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086:メイド(エクセレント安田) (風流三昧)
メイドカフェ初めて入る空間にある種独特カルチャーショック
086:メイド(美山小助) (小助の和歌)
メイド居(お)り 家事をせぬ妻 子守さえ 気にもせずして 飛び歩くのみ
086:メイド(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
外つ国の路地裏に見る商札はメイド・イン・ジャパンを騙りて恥じず
086:メイド(しゃっくり) (春雨じゃ)
メイドカフェ冥土に喫茶出来たのか耳ではなくてなにやら脳が
086:メイド 行方祐美 (やまとことのは)
メイドとは春語かしれず日曜の朝の声との喧嘩すぎれば
086:メイド(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
人形を土産にせむとラベル見ればメイド・イン・チャイナの文字薄く見ゆ
086:メイド(はこべ) (梅の咲くころから)
一年生ハンドメイドのカバン下げ はずんだ顔や緊張の顔
086:メイド(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
饒舌をわれは好まずひたすらに黙(もだ)すメイドの白き足裏(あうら)よ
086:メイド(みずき) (空)
咲きなづむ切り花を手にメイドなる時間を青きグラスに挿しぬ
086:メイド(まつしま) (心の空)
伝説の海に泳げばマー・メイド会いたさつのりジュゴンの涙
086:メイド(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
この際だメイド服着てコスプレだ「おかえりなさい御主人様」
086:メイド(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
メイドではなきゆゑぐつと魂を込めて言ふなり「疾(と)く帰れ」とぞ
086:メイド(紫女) (クロッカスの歌)
香水の水はゆらゆら君の手にわたしもゆれてまだマーメイド
086:メイド(飯田篤史) (ひこうき雲)
メイド・オブ・ブラウンシュガーはるの日のそのさみしさをてのひらにのせ
086:メイド(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
じいちゃんが メイドの土産 と言ったけど 楽しんだのか うわさのカフェを
086:メイド(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
不可侵の領域としてこのドアの向かふにメイド腿を立たせり
086:メイド(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
宮沢家三姉妹たる声優も三人揃ってメイドを演ず
086:メイド(川内青泉) (青泉の部屋)
メイドたれ母の病気はしかたない掃除洗濯家事に勤しめ
086:メイド(本原隆) (それについて)
メイドって粋でいなせな通り名だ地下で眠げなメトロに乗って
086:メイド(aruka) (外灯都市)
善人がひとを踏みつぶしている部屋でレディーメイドの愛を語った
086:メイド(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
メイドさん 雇ってみたい?してみたい?クイズのような人の価値観
086:メイド(新津康) (NOTHING WORKS)
オーダーメイドの服。君は今日も出かける。ほんとは淋しいんだろう?...
086:メイド(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
わがままな僕の指令に忠実にメイドの如く携帯電話
086:メイド(春畑 茜) (アールグレイ日和)
雨に立つメイドの髪はぬれてをり枕辺の灯にひらく洋書に
086:メイド(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
黒と白コントラストは眩しいが着たいと思わぬメイド服では
086:メイド (新井蜜) (暗黒星雲)
海亀が使っているのは真っ黒で丈夫な携帯メイド・イン・ジャパン
086:メイド(秋野道子) (気まぐれ通信)
母国にてメイドもすなるわたくしをマダムだというペルシャの女
086:メイド(暮夜 宴) (青い蝶)
8月の夜を泳ぐよマーメイド悲しみ色の尾を光らて
086:メイド(西宮えり) (aglio-e-olio)
安直に繰り返すのが良いらしくハンドメイドの残骸と寝る
086:メイド(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
心からのおかえりなさい聞けるならメイドカフェなるところ行きたし
086:メイド(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
メイド・イン・チャイナの安き品々のあふれる日々にいつしかなれど
086:メイド (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
マーメイドスカートの裾ゆれるとき雨の雫は海をみていた
086:メイド(スガユウコ) (ココロに花を)
メイドインチャイナに押され気がつけばデフレの谷で喘ぐ日本ぞ
086:メイド(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
相当に腹立ったのでカフェオレをリトルマーメイドで飲んできます(^ー^)ノ~~
086:メイド(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
あれこれと機嫌を取って世話を焼く僕はレジンのメイドの執事
086:メイド(ドール) (花物語?)
マーメイドとケンタウロスの少年が互いを信じ交わす約束
086:メイド(水都 歩) (水都blog)
純白のエプロン着けて髪結いてにわか仕立ての平成メイド
086:メイド(やな) (やなさんの基地)
メイドでも良かったじゃない脱がせれば 私の何を信じていたの?
086:メイド(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
そばかすのメイドのミリィ入室のノックの数は3、(間)、1、2
086:メイド(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
そばかすのメイドのミリィ入室のノックの数は3、(間)、1、2
086:メイド(わかば) (わかばのうた)
いつの間に オーダーメイドになることが目的なんかになってたのだろう
086:メイド(改行やたら好きな人) (軟骨れいあうと)
病ゆえ 病院に行く はずなのに メイド喫茶に 入ってしもた
086:メイド(あんぐ) (あんぐの短歌)
旦那様おかえりなさい メイドらに言われてみればそんな気もする
086:メイド(goldfish) (月と金魚鉢)
メイドふぜいに「あなたのために」と思われるそれがそんなに屈辱ですか
086:メイド(みゆ) (*** ことばあそび ***)
海底を彷徨いあぐね真実の言葉を探すマーメイド達
086:メイド(寺田ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・メイド・イン・ジャパン良品多しとふ さびしからずや人の品質
086:メイド(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
貴方へのプレゼントには出来なくてハンドメイドのパンを囓りぬ...
086:メイド(小早川忠義) (ただよし)
酸味ゆゑ寝起きの舌をぴんと刺すミニッツ・メイドのオレンジジュース
086:メイド(謎彦@題詠100首) (ジャポン玉)
マーメイド喫茶が好きさふくらはぎまで弱酸の青にひたして
086:メイド(謎彦@題詠100首)誤記による再投稿 (ジャポン玉)
マーメイド喫茶が好きだふくらはぎまで弱酸の青にひたして
086:メイド(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
幾許もない恋だからマーメイドラインの服を脱ぎ捨てて散る
086:メイド(るくれ) (とっても単純なこと)
メイドインどこだったのかなとにかくさ私の背丈は伝わらなかった
086:メイド(Yosh) (★光に向かって★)
「メイド イン ナショナル」マークの手足脳 出来ても不変と思う"奥底"
086:メイド(花夢) (花夢)
毎日を消化していくただそれだけであたしはメイド・イン・ジャパン!
086:メイド(美里和香慧) ( Popん?TANKA)
あこがれはギャランドゥな女になることとリトルマーメイドの制服なんだ ルビ:女=ひと
086:メイド(碓井和綴) (雨歩日記)
メイド喫茶(カフェ)「気持ちは分かる」と君の言う「執事喫茶なら私も行くのに。」
086:メイド(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
メイド・イン・オイラだらけの部屋に住むこれじゃ一生独りぼっちだ
086:メイド(日下智世) (万美愛任叶結実)
「メイドカフェに行ってみたいか」と君に聞く首横に振り安心する我。
086:メイド(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
目をそむけたくなる過酷な運命にメイドのように仕えるばかり
086メイド(帯一 鐘信) (361℃)
メケメケにインキなドイツ風カフェのメイド喫茶で働く女中
086:メイド(はるな 東) (菜の花の道)
透明のハンドメイドの名刺にはきみしか見えないメアドを隠す
086:メイド(星桔梗) (風船がわれるまで)
父親にハンドメイドの棚を請う職人技など期待しないよ
086:メイド(栗凛) (ス芸紙一重?)
ご主人とメイドの関係だったなら貴方を巧く愛せたかしら
086:メイド(智理北杜) (智理北杜)
痩せたのも内助の功のおかげです レディーメイドを選べるよ今...
086:メイド(小雪) (朱紗)
メイド服 どうしてそんな 可愛いの? 10代ならば 着てみたかった
086:メイド(原田 町) (カトレア日記)
いつまでもメイドがわりに母親を使っているのわがパラサイト
086:メイド(なまねこ) (路地裏稼業)
雑踏を転がってゆく木枯らしと誰かが言った「メイドノミヤゲ」
086:メイド(笹井宏之) (【些細】)
花束をオーダーメイドするようにいくつもの愛し方を試す
086:メイド(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
メイドからもらったチラシを手みやげに冥土の旅へ出かけなさいな
086:メイド(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
PCもデジカメもメイド・イン・チャイナ 気づかずに買ふ中国パワー
086:メイド(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
みんみんとともにきばれば震へけりメイド・イン・ジャスコの夏衣 みんみん…みんみん蝉
086:メイド(鈴雨) (鈴雨日記)
ナースとう仕事しつつも母は吾にハンドメイドを着せて育てり
086:メイド(紫峯) (時空の扉)
ざわざわと胸に広がり寝付かれず手にする携帯メイドinジャパン...
086:メイド(彼方) (心を種として)
君がためメイド姿で家事をする我が右手には指輪キラキラ
086:メイド(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
メイド・イン・チャイナの絹でカーテンとわたしに似合いのリボンをつくる
086:メイド(みなとけいじ) (海馬)
メイド・イン・ジャパンの生をもて余し金属探知機を鳴らす遊び
086:メイド(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
戯れに君に着させたメイド服 敬語などいいもう着替えなよ
086:メイド(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
少年の三人組と目があへばメイドのやうに微笑むわれは
086:メイド(振戸りく) (夢のまた夢)
体育祭「クラブ対抗リレー」にはメイド服着たパソコン部員
086:メイド (お気楽堂) (楽歌三昧)
世界中飲み込むだろうメイドインチャイナのタグを貼り付けながら
086:メイド(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
コスプレの今のはやりはメイド服 だけど君にはチャイナドレスを...
086:メイド(素人屋) (素人屋雑貨店)
メイド・イン・ジャパンのラベル切り取って「夏の旅行のおすそ分けです」
086:メイド(素人屋) (素人屋雑貨店)
メイド・イン・ジャパンのラベル切り取って「夏の旅行のおすそ分けです」
086:メイド(やすまる) (やすまる)
ビルの間の空にメイドの声が咲く「いってらっしゃいませ」は白罌粟
086:メイド(野良ゆうき) (野良犬的)
街角のメイド喫茶に帰り着くご主人様のまあるい背中
086:メイド(村上はじめ) (spidyな日々)
明らかにサイズの違うメイド服 格好だけが妄想の友
086:メイド(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
探偵は感謝しましたまっすぐにものごとをみるメイドのおかげ
086:メイド(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
さみしくて模様をつけたとおい日のハンドメイドの土器のおもてに
086:メイド(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
海ふかく拾いあげたる金の針マーメイドそのまなうらに刺し
086:メイド(岩井聡) (North Marine Drive)
メイド・イン・occupied Japanほろほろとゼンマイが鳴る船が出て行く
086:メイド(市川周) (ミルミルを飲みながら)
「メイド・イン・どこでもいいじゃん」とふ人に私はなりたい貝にもなりたい
086:メイド(kitten) (kitten song)
独裁者の指先がカスタムメイドの世界を指す悪い夕暮
086:メイド(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
マーメイドにメイド服を 彼女には守るべき火星の凪がある
086:メイド(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
メイドイン太陽系と記された星が夜空にすすすと浮かぶ
086:メイド(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
メイド服着て「ご主人」に膝まづく演技で隠す止まらぬ嗚咽
086:メイド(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
僕たちはわざとでこぼこつけられた神の手によるハンドメイドで
086:メイド(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
メイド・イン・地獄というのがぼくたちのうなずきあった意味かもしれない
086:メイド(凛) (臥薪嘗胆)
夢ひとつ諦めたあと垣間見るメイドみたいな笑顔の中に
086:メイド(ぱぴこ) (テクテク)
逆らわず深入りもせずまっすぐに尽くしてみたくメイドの口調
086:メイド(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
秋葉原から私鉄へと乗り換えるメイドカフェには行かないままに
086:メイド(今泉洋子) (sironeko)
あからひく真乙女の香のただよひてもう似合はないマーメイドライン
086:メイド(理宇) (±雑記蝶)
上辺だけ模倣し愛されたがってるメイドが必要以上に転ぶ
086:メイド(Harry) (四月なかなか)
パン焼き機買ひたるのちの日曜はホームメイドのパンでブランチ
086:メイド(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
進もうとすれば点滅するでしょうオーダーメイドの信号でさえ
086:メイド(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
マッチ売る少女のように見えた娘はメイド喫茶のチラシを配る
086:メイド(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
メイド付きの暮らしになじめきれぬまま一年過ぎし海外赴任
086:メイド(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
メイド・イン・メヒコのビールらつぱ飲みしたりし夏のにごりなき空
086:メイド(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
似合わない手紙の束を抱えてるほおばる物はメイド・イン・故郷
086:メイド(斉藤そよ) (つれづれつづり)
おもいでは創られているメイドin秋のはらっぱ 風の吹く日に
086:メイド(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
メイド・イン・よわさの(だけど捨てられぬ)とても小さな誇りを胸に
086:メイド(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
メイドさん 大正ロマン喫茶店 カフェでコーヒーそんな雰囲気
086:メイド(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
マーメイドスカートの裾なぞられて息つぎなんて忘れてもいい
086:メイド(方舟) (方舟)
メイドゐし海外派遣の勤め終へ家具も入らぬ社宅に戻る
086:メイド (桑原憂太郎.com)
ヨウヨウ釣りの係生徒がメイド服で揃へたいのとねだる文化祭
086:メイド(あおゆき) (メソトリウム)
かの国の朝の光に浮き彫られわれは正しくメイド・イン・ジャパン
086:メイド(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
メイドオブボーン たしかそのへんに産み損なった子がいたんだが
086:メイド(きじとら猫) (きじとら小部屋)
何着もレディーメイドを試したが私の身体に合う恋はない
086:メイド(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
ホテルメイドのスィーツ狙う主婦たちが少なく涼し月曜の駅
086:メイド(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
末代へ受け継ぎましょうメイドインジャパン一生懸命機械
086:メイド (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
メイド・イン・ジャパンを好む母の買うキムチは今日も日本製なり
086:メイド(みち。) (虹色アドレナリン。)
ぴったりのものになれない夜が明けオーダーメイドのスーツが燃える
086:メイド (里坂季夜) (コトノハオウコク)
梢見上げハンドメイドの万華鏡まわせば崩れ立ちあがる秋
086:メイド(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
空想で時にはメイドのような服着せられてみる脱がされてみる
086:メイド(shall3) (山歩き録)
この国の 特長たるや 何だろう 大事と思う メイドインジャパン
086:メイド(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
幻燈館の扉ひらけば執事無く冬のメイド服にさくらんぼ溢る
086:メイド(夢眠) (夢眠・日々綴り)
歩く道ハンドメイドの靴のよにしっかり縫い目あなたの支え
086:メイド(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
夕焼けに見惚れる歳になりまして、メイドのミヤゲは持たないのです
086:メイド(フワコ) (きくとわたし)
アフリカのハンドメイドの麻かごに何を入れるか・・・猫が入った
086:メイド(濱田花香) (紅葵爽♪)
古(こ)洋館 編み人形、襤褸(ぼろ)・埃。メイド部屋らし薄暗きより
086:メイド(メイド) (limerence)
妻メイド服着て「おかえりなさいませ、ご主人様」って確かにそうだ
086:メイド(内田誠) (その言葉の行方)
泣いているあなたがオーダーメイドした雪の匂いのハーブを混ぜる
086:メイド(まほし) (うた・たね)
ページから友の月日が馨り立つハンドメイドの歌集をひらく
086:メイド(癒々) (Romantic irony)
どっさりとパニエを仕込んだメイド服揺らしてフリルの波は安全
086:メイド(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
おかんにもメイドにもなれん僕たちは哀しくなって愛を叫んだ
086:メイド(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
陽だまりにハンドメイドのストールを羽織る老女のしづかなる午後
086:メイド(幸くみこ) (そこそこがんばる)
ルイ・ヴィトン眺める私とメイド服まとった少女を目で追うあなた
086:メイド(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
madeとはmakeの過去形・完了形 冥土はあの世でメイドは職種
086:メイド 夜さり (夕さり夜さり)
人魚(マーメイド)はこゑを捨てても尽くしたり命を賭けし波のうたかた
086:メイド(村上きわみ) (北緯43度)
ふりしきるスノードームに揺れながら冬のマーメイドは泣き通し
086:メイド (砺波湊) (となみ☆みなと)
こんなにも冷たいものかメイド喫茶の列のなかにて迎える雨は
086:メイド (翔子) (花こみち)
カラフルな下着売り場に迷いきてなかなかないねメイドインジャパン
086:メイド(究峰) (思い浮かぶがままに)
哀しくも恋の実らぬマーメイド己の命捧げて果てし...
086:メイド (象と空)
喧噪のアジアの朝を迎えてるメイド七人部屋数三十
086:メイド (お気に召すまま)
この脚のお肉を半分あげようか? 人になりたいマーメイドさん
086:メイド(みあ) (言の葉たち)
海よりも深いこころで親は待つメイドになって反抗期(とき)過ぎるまで
086:メイド(透明) (limerence)
妻メイド服着て「おかえりなさいませ、ご主人様」って確かにそうだ
086:メイド(pig_pearl) (ブタに真珠)
メイドカフェ 実は行った 二度行った 三度はないよ たぶんないよ
086:メイド(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
知性よりメイドのような従順さ求める人と飲む午後のお茶
086:メイド(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
ぬるまったミニッツメイドを飲み干して同情を買うひとはキライだ
086:メイド(けこ) (あきのうた声)
貞淑なメイドとなりぬ 内臓の冷え冷えとしてひとり静寂
086:メイド(ことら) (ことらのことのは)
武装せるオーダーメイドを脱ぎ捨てる度に上手になってゆく嘘
086:メイド (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
メイドインチャイナのタグをはがしつつアメリカ土産鞄に入れる
086:メイド(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
メイドからメイドにわたすスプーンがあつめる春の祝祭のうた
086:メイド(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
ベトナムのハンドメイドのお土産はバッチャン焼きの小さい器
086:メイド(堀 はんな) (たん たん 短歌)
人前はメイドのごとく振舞えど君の運命吾が手にありぬ...
086:メイド(もりたともこ) (短歌、すきです。)
メイド服着て弾き語る拍手よぶ器用極まるひとを羨む
086:メイド(浅葱) (空耳の森*番外地)
大切な商談だからと君は言いオーダーメイドのシャツを羽織った
086:メイド(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
メイド・イン・オキュパイド・ジャパンの文字を撫づ骨の白さの白磁の底の
086:メイド(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
母はまだメイドのように父の世話こなしているか文句言いつつ
086:メイド(ゆづ) (透明ランドセル)
海こえた国で会おうねメイド・イン・チャイナの約束波にさらわれ
086:メイド(内田かおり) (題詠2006深い海から)
スカートに白いエプロン掛けていてメイドではなく素敵なママなの
086:メイド (如月綾) 再投稿 (お気に召すまま)
この脚のお肉を半分あげようか? 人になりたいマーメイドさん
086:メイド(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
強靭なその肉体を武器として熊川哲也『メイド・イン・ロンドン』 (熊川哲也 文芸春秋)
086:メイド(小太郎) (ねこのにくきゅう)
優しさを気づかれないように詰め込んだハンドメイドの君のブランチ
086:メイド(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
真実の声をなくしたマーメイドおぼれた腕をつかめるように
086:メイド(折口弘) (はっちんずBLOG)
故郷と言われてもふと戸惑うが背に刻印があるメイドイン九州
086:メイド (のんちゃんの衣裳部屋裏)
家事全般メイドのような日々が懐かしい 仕事が増えて
086:メイド (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
覗いてもアルバム見ても立ち聞きも彼女はメイド市原悦子
086:メイド (佐田やよい) (言の波紋)
心地よいオーダーメイドの夢を見る明日の朝には忘れるだろう
086:メイド(春村蓬) (風見鶏)
モスジーバーもメイドカフェでも働けぬ中途半端な齢であるよ
086:メイド。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
東京に産まれて育ち三十余年 カメイドって何処?地理が苦手で
086:メイド(星川郁乃) (Air Station)
メイク・ラブの過去形はメイド・ラブなのかとりあえずI miss youとつぶやく
086:メイド(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
なにもかもホームメイドが一番のちょっとぬるめの男と暮らす...
086:メイド(ヒジリ) (*tRIGger.)
12年夫婦も続きゃ「わたしあなたのメイドじゃない」もレギュラーであり
086:メイド(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
「メイド」貌なきエプロンに狎れたるは緩き川面で戯れるごと
086:メイド(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
ベテランのメイドのごとく老獪な蜘蛛のレースでノブを覆った
086:メイド (nine) (songs)
トランプのメイドと執事の黒猫が奏でるワルツ 最後のダンス
086:メイド(ベティ) (Betty's second Bar)
マーメイドラインのドレス華やいで友はきょうから別の名のひと
086:メイド(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
お祝いはメイド喫茶と決めていた笑顔の君に早く会いたい
86.メイド(文月万里) (Kagerou つれづれ)
濁点が付くだけなのに友達が下僕になったようで嫌いだ「メイド」
086:メイド(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
メイド・イン・タイワンの服に染みこんだ最上級の涙かがやく
086:メイド(千) (Mille et une nuits)
メイドでも夫でもいい 他人の手で家事がたまにはされる嬉しさ
086:メイド(エクセレント安田) (風流三昧)
メイドカフェ初めて入る空間にある種独特カルチャーショック
086:メイド(美山小助) (小助の和歌)
メイド居(お)り 家事をせぬ妻 子守さえ 気にもせずして 飛び歩くのみ
086:メイド(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
外つ国の路地裏に見る商札はメイド・イン・ジャパンを騙りて恥じず
086:メイド(しゃっくり) (春雨じゃ)
メイドカフェ冥土に喫茶出来たのか耳ではなくてなにやら脳が
086:メイド 行方祐美 (やまとことのは)
メイドとは春語かしれず日曜の朝の声との喧嘩すぎれば
086:メイド(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
人形を土産にせむとラベル見ればメイド・イン・チャイナの文字薄く見ゆ
086:メイド(はこべ) (梅の咲くころから)
一年生ハンドメイドのカバン下げ はずんだ顔や緊張の顔
086:メイド(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
饒舌をわれは好まずひたすらに黙(もだ)すメイドの白き足裏(あうら)よ
086:メイド(みずき) (空)
咲きなづむ切り花を手にメイドなる時間を青きグラスに挿しぬ
086:メイド(まつしま) (心の空)
伝説の海に泳げばマー・メイド会いたさつのりジュゴンの涙
086:メイド(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
この際だメイド服着てコスプレだ「おかえりなさい御主人様」
086:メイド(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
メイドではなきゆゑぐつと魂を込めて言ふなり「疾(と)く帰れ」とぞ
086:メイド(紫女) (クロッカスの歌)
香水の水はゆらゆら君の手にわたしもゆれてまだマーメイド
086:メイド(飯田篤史) (ひこうき雲)
メイド・オブ・ブラウンシュガーはるの日のそのさみしさをてのひらにのせ
086:メイド(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
じいちゃんが メイドの土産 と言ったけど 楽しんだのか うわさのカフェを
086:メイド(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
不可侵の領域としてこのドアの向かふにメイド腿を立たせり
086:メイド(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
宮沢家三姉妹たる声優も三人揃ってメイドを演ず
086:メイド(川内青泉) (青泉の部屋)
メイドたれ母の病気はしかたない掃除洗濯家事に勤しめ
086:メイド(本原隆) (それについて)
メイドって粋でいなせな通り名だ地下で眠げなメトロに乗って
086:メイド(aruka) (外灯都市)
善人がひとを踏みつぶしている部屋でレディーメイドの愛を語った
086:メイド(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
メイドさん 雇ってみたい?してみたい?クイズのような人の価値観
086:メイド(新津康) (NOTHING WORKS)
オーダーメイドの服。君は今日も出かける。ほんとは淋しいんだろう?...
086:メイド(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
わがままな僕の指令に忠実にメイドの如く携帯電話
086:メイド(春畑 茜) (アールグレイ日和)
雨に立つメイドの髪はぬれてをり枕辺の灯にひらく洋書に
086:メイド(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
黒と白コントラストは眩しいが着たいと思わぬメイド服では
086:メイド (新井蜜) (暗黒星雲)
海亀が使っているのは真っ黒で丈夫な携帯メイド・イン・ジャパン
086:メイド(秋野道子) (気まぐれ通信)
母国にてメイドもすなるわたくしをマダムだというペルシャの女
086:メイド(暮夜 宴) (青い蝶)
8月の夜を泳ぐよマーメイド悲しみ色の尾を光らて
086:メイド(西宮えり) (aglio-e-olio)
安直に繰り返すのが良いらしくハンドメイドの残骸と寝る
086:メイド(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
心からのおかえりなさい聞けるならメイドカフェなるところ行きたし
086:メイド(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
メイド・イン・チャイナの安き品々のあふれる日々にいつしかなれど
086:メイド (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
マーメイドスカートの裾ゆれるとき雨の雫は海をみていた
086:メイド(スガユウコ) (ココロに花を)
メイドインチャイナに押され気がつけばデフレの谷で喘ぐ日本ぞ
086:メイド(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
相当に腹立ったのでカフェオレをリトルマーメイドで飲んできます(^ー^)ノ~~
086:メイド(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
あれこれと機嫌を取って世話を焼く僕はレジンのメイドの執事
086:メイド(ドール) (花物語?)
マーメイドとケンタウロスの少年が互いを信じ交わす約束
086:メイド(水都 歩) (水都blog)
純白のエプロン着けて髪結いてにわか仕立ての平成メイド
086:メイド(やな) (やなさんの基地)
メイドでも良かったじゃない脱がせれば 私の何を信じていたの?
086:メイド(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
そばかすのメイドのミリィ入室のノックの数は3、(間)、1、2
086:メイド(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
そばかすのメイドのミリィ入室のノックの数は3、(間)、1、2
086:メイド(わかば) (わかばのうた)
いつの間に オーダーメイドになることが目的なんかになってたのだろう
086:メイド(改行やたら好きな人) (軟骨れいあうと)
病ゆえ 病院に行く はずなのに メイド喫茶に 入ってしもた
086:メイド(あんぐ) (あんぐの短歌)
旦那様おかえりなさい メイドらに言われてみればそんな気もする
086:メイド(goldfish) (月と金魚鉢)
メイドふぜいに「あなたのために」と思われるそれがそんなに屈辱ですか
086:メイド(みゆ) (*** ことばあそび ***)
海底を彷徨いあぐね真実の言葉を探すマーメイド達
086:メイド(寺田ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・メイド・イン・ジャパン良品多しとふ さびしからずや人の品質
086:メイド(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
貴方へのプレゼントには出来なくてハンドメイドのパンを囓りぬ...
086:メイド(小早川忠義) (ただよし)
酸味ゆゑ寝起きの舌をぴんと刺すミニッツ・メイドのオレンジジュース
086:メイド(謎彦@題詠100首) (ジャポン玉)
マーメイド喫茶が好きさふくらはぎまで弱酸の青にひたして
086:メイド(謎彦@題詠100首)誤記による再投稿 (ジャポン玉)
マーメイド喫茶が好きだふくらはぎまで弱酸の青にひたして
086:メイド(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
幾許もない恋だからマーメイドラインの服を脱ぎ捨てて散る
086:メイド(るくれ) (とっても単純なこと)
メイドインどこだったのかなとにかくさ私の背丈は伝わらなかった
086:メイド(Yosh) (★光に向かって★)
「メイド イン ナショナル」マークの手足脳 出来ても不変と思う"奥底"
086:メイド(花夢) (花夢)
毎日を消化していくただそれだけであたしはメイド・イン・ジャパン!
086:メイド(美里和香慧) ( Popん?TANKA)
あこがれはギャランドゥな女になることとリトルマーメイドの制服なんだ ルビ:女=ひと
086:メイド(碓井和綴) (雨歩日記)
メイド喫茶(カフェ)「気持ちは分かる」と君の言う「執事喫茶なら私も行くのに。」
086:メイド(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
メイド・イン・オイラだらけの部屋に住むこれじゃ一生独りぼっちだ
086:メイド(日下智世) (万美愛任叶結実)
「メイドカフェに行ってみたいか」と君に聞く首横に振り安心する我。
086:メイド(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
目をそむけたくなる過酷な運命にメイドのように仕えるばかり
086メイド(帯一 鐘信) (361℃)
メケメケにインキなドイツ風カフェのメイド喫茶で働く女中
086:メイド(はるな 東) (菜の花の道)
透明のハンドメイドの名刺にはきみしか見えないメアドを隠す
086:メイド(星桔梗) (風船がわれるまで)
父親にハンドメイドの棚を請う職人技など期待しないよ
086:メイド(栗凛) (ス芸紙一重?)
ご主人とメイドの関係だったなら貴方を巧く愛せたかしら
086:メイド(智理北杜) (智理北杜)
痩せたのも内助の功のおかげです レディーメイドを選べるよ今...
086:メイド(小雪) (朱紗)
メイド服 どうしてそんな 可愛いの? 10代ならば 着てみたかった
086:メイド(原田 町) (カトレア日記)
いつまでもメイドがわりに母親を使っているのわがパラサイト
086:メイド(なまねこ) (路地裏稼業)
雑踏を転がってゆく木枯らしと誰かが言った「メイドノミヤゲ」
086:メイド(笹井宏之) (【些細】)
花束をオーダーメイドするようにいくつもの愛し方を試す
086:メイド(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
メイドからもらったチラシを手みやげに冥土の旅へ出かけなさいな
086:メイド(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
PCもデジカメもメイド・イン・チャイナ 気づかずに買ふ中国パワー
086:メイド(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
みんみんとともにきばれば震へけりメイド・イン・ジャスコの夏衣 みんみん…みんみん蝉
086:メイド(鈴雨) (鈴雨日記)
ナースとう仕事しつつも母は吾にハンドメイドを着せて育てり
086:メイド(紫峯) (時空の扉)
ざわざわと胸に広がり寝付かれず手にする携帯メイドinジャパン...
086:メイド(彼方) (心を種として)
君がためメイド姿で家事をする我が右手には指輪キラキラ
086:メイド(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
メイド・イン・チャイナの絹でカーテンとわたしに似合いのリボンをつくる
086:メイド(みなとけいじ) (海馬)
メイド・イン・ジャパンの生をもて余し金属探知機を鳴らす遊び
086:メイド(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
戯れに君に着させたメイド服 敬語などいいもう着替えなよ
086:メイド(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
少年の三人組と目があへばメイドのやうに微笑むわれは
086:メイド(振戸りく) (夢のまた夢)
体育祭「クラブ対抗リレー」にはメイド服着たパソコン部員
086:メイド (お気楽堂) (楽歌三昧)
世界中飲み込むだろうメイドインチャイナのタグを貼り付けながら
086:メイド(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
コスプレの今のはやりはメイド服 だけど君にはチャイナドレスを...
086:メイド(素人屋) (素人屋雑貨店)
メイド・イン・ジャパンのラベル切り取って「夏の旅行のおすそ分けです」
086:メイド(素人屋) (素人屋雑貨店)
メイド・イン・ジャパンのラベル切り取って「夏の旅行のおすそ分けです」
086:メイド(やすまる) (やすまる)
ビルの間の空にメイドの声が咲く「いってらっしゃいませ」は白罌粟
086:メイド(野良ゆうき) (野良犬的)
街角のメイド喫茶に帰り着くご主人様のまあるい背中
086:メイド(村上はじめ) (spidyな日々)
明らかにサイズの違うメイド服 格好だけが妄想の友
086:メイド(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
探偵は感謝しましたまっすぐにものごとをみるメイドのおかげ
086:メイド(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
さみしくて模様をつけたとおい日のハンドメイドの土器のおもてに
086:メイド(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
海ふかく拾いあげたる金の針マーメイドそのまなうらに刺し
086:メイド(岩井聡) (North Marine Drive)
メイド・イン・occupied Japanほろほろとゼンマイが鳴る船が出て行く
086:メイド(市川周) (ミルミルを飲みながら)
「メイド・イン・どこでもいいじゃん」とふ人に私はなりたい貝にもなりたい
086:メイド(kitten) (kitten song)
独裁者の指先がカスタムメイドの世界を指す悪い夕暮
086:メイド(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
マーメイドにメイド服を 彼女には守るべき火星の凪がある
086:メイド(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
メイドイン太陽系と記された星が夜空にすすすと浮かぶ
086:メイド(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
メイド服着て「ご主人」に膝まづく演技で隠す止まらぬ嗚咽
086:メイド(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
僕たちはわざとでこぼこつけられた神の手によるハンドメイドで
086:メイド(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
メイド・イン・地獄というのがぼくたちのうなずきあった意味かもしれない
086:メイド(凛) (臥薪嘗胆)
夢ひとつ諦めたあと垣間見るメイドみたいな笑顔の中に
086:メイド(ぱぴこ) (テクテク)
逆らわず深入りもせずまっすぐに尽くしてみたくメイドの口調
086:メイド(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
秋葉原から私鉄へと乗り換えるメイドカフェには行かないままに
086:メイド(今泉洋子) (sironeko)
あからひく真乙女の香のただよひてもう似合はないマーメイドライン
086:メイド(理宇) (±雑記蝶)
上辺だけ模倣し愛されたがってるメイドが必要以上に転ぶ
086:メイド(Harry) (四月なかなか)
パン焼き機買ひたるのちの日曜はホームメイドのパンでブランチ
086:メイド(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
進もうとすれば点滅するでしょうオーダーメイドの信号でさえ
086:メイド(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
マッチ売る少女のように見えた娘はメイド喫茶のチラシを配る
086:メイド(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
メイド付きの暮らしになじめきれぬまま一年過ぎし海外赴任
086:メイド(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
メイド・イン・メヒコのビールらつぱ飲みしたりし夏のにごりなき空
086:メイド(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
似合わない手紙の束を抱えてるほおばる物はメイド・イン・故郷
086:メイド(斉藤そよ) (つれづれつづり)
おもいでは創られているメイドin秋のはらっぱ 風の吹く日に
086:メイド(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
メイド・イン・よわさの(だけど捨てられぬ)とても小さな誇りを胸に
086:メイド(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
メイドさん 大正ロマン喫茶店 カフェでコーヒーそんな雰囲気
086:メイド(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
マーメイドスカートの裾なぞられて息つぎなんて忘れてもいい
086:メイド(方舟) (方舟)
メイドゐし海外派遣の勤め終へ家具も入らぬ社宅に戻る
086:メイド (桑原憂太郎.com)
ヨウヨウ釣りの係生徒がメイド服で揃へたいのとねだる文化祭
086:メイド(あおゆき) (メソトリウム)
かの国の朝の光に浮き彫られわれは正しくメイド・イン・ジャパン
086:メイド(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
メイドオブボーン たしかそのへんに産み損なった子がいたんだが
086:メイド(きじとら猫) (きじとら小部屋)
何着もレディーメイドを試したが私の身体に合う恋はない
086:メイド(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
ホテルメイドのスィーツ狙う主婦たちが少なく涼し月曜の駅
086:メイド(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
末代へ受け継ぎましょうメイドインジャパン一生懸命機械
086:メイド (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
メイド・イン・ジャパンを好む母の買うキムチは今日も日本製なり
086:メイド(みち。) (虹色アドレナリン。)
ぴったりのものになれない夜が明けオーダーメイドのスーツが燃える
086:メイド (里坂季夜) (コトノハオウコク)
梢見上げハンドメイドの万華鏡まわせば崩れ立ちあがる秋
086:メイド(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
空想で時にはメイドのような服着せられてみる脱がされてみる
086:メイド(shall3) (山歩き録)
この国の 特長たるや 何だろう 大事と思う メイドインジャパン
086:メイド(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
幻燈館の扉ひらけば執事無く冬のメイド服にさくらんぼ溢る
086:メイド(夢眠) (夢眠・日々綴り)
歩く道ハンドメイドの靴のよにしっかり縫い目あなたの支え
086:メイド(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
夕焼けに見惚れる歳になりまして、メイドのミヤゲは持たないのです
086:メイド(フワコ) (きくとわたし)
アフリカのハンドメイドの麻かごに何を入れるか・・・猫が入った
086:メイド(濱田花香) (紅葵爽♪)
古(こ)洋館 編み人形、襤褸(ぼろ)・埃。メイド部屋らし薄暗きより
086:メイド(メイド) (limerence)
妻メイド服着て「おかえりなさいませ、ご主人様」って確かにそうだ
086:メイド(内田誠) (その言葉の行方)
泣いているあなたがオーダーメイドした雪の匂いのハーブを混ぜる
086:メイド(まほし) (うた・たね)
ページから友の月日が馨り立つハンドメイドの歌集をひらく
086:メイド(癒々) (Romantic irony)
どっさりとパニエを仕込んだメイド服揺らしてフリルの波は安全
086:メイド(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
おかんにもメイドにもなれん僕たちは哀しくなって愛を叫んだ
086:メイド(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
陽だまりにハンドメイドのストールを羽織る老女のしづかなる午後
086:メイド(幸くみこ) (そこそこがんばる)
ルイ・ヴィトン眺める私とメイド服まとった少女を目で追うあなた
086:メイド(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
madeとはmakeの過去形・完了形 冥土はあの世でメイドは職種
086:メイド 夜さり (夕さり夜さり)
人魚(マーメイド)はこゑを捨てても尽くしたり命を賭けし波のうたかた
086:メイド(村上きわみ) (北緯43度)
ふりしきるスノードームに揺れながら冬のマーメイドは泣き通し
086:メイド (砺波湊) (となみ☆みなと)
こんなにも冷たいものかメイド喫茶の列のなかにて迎える雨は
086:メイド (翔子) (花こみち)
カラフルな下着売り場に迷いきてなかなかないねメイドインジャパン
086:メイド(究峰) (思い浮かぶがままに)
哀しくも恋の実らぬマーメイド己の命捧げて果てし...
086:メイド (象と空)
喧噪のアジアの朝を迎えてるメイド七人部屋数三十
086:メイド (お気に召すまま)
この脚のお肉を半分あげようか? 人になりたいマーメイドさん
086:メイド(みあ) (言の葉たち)
海よりも深いこころで親は待つメイドになって反抗期(とき)過ぎるまで
086:メイド(透明) (limerence)
妻メイド服着て「おかえりなさいませ、ご主人様」って確かにそうだ
086:メイド(pig_pearl) (ブタに真珠)
メイドカフェ 実は行った 二度行った 三度はないよ たぶんないよ
086:メイド(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
知性よりメイドのような従順さ求める人と飲む午後のお茶
086:メイド(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
ぬるまったミニッツメイドを飲み干して同情を買うひとはキライだ
086:メイド(けこ) (あきのうた声)
貞淑なメイドとなりぬ 内臓の冷え冷えとしてひとり静寂
086:メイド(ことら) (ことらのことのは)
武装せるオーダーメイドを脱ぎ捨てる度に上手になってゆく嘘
086:メイド (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
メイドインチャイナのタグをはがしつつアメリカ土産鞄に入れる
086:メイド(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
メイドからメイドにわたすスプーンがあつめる春の祝祭のうた
086:メイド(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
ベトナムのハンドメイドのお土産はバッチャン焼きの小さい器
086:メイド(堀 はんな) (たん たん 短歌)
人前はメイドのごとく振舞えど君の運命吾が手にありぬ...
086:メイド(もりたともこ) (短歌、すきです。)
メイド服着て弾き語る拍手よぶ器用極まるひとを羨む
086:メイド(浅葱) (空耳の森*番外地)
大切な商談だからと君は言いオーダーメイドのシャツを羽織った
086:メイド(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
メイド・イン・オキュパイド・ジャパンの文字を撫づ骨の白さの白磁の底の
086:メイド(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
母はまだメイドのように父の世話こなしているか文句言いつつ
086:メイド(ゆづ) (透明ランドセル)
海こえた国で会おうねメイド・イン・チャイナの約束波にさらわれ
086:メイド(内田かおり) (題詠2006深い海から)
スカートに白いエプロン掛けていてメイドではなく素敵なママなの
086:メイド (如月綾) 再投稿 (お気に召すまま)
この脚のお肉を半分あげようか? 人になりたいマーメイドさん
086:メイド(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
強靭なその肉体を武器として熊川哲也『メイド・イン・ロンドン』 (熊川哲也 文芸春秋)
086:メイド(小太郎) (ねこのにくきゅう)
優しさを気づかれないように詰め込んだハンドメイドの君のブランチ
086:メイド(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
真実の声をなくしたマーメイドおぼれた腕をつかめるように
086:メイド(折口弘) (はっちんずBLOG)
故郷と言われてもふと戸惑うが背に刻印があるメイドイン九州
086:メイド (のんちゃんの衣裳部屋裏)
家事全般メイドのような日々が懐かしい 仕事が増えて
086:メイド (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
覗いてもアルバム見ても立ち聞きも彼女はメイド市原悦子
086:メイド (佐田やよい) (言の波紋)
心地よいオーダーメイドの夢を見る明日の朝には忘れるだろう
086:メイド(春村蓬) (風見鶏)
モスジーバーもメイドカフェでも働けぬ中途半端な齢であるよ
086:メイド。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
東京に産まれて育ち三十余年 カメイドって何処?地理が苦手で
086:メイド(星川郁乃) (Air Station)
メイク・ラブの過去形はメイド・ラブなのかとりあえずI miss youとつぶやく
086:メイド(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
なにもかもホームメイドが一番のちょっとぬるめの男と暮らす...
086:メイド(ヒジリ) (*tRIGger.)
12年夫婦も続きゃ「わたしあなたのメイドじゃない」もレギュラーであり
086:メイド(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
「メイド」貌なきエプロンに狎れたるは緩き川面で戯れるごと
086:メイド(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
ベテランのメイドのごとく老獪な蜘蛛のレースでノブを覆った
086:メイド (nine) (songs)
トランプのメイドと執事の黒猫が奏でるワルツ 最後のダンス
086:メイド(ベティ) (Betty's second Bar)
マーメイドラインのドレス華やいで友はきょうから別の名のひと
086:メイド(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
お祝いはメイド喫茶と決めていた笑顔の君に早く会いたい
86.メイド(文月万里) (Kagerou つれづれ)
濁点が付くだけなのに友達が下僕になったようで嫌いだ「メイド」
086:メイド(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
メイド・イン・タイワンの服に染みこんだ最上級の涙かがやく
086:メイド(千) (Mille et une nuits)
メイドでも夫でもいい 他人の手で家事がたまにはされる嬉しさ