言う日もあって甘い珈琲

023:誰(あおゆき) (メソトリウム)
だれかれにとっても誰という疑問代名詞ですらなくてたそがれ

023:誰(プルタブ) (青いキリンの冒険記)
俺のこと好きだといった誰かさん今晩誰かに会いにどこかへ

023:誰(堀 はんな) (たん たん 短歌)
髪を梳き紅さすときの微笑みは鏡のムコウ誰に向かいてぞ...

023:誰(里木ゆたか) (木犀の灯り)
うっすらと眠り覚めればまだそこに誰何(すいか)せずとも君の影居る

023:誰(川鉄ネオン) (今週の俺が俺が)
誰だ誰だ誰だ誰だ悪いのは誰だ俺かよやっぱり俺かよ

023:誰(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
前向きに誰かのために生きているこれが第二の人生なのかな

023:誰(椎名時慈) (タンカデカンタ)
本当に切羽詰っているけれど誰かじゃなくて君が助けて!

023:誰(千) (Mille et une nuits)
もう少しあと少しだけここにいる 誰何の声は聞こえておれど

023:誰(ちえりー) (あんな話こんな話)
私など消えても誰も傷つかない我いなくとも世界は育つ

023:誰(癒々) (Romantic irony)
その先ではなく今ここにある 光り 誰かのために生きる 繋がる 

023:誰(牧野芝草) (四 阿 茶 寮)
戸の奥の誰何に即答することを要求されてまごつかぬよう

023:誰(史之春風) (はちぶんめblog)
人生に逃げ切り勝ちがあるものか 誰か追い込む 俺が差し切る

023:誰(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
強風で呼び鈴は鳴る もう誰もいない家 まだ呼ばれ続ける

023:誰(桶田 沙美) (31Words Runner #011)
今の世は唯我独尊勘違い誰も彼もがメガホンを持ち

023:誰(うめさん) (今日のうた)
「彼は誰」とかはたれ時の語源知るやさしきひびきいにしへびとの

023:誰 (一夜) (短歌るBlog)
携帯を操る子等の向こう側 誰がいるのか知る由もなく

023:誰(滝音) (みそひともじの味噌スープ)
目隠しをしている人は分かるのに される自分が誰か分からぬ

023:誰(岡元らいら) (3+1-題詠blog2007-)
「誰でも」の「誰」の中に自分だけは入らないなんて思っちゃう俺

023:誰(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
その誰かとの恋愛を邪魔をするつもりはないが きみに逢いたい 

023:誰(しろ) (星月夜)
おにしめのタッパーもちて玄関に誰かゐませんか 言ひつづけたり

023:誰(園美) (ことひより)
肌触れる空気が少し澄んだ時 鈴の音聞こえ彼は誰時

023:誰(y*) (Perl Python)
台風が上陸してますそして今私は誰を好きなのだろう

023:誰(みずすまし) (水紋)
 誰とてもわからぬ街にただ独り 降りたる駅に吹く風やさし

023:誰 (お気楽堂) (楽歌三昧)
他の誰でもなくアタシそう言ってくれる人なら誰でもいいわ

023:誰(橋都まこと) (笑ってどこでもサヴァイヴァル)
誰よりも大切だったそれなのに、ごめん、ごめんね、ごめんね、ごめん。

023:誰(内田かおり) (題詠2006深い海から)
話したくなる時のあり誰ということもなけれど耳有る人と

023:誰(今泉洋子) (sironeko)
万葉のロマンと夢を裡に秘め誰故草(たれゆえさう)の控へ目な青

023:誰(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
誰何したはずだが暗き背を垂れて朝の廊下をあゆみ去るひと

023:誰(やや) (言の葉たち)
そう、かつて誰かを愛し育んだ皺の手ひらく露天のお湯に

023:誰(水野彗星) (彗星不動産)
もーふ、もーふ、もーふ、と誰かがうなされる息をきいてる毛布のなか

023:誰(杉山理紀) (2007R57577)
傘がない誰も知らない海岸の夏の終わりの自由のごとく

023:誰 (紫峯) (☆ ☆ 時空の扉 ☆)
誰よりも重たき気配もつ我は声を出さずに園生にひそむ...

023:誰(紫歌) (歌つくろう)
誰もみな信ずることは不可能とふ教訓ありぬ手痛くありぬ

023:誰(内田誠) (その言葉の行方)
もう誰の記憶なのかも曖昧になる夏空に消える彗星

023:誰(藤原 湾) (湾の創作の日々。)
新学期 誰でもいいから 声かけて そう願いつつ 席に着いてた

023:誰 (砺波湊) (トナミミナト2007)
ハムスターが回し車を漕ぐはやさ誰かのためでないはずがない

023:誰(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
頼りない深夜の指先に温度をくれたのは誰だったのでしょう

023:誰(空色ぴりか) (題詠100首2007/空色ぴりか)
こんなふうにすれ違ってまためぐりあう あなたと誰かわたしと誰か

023:誰(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
誰もいない海なんてない ぼんやりと青い光に誘われている

023:誰(西岡ひとみ) (36.7℃)
誰よりも 好きですきでスキだから 嘘を吐いたの ごめんねダーリン

023:誰(miho) (短歌げいと)
僕だけの誰かをそっと探してた マクドナルドの2階の窓から

023:誰(佐藤羽美) (hinautamemo)
誰からのメールも今日は雨雲の匂いをさせて捩れてしまう

 023:誰 (minto) (あすとろさいと)
記名なく誰が詠つた歌なのかわからなくとも心に刺さる

023:誰(みなと琳) (奇会都市)
わたしを呼ぶのは誰あなたでないことは確かもういないもの……

023:�・ (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
まだ誰の妻でも母でもないわたし部屋も布団もひとり占めして

023:誰(*ビッケ*) (とっても短い今日の歌)
傍らを一緒に歩む誰かなどいない未来を覚悟してみる

023:誰(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
責任が誰にあるのかうやむやになるまで窓の外を見てゐる

023:誰(西巻 真) (題詠100首のためのブログ)
川べりをかすかに揺らし風は過ぐ誰を殺めて過ぐ風なのか

023:誰( 夜さり) (夕さり夜さり)
老眼が進みあなたが見えませんの吾(あ)を捕まへて

023:誰(K.Aiko) (「夢幻館」-別館-)
これからも誰かの歌がわたくしの心揺さぶる ブログを開く

023:誰(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
かさと傘ぶつけ合いつつ歩道行く誰も彼もが意固地になりて

023:誰(animoy2) (I (愛)短歌)
誰でもというわけじゃない ダヒルサヨ(君ゆえに)花は実をつけ日はまた昇る

023:誰(長谷川智) (烏のつぶやきα)
まぶしさには飽きたビーチサンダル誰かに酔い添いたい事もある

023:誰 (     Popん?TANKA)
とじこめたシュプレヒコール地底から叫ぶのは誰だ手を引っぱるな

023:誰(萩 はるか) (Betty's second Bar)
足音に犬が起きだす午前2時誰にも見咎められぬ罪なし

023:誰(moco) (LyricHolic)
誰からも愛されないということの意味も解らず強がっていた

023:誰(水野月人) (新月の夜に)
誰かって自分以外の事だろう聞こえない振り「誰かタスケテ」

023:誰(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
かつて多々まじわったはずの誰彼を思い出さずに行く春の街

023:誰(宵月冴音) (新銀星亭~Nova Villa Argentee D'Etoile~)
愛撫する白きその手は誰の手か昏き空気をなめる真夜中

023:誰(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
三年という歳月を経てしまい電話の声に誰と尋ねる

023:誰(たか志) (象と空)
山の名を誰とはなしに尋ねればキンモクセイの香り広がる

023:誰(里原志穂) (空の下で)
水面を移る落ち葉の茜色問いかけている誰かの憂鬱

023:誰(平岡ゆめ) (le petit cahier)
湯気の立つ鍋に眼鏡が曇り行く誰でしたっけ横にいるのは

023:誰(寒竹茄子夫) (鮎と銀杏)
妖精の軽み天衣(てんね)のごとくあれ誰の部屋にも月光わかち

023:誰(小野伊都子) ( cahier bleu)
もう誰も相手にしない公園の遊具でふたりはしゃぎませんか

023:誰 (冬の向日葵)
起き抜けの鏡の中に問い掛ける「あなたは誰?」と…「私は誰?」と…

023:誰(浅葱) (空耳の森*番外地)
誰のためでもなく風は吹いており記憶の中の香り運んで

023:誰(フワコ) (きくとわたし)
誰のものでもないはずの潮騒をふいにひとりじめしたくなる

023:誰 (JEUX INTERDITS)
誰にでも優しく笑う貴方だけ 信じられない 許したくない

023:誰(野田 薫) (COLORFUL∞PILE)
退屈から誰が救ってくれるのか 先生さえやる気の無い「道徳」