題詠blog2007

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025:化

2006-12-30 | 021-030の歌
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025:化 (ねこちぐら)
叶うなら憂き世の衣を脱ぎ捨てて妖怪変化の一類ならん

025:化 (zoe)(すりきれ)
かあさんは化粧がすべておちてしまいそうなほどの汗をかいてた

025:化(智理北杜) (智理北杜)
職場には本音を語れる友は無し 心の過疎化は激流の如く...

025:化(稚春) (青いキリンの番外編)
泣き顔も笑顔も全部愛しいよ千変万化の君の表情

025:化(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
当世風ギャルと見し娘(こ)が化粧して人形めきて舞台に立ちぬ

025:化(船坂圭之介) (kei's anex room)
たてがみを持つこと夢に過ぎざれば春の孤独を薔薇と化す吾

025:化(柴やん) (明日はきっといいことがある)
列車の窓は笑顔を映すウインドウ多言語化して我は耳栓

025:化(みずき) (空)
月影に化けし木ならん天空に白き羽ごろも舞ひて静けし

025:化(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
石化した記憶を砕く体温と鼓動と匂い初期化完了

025:化 (想いまっすぐに)
ふんわりと天然ボケがチャーミング君の化粧は下手だと思う

025:化(はこべ) (梅の咲くころから)
化学では説明できぬ歌の道できるといいな微分でもいい

025:化(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
ふんわりと天然ボケがチャーミング君の化粧は下手だと思う

025:化(此花壱悟) (此花帖)
鈍色の道化の血をば引き継ぎぬ笑へば笑ふほど二重顎

025:化(五七調アトリエ雅亭) (題詠専用ブログ)
丁髷(ちょんまげ)を散切り頭に変えた時文明開化明治維新だ

025:化(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
はるかなる太古の海に生(あ)れ逝きしいのちの化して石油となるも

025:化(オガワ瑠璃) (ことばの調理 ~ レシピ100 ~)
喉つまり消化もできぬ弱りし日真白な粥が有難く沁みる

025:化(惠無) (なんでもない一日)
ネコだって長生きしてれば化けるのよ 鏡の向こうで笑う唇

025:化(坂本樹) (ひこうき雲)
わたし呼ぶ声に気づいてみあげれば雲はやさしく変化していた

025:化 行方祐美 (やまとことのは)
夜に打つメールはわれの文字化なり大和言の葉たおやかに舞え

025:化 (治視) (cherish!)
「“進化”って言葉の対義語がわかる? “退化”じゃなくて、“無変化”なんだよ」

025:化(白辺いづみ) (Iduming☆World)
階段を過酸化水素とつぶやいてのぼる、きっと未来は☆キューティー♪☆

025:化 (新井蜜) (暗黒星雲)
化け猫のように突然変貌し世界を憎み忘れてしまう

025:化(はな) (はなことば)
降る雪の化身でしょうか包み込むかと思わせて触れれば消えて

025:化(新津康) (NOTHING WORKS)
あなたと一緒に煙と化した夢。独りよがりならならば尚更に。...

025:化(新津康)再投稿 (NOTHING WORKS)
あなたと一緒に煙と化した夢。独りよがりならば尚更に。...

025:化(原田 町) (カトレア日記)
高齢化過疎化少子化空洞化二酸化炭素はこの世に満ちて

025:化(原田 町) (カトレア日記)
高齢化過疎化少子化空洞化二酸化炭素はこの世に満ちて

025:化(原田 町) (カトレア日記)
高齢化過疎化少子化空洞化二酸化炭素はこの世に満ちて

025:化(春畑 茜) (アールグレイ日和)
もの言はぬクマの黄色の背中より化繊の綿の粗きは出づる

025:化(フィジー) (逢えなくてもI Love You)
二人きり逢うときぐらい化粧せず素顔見せてよもったいぶらず

025:化(愛観) (◆◇ひ と ひ ら こ と ば ◇◆ ~題詠100首と短歌詩~)
愛しさも汚らしさも熱さえも いつか真白の骨格と化す

025:化(yuko) (tankaの森)
青いバラの夢を叶えた化学者はロマンチストであってもよいな

025:化(本田鈴雨) (鈴雨日記)
枯れ土と化したる鉢に芽の出でて弾むこころで水をあたえり

025:化(小春川英夫) (さるさるパパ)
夕焼けに含まれている成分を化学的に歌え、少年

025:化(駒沢直) (題詠blog2007参加用。)
化合物 いま先生が口にした言葉の意味に胸騒ぎして

025:化(よさ) (やわらかい螺旋)
変わらない記憶かかえている君に化学反応おこせ花束

025:化 (香山凛志) (東京パピヨン)
 顔を剥ぐことは叶わず洗顔ののちのわたしを湿す化粧水

025:化(ドール) (花物語?)
さくら花散りゆく中に道化いて演じ続ける人の哀しみ

025化(ダンディー) (はじめまして!)
OとA水と油の関係の折り合い悪しき化学反応せり

025:化(青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
三月の泣きだしそうな曇り空 羽化するまえのやわらかな羽

25.化(文月万里) (Kagerou つれづれ)
月夜ならいくらでも化けてみせましょう けものけだものじゅろうぐもにも

025:化(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
化けられぬ私に答えせぬ地蔵「東電OL」死して十年

025:化(暮夜 宴) (青い蝶)
温暖化される地球の片隅で出会う小さなまいまいつぶり

025:化(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
なだらかな隆起にあわせゆっくりと液化するようまざりあう皮膚

025:化(野樹かずみ) (告げ忘れたこと)
水兵のリーベも水俣病になる化学の時間のねむたい海で

025:化(蓮野 唯) (万象の奇夜)
刻々と変化していく表情をただ追って過ぎていく日々

025:化(こはく) (プラシーボ)
孵化待ちの方はこちらでご案内しますサブレは食べ放題です

025:化(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
試験管色鮮やかに染まり行く過程見つめる化学実験

025:化(きじとら猫) (きじとら小部屋)
思い出が時間とともに石化する くっきりとした葉脈残し

025:化(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
あるじなく風化してゆく蟻塚は夢のあとさき 標となって

025:化(香-キョウ-) (Sky on Blue)
鮮明に残せやしない思い出は忘れぬように記憶の化石に

025:化(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 化粧する女の鏡覗きみて地獄で暮らす顔と向き合う

025:化(pakari) (魔法文明)
変化球なのかナチュラルシュートかと考えてたら三振だった

025:化(小早川忠義) (ただよし)
化かすより化かされたしと願へども狸のみには化かさるるまじ

025:化(川内青泉) (青泉の部屋)
実験してレポートを書くだけのこと心おどったよ化学の時間

025:化(つきしろ) (あめふりぼし)
青空を忘れたような目を閉ざし化学教師は煙草をのみき

025:化(野州) (易熱易冷~題詠blog編)
飛散ししたんぽぽの冠毛憎みゐる化学教師はフルート習ふ

025:化(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
ハイライトを浴びて生きる円錐の中の主役に見えぬ道化師

025:化(sera5625) (日曜日は猫になる)
時が過ぎ反応式が変化して 化学反応しない僕たち

025:化(橘 こよみ) (aglio-e-olio)
怪談の生まれる場所で(化学室、音楽室など)輝く結晶

025:化(夏実麦太朗) (麦太朗の鍛高短歌4)
時々は優しい顔も見せたよね化けて出られずただ見守っている

025:化(+イチゴ+) (+ イ チ ゴ ノ ウ タ +)
化粧箱そっと開いて母の真似 ゆっくり階段のぼっておいで

025:化 (紫月雲) (resume 1970-2007)
我が子抱く父の姿は風化して消費されゆく相(さが)を哀しむ

025:化(野良ゆうき) (野良犬的)
瘡蓋(かさぶた)の裏で世界は熱をもち明日に向かって化膿してゆく

025:化(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
渦を巻き白蛇と化し道上に地紋を描くさくら地吹雪

025:化(川瀬菜穂) (あしたのわたしは)
男性化する現実の生活とエロを増幅させるカラダ

025:化(百田きりん) (きりんメモ)
帰りたくなっても孵化をしたあとの卵の殻は帽子みたいで

025:化(萌香) (空の青さをみつめていても)
去り際に貴方の刺した楔から過ぎた時間を劣化させてく

025:化(素人屋) (素人屋雑貨店)
争いと誹謗の夢に少し泣く昨夜(ゆうべ)おろした化繊のシーツで

025:化(五十嵐きよみ) (99本の薔薇の花束)
 薔薇の香がほのかに漂う化粧水だいじな人にあすこそ逢える

025:化(本田あや) (明晃晃)
5年後は会えるかもだし ラメ入りの化粧品とか捨てないでおく

025:化 (すずめ) (すずめの詩)
化生なす日もありぬべし煉獄の恋のきわみに何かまつらむ

025:化(天国ななお) (お月様は許さない)
ココロって野獣化してるカラダより強いと知った大人な自分

025:化(ぱぴこ) (テクテク)
フラスコに注ぐ夕焼け君の住む町と小指が化合していく

025:化  (翔子) (花こみち)
  息子殿いつか化けると信じてる夢の半ばで愚母は果てなむ

025:化(遠野アリス) (Gymnopedie)
恐れてた変化を求めた君がいた 笑った理由は、ただ、それだけ

025:化(ももや ままこ) (★SARU×3★)
僕たちは化学の時間に見たような構造式で結ばれている

025:化(nnote) (題詠blog2007,nnote)
落とせないもの幾重にも塗りこめて女化粧は極薄くする

025:化(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
化け物が棲むって森の安全な洞に手紙を託す子ふたり(洞=うろ)

025:化(夏瀬佐知子) (夏瀬佐知子の小説のつもり日記)
スラム化の野犬の増えし東京の川沿いに梅、桜は咲くか

025:化(吉浦玲子) ([湖]湖蓮日日(これんにちにち))
化学式ノートにとりて几帳面に十代過ぎき過去世のごとく

025:化(Yosh) (☆生短歌☆)
化け物は心の内にありにけり 調子悪きに蹴落とす心

025:化(スズキロク) (夏休みはもう終わり)
水曜の放課後の化学室の事 もうこれで思い出すのは最後

025:化(佐藤紀子) (pocoapoco)
「原因は老化ならむ」と仮定して立証すれば全て成り立つ

025:化(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
また化粧直しに立った友人をグラスの氷を鳴らしつつ待つ

025:化(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
運命を変えたいなんて言ったからピアスの穴が化膿しちゃった

025:化(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
化けそこなったタヌキのこともみてほしい赤いクスの葉降る降るとまる

025:化(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
じいさんが激しく酸素と化合した結果が妙に無機物だった

025:化 (佐原 岬) (memo)
呼びたけりゃ呼んだらいいさ化け物と呪いはしない化け物だけど

025:化(逢森凪) (みそじのみそひともじ(再))
わたくしの中で暴れる化け猫があなたを呪う「忘れないで」と

025:化(寺田 ゆたか) ( “たまゆらのいのち”)
メドゥーサを振り返り見るわが未練こころも石と化してゆくなり

025:化(笹井宏之) (【温帯空虚】)
こくこくと酸化してゆく悲しみがほのかに部屋に匂うのでした

025:化(星桔梗) (風船がわれるまで 2)
旅立ちに憶えておいて欲しいこと誰より私らしく死化粧

025:化(aruka) (外灯都市)
水のない河辺で夢を弔って化石の丘で風の音を聴く

025:化(橘みちよ) (夜間飛行)
有明の海に溺れし子の化身しやつぱのからだ日反りてをらむ       (しゃっぱ=有明海にすむエビ科の生き物)

025:化(橘みちよ)再投稿 (夜間飛行)
有明の海に溺れし子の化身しやつぱのからだ日反りてゆくも  (しゃっぱ=泥海の底に孔をうがち棲む透明な一種のえび)

025:化 (*** はなたんか ***)
手鏡で白粉花(おしろいばな)の夕化粧 紅が今宵に色香を添える

025:化(みゆ)再投稿 (*** はなたんか ***)
手鏡で白粉花(おしろいばな)の夕化粧 紅が今宵に色香を添える

025:化(カー・イーブン) (ほぼ31音)
晴れるのを憂える人に気象予報士が化けたならやがて梅雨入り

025:化(振戸りく) (夢のまた夢)
お化粧をしたわたしよりしていないわたしのほうが好きなんだけど

025:化(花夢) (花夢)
鼠色に疲れて濁る週末はあなたの化学反応を待つ

025:化(ひわ) (十三夜)
慈しむものであること終えたなら私は何の化身になろうか

025:化(月原真幸) (さ か む け の ゆ び き り 。)
光化学スモッグほどに有害な声や言葉や仕草や視線

025:化(繭) (アブストラクトマイライフ別館)
罫線上の陽光さやき化学式にタールのごとき視線流るる

025:化 (ミルミルを飲みながら)
俺たちに明日は(傘まで!)あるけれど二酸化マシンガンで蜂の巣

025:化(みなと琳) (奇会都市)
「哀しみはどこへ行くの」キミが言い、そうして化け猫の夜が始まる

025:化(長瀬大) (tantan31)
なんだってきっとできるよ みんな孵化したてみたいに笑うんだから

025:化(あみー) (正直なたましい)
じゃがいもは炭水化物 炭水化物であるのにサラダを名乗る

025:化(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
君のためいつも以上に念入りにお化粧したのに気づかないのね

025:化 (さかいまみ) (恋するキモチ。)
化粧した顔を見せたことないことに今さら気づいて君に頬ずり

025:化(霰) (徒花日記)
雨水に濁ったそらを仰ぎ見て白い空気と同化してゆく

025:化(島田典彦) (ふるふる電力)
寝室の化粧箪笥に隠れいる52人の聖徳太子

025:化(滝秋 邑嘉) (エンバラスド・クウェアティ)
「化物」と笑われるより「怪物」と罵られたい すっぴんだしね

025:化(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
大切にしすぎて化石になりそうなそれを愛とは呼ばない決心

025:化 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
無化調の鶏ガラスープの素を買ういまさらなことまみれの日々に

025:化(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
あかときの色に変化すマロウティのはじめの青をカップに注ぐ

025:化(葉子) (三十一文字の声)
変化の機微くくれぬはずがくくられて違和感あるならそこから出でよ

025:化(理宇) (±雑記蝶)
泣き暮す頬はとっくに酸化して俺は誰かも見分けられない

025:化(村本希理子) (きりころじっく2)
ベランダの帰化植物を揺らしをりやまとごころの右に左に

025:化(佐倉すみ) (ありがとベティ)
風化することは哀しいことですか想いは時に勝てなくていい

025:化(みち。) (幸福アレルギー。)
羽化さえもままならなくて仰ぎ見るあたしの空はまぶしいですか

025:化(美山小助) (小助の和歌2007)
漆黒の お化け屋敷を 彷徨えど 涼感得ずに 疲れるばかり

025:化(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
夫婦とは化かし合いそう繰り返し きつねとたぬきになる日々のこと

025:化(澁谷 波未子) (沈思黙考)
化粧とは別の自分に化けること 弱い自分を偽れる術(すべ)...

025:化(小埜マコト) (カルアミルクを飲みながら)
優しさに化けてみようかこんなにも月が明るい私は独り

025:化(ME1) (FILL mobile)
  信念を勇気で熱す化合物 注いでお願い今すぐここに  

025:化(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
夏つばめの凶器に似たる速度あり光化学スモッグのどん底

025:化(小籠良夜) (《冥の逸脱》)
化粧(けはひ)して宴に出でたるにひづまの唇 酒ふふみても青し

025:化(短歌製造機メカ麦3号) (短歌製造機blog)
壁紙に君の背中の文字化けのホタテグラタン現像したら(オペ:亀野あみ)

025:化(きくこ) (きくこ)
キャンドルを灯して揺らぐ歌声にエレキの音も沈黙と化す

025:化(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
一度くらゐ寝てやれぞかし木化するダフネの横に隠しもつ斧

025:化(やすまる) (やすまる)
めざめたら私は消えて蟻巻がわたしに化けて茶の間でわらう

025:化(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
唇からサイダー目から青空をそそいで化学反応を待つ

025:化(青山ジュンコ) (take it easy)
今日こそはあなたの心射止めたい粧い化ける週末の夜

026:地図(青山ジュンコ) (take it easy)
助手席で地図をくるくる回してるそんな私は方向音痴

025:化(夢眠) (夢眠(ムーミン)∞日々綴り)
気まぐれな変化球には手を焼いて今の一人が安らぎキャッチ

025:化(桑原憂太郎) (桑原憂太郎の短歌Blog)
友達にそそのかされたと親が言ふ化かす相手は我にはあらず

025:化(描町フ三ヲ) (水面走行)
化けること知らない瞳真っすぐに私を射抜くまぶたは一重

025:化(兎六) (一人暮らしの日記)
アスファルトの道路がみんな蛇化して通れないので欠勤します

025:化(あおゆき) (メソトリウム)
液状化している悪意満ちて夏 泥の祝いにぬかるむ二人

025:化(ハルジオン) (ハルジオン デイズ)
不自由な殻を脱ぎ捨てあの朝に父は羽化していったんだろうか

025:化(A.I) (Private Window)
ドラえもん冷温庫には封を切った化粧水の瓶何本かあり

025:化(牧野芝草) (四 阿 茶 寮)
単純化した構図だけ見せておけ 民意は正義の側にあるから

025:化(椎名時慈) (タンカデカンタ)
忙しくただ毎日を過ごすから夢見る脳が退化している

025:化(ちえりー) (あんな話こんな話)
5年ぶり化粧した君まぶしくて遠く離れて煙草を吸う僕

025:化(史之春風) (はちぶんめblog)
文字化けで読めないメールの裏にいる渇いたおんな(急な夕立)

025:化(桶田 沙美) (31Words Runner #011)
死んだあとお化けになるとうそぶいた彼女の余命あと数ヶ月

025:化(うめさん) (今日のうた)
進化してゐるのだらうか鈍感力もたざるものの生き難き世は

025:化 (一夜) (短歌るBlog)
かたくなに閉じた心も変化する 優しい瞳誠意の言葉

025:化(里木ゆたか) (木犀の灯り)
目の周り黒く縁取る化粧こそ泣かぬ決意を持つ証たれ

025:化(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
殻破り生まれ変われたはずなのに道化師という仮面取れない

025:化(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
喉元をはいでて何もきこえない場所で静かに風化していく

025:化(川鉄ネオン) (今週の俺が俺が)
ほっぺたにマジックインキでティアドロップ踊って忘れろ道化師の恋

025:化(岡元らいら) (3+1-題詠blog2007-)
陥って抜け出してまた陥って慢性化して病める僕らは

025:化(y*) (Perl Python)
青白い寝台抜けて化粧する少女の友は黒猫ひとり

025:化(みずすまし) (水紋)
薄色の匂ひ立ちたる夕暮れに化粧顔した薔薇が一輪

025:化 (お気楽堂) (楽歌三昧)
今年また生きた化石の子の生(あ)れど踏まれ食べられ根付く能わず

025:化(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
化膿せし傷口いつの間に癒えて パサつくこころひとつ 十月 

025:化(橋都まこと) (笑ってどこでもサヴァイヴァル)
食卓の会話はいつものパターンで、私直球、父変化球。

025:化(内田かおり) (題詠2006深い海から)
放り出す言の葉幾つことごとく変化球なりひどく乾きて

025:化(今泉洋子) (sironeko)
化け猫の話思はせて三角の耳影動く真夏真夜中

025:化(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
化野に萩をはびこらしめたればかく冷えびえと響かふ咳は 化野:あだしの

025:化 (紫峯) (☆ ☆ 時空の扉 ☆)
見るたびに変化を遂げる万華鏡視界にあれどこの手届かぬ...

025:化 (歌つくろう)
退化せし脳の所為だわきつとそうあんな私は私ではない

025:化(藤原 湾) (湾の創作の日々。)
アイシャドー リップにグロス アイライン 女を化かす道具いろいろ

025:化 (迷走ランドセル)
待ち続けついに新月 酸化した私の体躯はそろりほどける

025:化(はせがわゆづ)再投稿 (迷走ランドセル)
待ち続けついに新月 酸化した私の体躯はそろりほどける

025:化(空色ぴりか) (題詠100首2007/空色ぴりか)
はたはたと化粧を直すこうやって歩いていくしかないときがある

025:化(杉山理紀) (2007R57577)
来た道を無駄な事など何もない雪化粧した顔でみている

025:化 (砺波湊) (トナミミナト2007)
化けて出るくらいならそいつ死なないよ 我が母ながら理屈凄まじ

025:化(此夢彼方) (SpriteCrossRoad)
人の目を欺くだけの厚化粧。貴女の素顔が知りたいです。

025:化(やや) (言の葉たち)
風化させるほどの勇気もないくせにさよならなんて言わせないから

025:化(佐藤羽美) (hinautamemo)
くれるならプテラノドンの化石とか白昼夢とかさようならとか

 025:化 (minto) (あすとろさいと)
青物は化学肥料を使はずも自然の中で立派に育つ

025:化(*ビッケ*) (とっても短い今日の歌)
大切な事ほど茶化してごまかしてしまう弱虫許してください

025:化 (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
眠くても化粧は落とすコンタクトレンズも外す次の日のため

025:化(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
妖怪の化粧落として一段と妖怪めきたる女の素顔

025:化(西巻 真) (題詠100首のためのブログ)
向日葵は一気に黄を満たしたり地霊の変化したるがごとく ルビ:黄(きぃ)

025:化( 夜さり) (夕さり夜さり)
保津川と桂川の間(あひ)右折して化野(あだしの)化け野二キロを歩く

025:化(しろ) (星月夜)
化粧直しに鏡にならぶ隣席の社員とはなす顔を見ぬまま

025:化(水野彗星) (彗星不動産)
やわらかな豊胸ホッキョホキョキョクを白衣につつむ化学の女教師

025:化(K.Aiko) (「夢幻館」-別館-)
変化する距離にまけない 軸をもて 凛と立ち咲くわたくしであれ           

025:化( (歌信風(かしんふう))
 散骨の意思持つ人の手をにぎり化野(あだしの)の坂くだりてゆきぬ

025:化(miho) (短歌げいと)
変化したことには見ないふりをして今夜も君にメールを打とう

025:化(animoy2) (I (愛)短歌)
愛という化学のふしぎ 年月はきみとボクとの発酵(ファーメンテイション)

025:化(長谷川智) (烏のつぶやきα)
お化け怖いママに寄り添う子の太陽小さいけれどやんちゃくれ

025:化 (     Popん?TANKA)
「投稿歌をトラックバックできないため、ブログにてご確認ください」

025:化(萩 はるか) (Betty's second Bar)
琥珀色に自我は固まり過ぎた恋の化石でおんなは身を飾るのか

025:化(moco) (LyricHolic)
途切れない反応 世界が終わるまで化石になって眠っていよう

025:化(水野月人) (新月の夜に)
自然体の君が好きだと吾を抱く化繊の服が包む体を

025:化(内田誠) (その言葉の行方)
まごころのサナギのうちの醜さを抱える僕らの羽化が始まる

025:化 (     Popん?TANKA)
「投稿歌をトラックバックできないため、ブログにてご確認ください」

025:化(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
病室はあかるく閉じて白くしろく化粧されつつかすかにわらう

025:化(宵月冴音) (新銀星亭~Nova Villa Argentee D'Etoile~)
恋愛はかけひき仕掛け繰りあい化学反応見るのも楽し

025:化(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
化学式解いているアナタを横で見てアナタの顔を落書きしている

025:化(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
浄化したような顔して笑うから今夜の月に飲み込まれたい

025:化(たか志) (象と空)
ただひとつ記憶している化学式たどっていけば初恋の頃

025:化(里原志穂) (空の下で)
半月の夜のキャンドル薔薇の色恋愛化には炎を足して

025:化(寒竹茄子夫) (鮎と銀杏)
古代竜の化石組み立てゐる夜の星のひかりはいま届きたり

025:化(平岡ゆめ) (le petit cahier)
10月の風吹く街のウインドウ化粧直しをする人がいる

025:化(小野伊都子) ( cahier bleu)
暗号化される言葉が増えるたびふたりの距離は近くなります

025:化 (冬の向日葵)
慣れぬ手で流行(はやり)の眉を描いてみる 化けそこなってすぐに拭き取る

025:化(浅葱) (空耳の森*番外地)
手書きでの温もり味わい語りながら進化に小首を傾げてる祖母

025:化(フワコ) (きくとわたし)
りんごあめ食べて真っ赤なべろを出すお化け屋敷の看板の下

025:化 (JEUX INTERDITS)
ほんの少しお化粧変えただけなのに気付いてくれる貴方が好きよ

025:化(野田 薫) (COLORFUL∞PILE)
かっこいいとも思わないけど頭から日本印度化計画が離れない